すべてのおすすめ
こんこんあんたはどこゆくおひと
日もくれ 野もかれ たびするおひと
げるげろ ふとっちょ ひきがえる
めそぽたみやあの 古池や

 ―――もっと もっとはげしく

おんおんあんたはなぜな ....
緑の葉先から一滴の雫が零れた
一滴の雫は私の腕に落ち壊れた
壊れないままの雫は葉先で揺れ
ぶら下がり地面に落ちて壊れた


私は頭上に雫になって落ちよう
雫のまま壊れず頭上に留まろう
 ....
母のゆりかごの中で
赤子はやわらかく眠る
そこが永住の安息の地であるかのように
母の鼓動と赤子の鼓動が重なり合って
まるで三日月の夜のセレナードの聴こえるかのよう
母の恋人は夜勤で不在
赤 ....
インク花の囁きのさやかなるここは
六月の雨の庭
アジサイの清楚に花盗人の恋をする
いのちの謳歌の聴こえる
ほら、あちらではカエルも
カタツムリもそれぞれに
恋をしている

乙女もわざと ....
ごく普通のおばさんです

暮らしぶりは平凡ですが
お小遣いを稼ぐために
少々 仕事もやっておりまして
それを理由に家事は手抜している
ズボラな主婦でございます

趣味はスーパー銭湯とグ ....
天井を見ている
小さな丸い大きな目を開けて
右手は暗号を司る 特徴のある握り拳
海ぶどうのハーモニカのような 足の指
口は ホーホーと開いている

天井を見ている
見渡せる限り 見ている ....
ちゅんとしか
啼けないでなく
ちゅんとしか
啼かない

くちばしの
下にある
君の発音器官が
そう決めたから

多くの言葉を持つ人は
たくさんの選択肢を持つけれど
ほんとうに伝 ....
 
風船をふくらませる

ギリギリまで、ひといき、またひといき

これが、わたしの 愛



 
{画像=140622083456.jpg}


*


言葉が漲っていますか
心が漲っていますか


前を見ていますか
手を握っていますか


感じていますか
感動してい ....
   怒鳴りだしたい
   衝動を
   奥歯で噛みつぶす

   瞼の裏に溜まった
   悔しさを
   ギリギリの精神力で
   持ち堪えている

   溢れそうな感情を
   ....
一片の未練もなく
人を切ることができるなら
こんな憂鬱な雨の中だって
やすやすと泳いで渡っていけそうだ

あなたは繊細だから、と
人にいわれた
それは褒め言葉ではなく
弱い人間だと露呈 ....
ふるさとを知らない
おふくろ、ってどんなだろう
父さんは愛をくれたひと
猫も愛をくれて、もういない

いまテディと暮らしている
終の棲家となりそうだ
産まれたベッドは東京だから
ここも ....
 
ダンボールに愛が1ヶ

ワレモノ注意

落とさないでください、くだけます



 
おしるしが来てから二日後
夜、下っ腹に引きつる痛みがあった

陣痛 前駆陣痛か はたまた胎盤が剥がれてしまったのか
ネットで調べる仰向けの オロオロ妊婦

これは我慢できる痛みだから 陣痛 ....
{画像=140615125414.jpg}
(ジョウビタキの♀)



これまでは耳を開ける事はなく
いつも音楽を流し込んでいた
今はイヤホンを外して
外界の音を追っている
鳥の鳴き ....
通り過ぎる風のように
現れては去っていった
出会いと別れはいつも
風のようなものだから

嬉しい出会いにいつも
同時に訪れる不安感は
別れを予測し付き纏い
いつしか諦めとなった

 ....
もうこのにこやかな仮面は
皮膚と同化しているのに
剥ごうとするひとがいる
剥いだらどうなるか
わかっているだろうに

それでもそれが私の素顔だと言って
変わらずキスをしてくれるだろうか
 ....
笑って過ごしても一日
泣いて過ごしても一日

同じ一日なら
笑って過ごしたいね

時間は巻き戻せないのだから
僕は散歩でよく会う
その人の名前を知らない
顔見知りなので
すれ違えば挨拶ぐらいはする
でもその人の名前は知らないのだ



僕は15歳の初夏に
初めて見た絵に描かれている
その物 ....
{画像=140610215111.jpg}


快楽に我を忘れる
もう良いやと手放した理性


もしかすると死ぬ時もこんな感じで
意識を手放すのかな


人と言う動物は
思考を ....
 
見上げてごらん夜の星ををききながら見上げてみる

梅雨の狭間の夜空を見上げてみる

あなたも見上げてはらっしゃらないかと、見上げてみる



*YouTube 見上げてごらん夜の ....
雨の日だけ訪れるひとがいる
水を滴らせながら、入れてもらっていいかな、と
私は玄関を大きく開け
タオルとホットミルクを渡す

他愛無い話をぽつりぽつり
このひとは愚痴や怒りを表さない
た ....
わたしのさみしい骨のゆくえは
乾いた風吹く荒涼とした地
どの生き物にすら踏みつけられることもなく
ただひたすらに転がってるだけ
あしたなら抱えきれないほどあって
きのうのひとっつも無い寂寞
 ....
「梅雨は嫌い」と言ったら
おまえはそうでも
俺たちは雨が降らないと困るんだ
紫陽花の葉っぱに隠れていた
一匹のカタツムリに
小さな声で抗議された

「洗濯物が乾かない」と嘆く
なにを言 ....
深い霧のように
飛沫をあげる
たくさんの雨粒は
花柄の傘が雨をはじく
音が聴こえるあいだに
仕事帰り乙女の
世界を群青色へと
静かに揺らぎながら
変える

遅めの夕食を終えて
す ....
醗酵することは発行されたものをもたないこと
あるいは発光する冷たい微熱をかかえた昆虫の夜を生きること
あるいは薄幸な女の身の上話にあいづちをうつ場末の安酒場の空気

欲望は醗酵し発熱し自分の足 ....
{画像=140605223459.jpg}



人は他人無しには存在できない
自分だけで自立しているように見えて
他人の評価を気にして生きている


自分の生き方も定まらず自信を失 ....
唐突な話なんですがね
最近 魚になりたいって思うんです
いえ 泳ぎは得意じゃありません
なんか太陽とか土とか風とか
面倒臭いなあーって感じるから

海の中はいいだろうなあー
何処までも
 ....
愛して欲しいと嘆く
私は淋しい薔薇の花
きっと嫉妬で燃えたぎる
炎のような黄色い薔薇

本当は清楚にたたずむ
白い薔薇になりたかった
やわらかくはにかむ
ピンクの薔薇の花でもいい

 ....
今年友達になった人が
フウセン蔓の種をくれた
うちの庭に咲いたの
私が種を採ったのだから
春になったら撒いてねと言った

フウセン蔓の花というものを
私は見たことが無い
二十年も前に
 ....
乱太郎さんの自由詩おすすめリスト(7239)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
てまりうた- 乾 加津 ...自由詩11+*14-6-28
雫の夢・・・- tamami自由詩1014-6-27
いのち素描- もっぷ自由詩414-6-27
六月の埋葬- もっぷ自由詩5+14-6-27
【_おばさんの呟き_】- 泡沫恋歌自由詩14*14-6-24
天井とお空- 朝焼彩茜 ...自由詩19*14-6-24
はずれくじひいたみたいなすかすかのオレンジを憎んでみたりする ...- そらの珊 ...自由詩21+14-6-23
風船- 殿上 童自由詩20*14-6-23
自分に問いただす言葉_/_信じています- beebee自由詩24*14-6-22
【_表面張力_】- 泡沫恋歌自由詩17*14-6-20
【_愁雨_】- 泡沫恋歌自由詩19*14-6-17
てのひらの上の名前- もっぷ自由詩914-6-16
ワレモノ注意- 殿上 童自由詩23*14-6-15
痛みに強い女がうつ伏せで眠るまでの記録- 朝焼彩茜 ...自由詩24*14-6-15
静かに耳を澄ませて_/_私は緑の目を開く- beebee自由詩22*14-6-15
出会いと別れ・・・- tamami自由詩714-6-13
「こころのかたち」- 桐ヶ谷忍自由詩10*14-6-12
時の日- chiharu自由詩8*14-6-10
チョコレート粉砕機と田中さん- ichirou自由詩12*14-6-10
快楽と死- beebee自由詩18*14-6-10
見上げてごらん夜の星ををききながら- 殿上 童自由詩20*14-6-9
「雨ごい」- 桐ヶ谷忍自由詩20*14-6-8
骨のゆくえ- もっぷ自由詩1714-6-7
【_慈雨_】- 泡沫恋歌自由詩19*14-6-7
群青色の乙女- りゅうの ...自由詩9*14-6-6
ただしい醗酵のてびき- 梅昆布茶自由詩1914-6-6
人間の弱さ__/__コロンと転がった石になりたい- beebee自由詩28*14-6-5
【_妄想を泳ぐ_】- 泡沫恋歌自由詩19*14-6-4
私は美しい薔薇の花- 未有花自由詩25*14-6-3
ふうせんかずら- Lucy自由詩20*14-6-1

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