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雪が私の小さな夜に降りしきます
冷たいものを無限に受け入れて
静かなまま染まるのです
記号という名前だけをもらった
小さな星雲たちみたいな
街灯が青白く照らす夜です

星を頼りに渡る鳥は ....
朝から起きられない
なんとか薬だけを飲み
また うとうとと眠る

昼近くに遅いブランチをとり
また夕方まで眠る
長い長い眠り

何日も何日も眠りの日々は続く

その眠りの中で
私 ....
懐かしい声から
その表情が見える

突然消えたその人は
数奇な人生を送り
普通の人生では
見ることのない風景の中に生きた人


老いた目蓋の奥に
鋭い瞳を覗かせて

奥底から笑 ....
青い月が私に囁くとき

夜の風が吹き抜けて
青い月はいっそう
冷たく見える

一緒にはなれないよ
そんなあの日の
貴方の言葉を思い出す



朝には白く
消えゆく月に

 ....
こころ秘かにそう呼んでいた

――温泉宿ではなく海辺の一軒家を

灰褐色をした雑木林と
露出した山肌が囲み、
いつからか戻らなくなった主の代わりに
月に一度か二度、ぶらり現れては泊まって ....
 明日の朝一のサプライズを準備していたら遅くなってしまった。その甲斐もあって机の中の仕込みはばっちりだ、驚く顔が目に浮かぶ。
 教室を出ると、職員室の方に先生達の気配がある位で、校内にはもう殆ど人が ....
 

野菜スープを
朝食と同じように,出す
雨は止み、妻帰り来る
夕食時

木曜日は絵を描く日
薔薇を四輪
妻にはまだ見せぬ
二人で外へ、傘をさす

雨の木曜日
木曜島という ....
僕が女になっても好きでいてくれますか
女に生まれていても 好きになってくれましたか
姉に生まれていても 好きになってくれましたか

僕の肌が黒くなっても好きでいてくれますか
日本人じゃなくて ....
雪の中に埋めたのは
秋に散った
桜の葉っぱ

雪の中に埋めたのは
頑なになった
感情の石ころ

雪の中に埋めたのは
大きな白菜
真っ白な大根

雪の中に埋めたのは
恋焦がれる ....
「アメハキライデスカ」
空は悲しげに
「アメハキライデス」
しかめっ面が濡れた歩道を駆け抜ける

「アメハキライデスカ」
空は悲しげに
「アメハキライデス」
硬い路面はいよいよ黒く
 ....
春 近く
今 輝く大海の一滴で
水晶を濡らし
世界の浄化を試みて


春を待つ
植物らの冬ごもり
陽光の射角
昇り 高まる


温帯 東京は
冬の日光浴こそ
快適な遊び
 ....
自転車に乗って
切り裂く無限がいとしい

風と共に過ぎ行く人の
寂しげな拒絶がいとしい

どこかへまっすぐに突き進んでいく
私のありあまる馬力がいとしい

どこかへ行き着くために ....
ふゆふあ


あったかいふとん
ふゆふあ
つめたいあしが
ふゆふあ

こぽこぽおふろ
ふゆふあ
じーん、かたまで
ゆげのけつろ

つかのまのひざし
ふゆふあ
めれんげにく ....
世界を閉じて栞を挿れた
綺麗すぎる夜だから
目を閉じて君を隠した
消えるの見たくないから

空という言葉よりも
空の青が好きだ
君という言葉よりも
君の声が好きだ

言葉の入りこめ ....
貴方なんて嫌い

嫌い

嫌い

嫌い

何度言っても 言い足りない

そう
こんな風に

本当に『嫌い』になれれば

こんな独りよがりな苦しみ

知らなくて済んだの ....
淡灰色の木綿

胸元に縫われた
鉤針編みの
ほんの些細な花を

両肘の下で袖をとめる
小さなボタンを

白いタイツを履いた
二つのひざに触る
生成色のピコレースを

顎の下か ....
風を辿ってみれば
春はいまだ遠い
待っているのかもしれない
病室にいる母に
思いを巡らす
どんな風景を、この雪
窓から静かに
眺めているのだろう

病を患って永い
爪の先からこぼれ ....
ある休日の朝
久々に公園へ散歩に行った
公園ではたくさんの子どもが遊んでいる

砂場で遊ぶ3人の男の子は
青色のシャベルを使って
一生懸命にあなを掘っている
お城をつくったり
トンネル ....
夜半過ぎに雨は降った
大地は黒く浸透されて しっとりと
朝の目覚めに清涼な大気があり
吸う息 吐く息は冷たい湿潤を
血の通う暖かな肺腑と交換する

私の知らない夜
夢の潮に委ねた聖なる夜 ....
遠い 遠い 空の 空の 下
あなたはどうしているのでしょうか

ただ胸にポカリと開いた穴から
静かにトウトウと流れ出していくようで

酩酊して
街の片隅のコンクリートで忘れ去 ....
君の瞳に映るもの
すべて僕が壊そう
明日を迎えるための
ゴーサイン
響いてるから
前に進め 恐れずに

『忘れた』
あんたは言うけど
嘘だって
いくら季節が巡ろうと
変わることな ....
沙漠。人たる飛沫の色と喘ぐ口
そして些少の水、忽ち陽も声なき砂に埋もれ
凛として立ちつづけた女の淡い影
匂い燻る、榴弾の転がる塹壕を後に

夜の静寂が痩せた躯(むくろ)を晒して
番いの命、 ....
Nice to…

ああ、キン肉マンのおでこに書いてあるやつね
違ったっけ?

あなたは苦笑いしながらも頷いてみせる

完璧主義者を気取るあなただって
お母さんのお腹から出てき ....
ふと、 指と指
知らず知らず遭遇したら
あ、デコレーション
あなたの根拠を知りたいわたしの炎症
(ラズベリーのつぶらさ、紅さ、の)
を、ホイップクリームでくるみ、わたしは
しん ....
黄金のようだ
輝く空が

太陽は熔けた白金
月は静かな銀
星星の黄金

天空は黄金の光
都市で乱反射する
ビルディングが輝き
メタリックな車は1トンで疾走しながら
光を振り撒 ....
全天の半分が
この太陽の光で圧倒されて
青空の透明感が増す
枯れ枝に太陽光は懸かり
直視できぬ もどかしさ

潮のごとく逆巻く直射光
日差しは小さな部屋を満たし始めて

また静かな一 ....
たまにシあわせミたいなシろくろのしゃシんはあるけレど

聞こえるかいド
愛せないよとてもレ
その儘に生きてもド
ソ愛は聞こえないソ

シ・シシ・シ

ド辿り着くのかいド
レ水着はあ ....
夜ふらふら歩くあなた
いっぱい傷が見えるよ
それでも必死な笑顔
それはいらない
涙を貸すよ
思いっきり泣いてごらん
あなたの涙で種から芽が出るよ

朝よたよた歩くあなた
そんなに涙を ....
 
裏木戸が
閉じたり開いたり
冬の言葉で話してる

積もる
雪の音以外
何も聞こえない
意味の欠片さえ

さくさくと
家に帰る足音が
遠くからやってくる
もっと遠い
何処 ....
うまれたばかりの太陽が
すっかり欠伸して
ベッドによこになる夜

太陽の子は
テレビ電話で
その様を
写し出して。遠くに。

一月
厳冬の夜を貫き
煌めく
太陽の
完成されな ....
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