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東の方角からその 訪れが告げられると
愛らしい小鳥たちの一日が始まる
まばゆい永遠の訪れが告げられると
嫌われものの黒い翼の一日が始まる

東の方角からその 訪れが告げられると
エスプレッ ....
 
やさぐれた町に、カップ酒の男がひとり

あまりにしっくりしていて、存在すらわからない

そのポケットに色あせた息子の写真があるなんて誰も知らないし、興味もないことだ



 
ここは東京 刹那街
沈む夕陽は 茜音色
お他所とおんなじ懐かしさ
さよなら さよなら
今日の 東京刹那街

ここは東京 刹那街
朝陽の空は 菫礼色
お他所とおんなじ爽やかさ
おはよう ....
黒のお茶に半月浮かべて
トースターでパンを焼く
焼く順番で喧嘩になって
お茶の色で喧嘩になって
バターが切れたと泣いて
わめいて 子どもの朝が
船出する 半月が笑った
海に似せた塩水の中で
アサリが生きている

暗い冷蔵庫の中で
触手を伸ばし
冬の海だと勘違いする

時々さみしくなって
ステンレスボウルの海底で
誰かを探してキュウと鳴く

わた ....
道端で踊っている
つたないステップ
危ういターン
手を差し伸べたそうなおとなたち
きっと拒絶するだろうな
あの少女
いるようでいない
いないようで皆が注視している
そんな邪魔な存在に気 ....
軽いほんの出来心
出来心からのほんの道草
道草でしか会えない宝石
拾い集めてポッケにしまい
お家に戻って眺めてみたら
ためつすがめつしてみても
それらはただの石っころ
音速が光速を超える夜
マシンが、たったひとつ燈した灯りに負けない夜
最後の灯りも消して音の世界に埋没する夜
ヒズ・マスターズ・ボイスが闇を透視して
音が視える夜
孤独って案外、
最高の永遠 ....
砂埃の舞う通りを
風鈴屋が行く
わたしは手をとめ
格子戸の隙間から
そっとのぞく

リヤカーを引くのは
妙に血色のいい男
ほんとうは人買いなんだと
おかみさんが言う

色とりどり ....
葉は大きく強い自分を誇らしげに自慢していた

しかし親の細く貧弱な幹の太さを知ると

風で飛ばされ無いようにと力の限り握り続けるその親の姿が情けなくて

父を軽蔑した



細い葉 ....
家の中の草原です
それは
冬の朝であっても
凍らない草の原

人に踏まれて
煙草の焼け焦げをつけられ
とうに瑞々しい緑は失われ
白茶け くすんで 擦り切れている

それでも私は草な ....
誰にも苦しみや悲しみがある。
でも自分の価値を見出し
自分にしかできない事をして
悔いのない人生を送る

それが来世への希望になり、
最期には安らかに眠りに
付く事ができる。
気持ちだ ....
冬の朝のフローリングは
薄い氷が張っている

朝一番に起きて
冷たい氷を踏むのは私の役目
ぱりんぱりんと音をたてて割り
かまどに火を入れ朝食を作る

陽が昇り
村人たちが起きる頃
 ....
コーンスープを飲むころには
カップは既に熱さを失い
一気に飲み干せば
底に
意地悪く溶け切らない
塊がある

底に
溶けてはいけない
塊がある

底に
許さなければいけない
 ....
殺さないでください
いつかは
死ぬ運命だとしても

殺さないでください
ほら 
私の息は
おもちゃのラッパを鳴らすことだって出来るのです

あなたが私に買ってくれたラッパです
これ ....
生まれてきてしまったのだから もういいの

よろこびに満ちた今日だったから もういいの

過ぎてしまったことだから もういいの

やるだけやったのだから もういいの

死んでしまっ ....
風を脱がされた雨が淋しげに
吶吶と落ちている
かなしみだ
わたしのかなしみのうつしみだ

晒されて
ほら聴こえる
よおく聴こえる
嘲笑い

わたし、宛て





風 ....
残業も無いのに帰宅もせずに待っています

午後7時45分

太陽をいっぱい かごに入れていますね

知っているんですよ


この建物の中は 外より寒い

大丈夫 安心して下さい
 ....
親指が落ちている
孵化できなかったさなぎのように

雨に濡れている誰かの親指
生まれ変わることが
喪失の上のなりたつならば
感傷ははなから捨てなければならない
でなければ
君のように
 ....
僕のこころは

いっぱいいっぱい

君のこころは

いっぱいいっぱい

世界のこころは

いっぱいいっぱい




また一粒

零れ落ちてゆくよ  ....
{画像=121014170013.jpg}



遠くから聞こえてくる音楽
幾つものの輪が拡がって
自分の心のどこかで繋がっている

初めてスキップをした時、
いつだったんだろう?
 ....
 
しまったって感じで今頃朝顔が咲いた

いいんだよ

夏を閉じこめた種はまた蒔いてあげるから



 
サンズイに雨、
雨がふると
淋しくなります

しとしと言う雨も
ざあざあ言う雨も
ぽつぽつ言う雨も
どんな雨だって
淋しくなります

地面の下に埋めた
あなたの骨は
永久に芽を ....
寝息を立てる背中に心の中で呼びかける
世にも優しい人
ベニヤ板で塞がれた窓に蒼い月の光を描こう
今は夜中、外は涼しいはず
都会も眠り、時の歩みも止まったよう
月光と小さな鉢植が要る(習慣化の ....
人を幸せにするのは
自分には荷が重過ぎる
自分の事もできないのに
人の事ができるはずがない。

身の程知らずの大馬鹿者である。
自分にしかできない事をする。
自分の事はきちんとやる。
 ....
たんぱくしつは
熱せられて
固まる

夏に固まった
たんぱくしつが
秋にゆっくり冷えていき
やがて
土に還っていく

冬にほどけた
たんぱくしつは
僕との螺旋の約束を
のんび ....
やまびこは
いつだって待っている

誰かが
自分の方へ
声をくれるのを待っている

やっほーに
どれだけの意味があるのか
ないくてもいいし
もちろんあってもいいのだが
ただ
や ....
下を向いていることが なにより好き

下しか見えないから 当たり前


もっと前を見つめて 天を仰ぎみて

大きく羽ばたき 

大きく羽ばたき


うん そのあと どうする ....
空に飛ばすもの
紙飛行機
手から与えられた動力だけで
人には真似できないことを
いとも簡単にやってしまう
おまえはいつだって軽いね
たった三秒の空中飛行に
まさか私が希望なんて
重たい ....
よってたかっての虫達が少なくなった頃を見計らって甘い香りを遠慮もなく振り撒いて
誰を誘惑しているのか
ずるい金木犀だ

俺だって 夏からつきまとわれて 迷惑している女の子達がいて

 ....
乱太郎さんの自由詩おすすめリスト(7239)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
四丁目の朝のデッサン- もっぷ自由詩312-10-22
男がひとり- 殿上 童自由詩21*12-10-22
東京刹那風- もっぷ自由詩212-10-22
或る喜劇- もっぷ自由詩312-10-22
擬似世界- そらの珊 ...自由詩16*12-10-22
踊る少女- もっぷ自由詩412-10-21
ポッケに仕舞った出来心- もっぷ自由詩512-10-21
最高の永遠- もっぷ自由詩212-10-21
風鈴屋- そらの珊 ...自由詩8*12-10-21
紅葉- ぎへいじ自由詩18*12-10-21
冬の朝の畳- そらの珊 ...自由詩1012-10-20
生活の質(QOL)- ペポパン ...自由詩1012-10-20
冬の朝のフローリング- そらの珊 ...自由詩20*12-10-19
- そらの珊 ...自由詩612-10-18
殺さないでください- そらの珊 ...自由詩912-10-18
もういいの- 芦沢 恵自由詩15*12-10-18
とつとつと- もっぷ自由詩812-10-17
待ち伏せ- ぎへいじ自由詩15*12-10-17
親指- そらの珊 ...自由詩1012-10-17
こころの器- 多紀自由詩15*12-10-16
スキップ- beebee自由詩30*12-10-14
しまった- 殿上 童自由詩23*12-10-14
淋しい林- そらの珊 ...自由詩1712-10-14
世にも優しい人- salco自由詩13*12-10-13
自分には荷が重過ぎる。- ペポパン ...自由詩9*12-10-13
たんぱくしつ- そらの珊 ...自由詩712-10-13
やまびこ- そらの珊 ...自由詩10+12-10-13
ふつう- 芦沢 恵自由詩18*12-10-12
フライト_シュミレーション- そらの珊 ...自由詩11*12-10-11
星は流れない- ぎへいじ自由詩14+*12-10-10

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