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いつも追いかけている
あなたの幻影
おさげにできない
短い髪と
冬になれば凍傷にすらなる
無防備な手の指
泣きながら追いかけている
わたしの手には数枚のあなたが

なぜ
笑えるの
 ....
備え付けの
グレイのロッカーの扉を開けると
中に針金のハンガーが二本
ぶらさがっていた

わたしの前に
入院していた人が
使って残しておいたものだろうか

ただ一本の針金からできてい ....
その日
私は独り鉄棒に腰掛けて
夕日を眺めていたいだけだった

鍵を掛けて体の奥に仕舞っていたはずの
シキュウという箱の中に
エイリアンの胎児が
突如侵入してきたみたいで
ただ不快で気 ....
あなたはいつも雨降りで
子猫みたいに濡れそぼち
そのくせ強く匂わせる
刃物を当てた乳房のように


ぼくの真顔の疑問符も
蒼く滲んでインクのよう
何時のころから遺書めいた
ことば遊び ....
 しぬなんておもいもしなかった
 ひとが
 海をみていた
 くっきりカゲを増した
 夕映えの
 不知火干潟で
 たぶん夢中で
 ファインダーをのぞいていたにちがいない
 もえのこる ....
なんにでも
なれるよ
手にも
足にも

明日の扉をあけたいと思ったら
鍵を差し込んでごらん

キミの心がそう望むなら
ボクはなんにだってなってみせるよ

翼にも
聞いてくれないことは
よくわかっているよ
でも言う

さみしいよ
とても

きみは翼があれば
ってのこして
発ったのか
それとも夢だったのか

あの日
わたしは邂逅なのだと信 ....
とても綺麗な青空だ

とても自分が

無価値な気がして

黒い塊が胸いっぱい


それでも

この花束を

君に この花束を




エッフェル塔に登 ....
ひとは知らずに響きをのこしてゆく

希望の響きばかりではないが
きみが生きた証だと信じている

それは言葉の流星群となって
僕の夜に降り注ぐのだ

そして花火のように弾けて燃えつき去っ ....
凍てついた北風に
千切れそうな私の耳が
ちぢこまって 蝸牛

冬枯れた街には
緑も少なく 小鳥もいない
鉛のような 空が重たい

春がこないかなあ……

声に出したら
一歩だけ  ....
自分が書きたい詩を書くこと
読みたい詩が読めること
それだけの為に
命をかけていた



「おしん」の最終回のように
かつて、我慢に我慢を重ね
頑張る姿が人の感動を
呼 ....
ふところ広いあの人と
度量のちいさなあの人の
中ほどあたりが
わたしです

勇猛果敢な眼差しと
こわごわ逸らす上目遣いの
中ほどあたりが
わたしです


ひとの間に
ひ ....
粉雪のリフレイン
埋め尽くす真っ白な想いは
あなたに会いたくて会えなくて募って行く

悲しみのリフレイン
降りしきる雪の華の中
私はひとりきり淋しさを{ルビ弄=もてあそ}ぶ

あなたに ....
ティッシュペーパーをちぎってちらしたような薄い雪が、スローモーションのように降っていた。制服にマフラーだけじゃ寒くて手をこすったりしてるとユウトが毛糸の手袋を貸してくれた。わたしの ....  
まどろみの午後、鼻毛を抜いていた

おや、白いのが一本

ちょっとした目眩をおぼえながらも、また鼻毛を抜くことにした



 
僕たちはなんのためにボブ ディランを
きいてきたのだろう

少なくともこのユダヤ人の歌は
娯楽ではない

でもトークブルースとしては
とても素敵だ

NHKで放映されたドノバンやジョ ....
初めて会ったきみはあどけない顔の
いたずら好きな中学生だった
母子家庭の一人っ子だったきみは
わたしの中に父を見たのか
以来様々な報告をしてくれたが…
自分をコントロールできない意志の弱さと ....
雪原の笹が体をふり
両手を振り
またなって片手を振って
やがて居眠りでも始めた様に埋もれた その後に

カラカラとスキーリフトに乗って虫達が上がって来る

白銀に立つその姿に
 ....
人は
たくさんの事柄を
忘れながら
生きています

朝起きてみれば
隣の空き地は
白く覆われて
ただひとつの足跡もない
とてつもなくやわらかい
真新しい道に思われました

その ....
ぶつからないように
ぶつかって


絡まないように
絡ませてしまう


濁らないように
やっぱり濁りの中に浸かり込んだ


傷つかないように
傷つき泣いて
傷つけないよ ....
たゆたう春の輝きのなかにも
かの冬から
秋から
夏から続いてきた
いや 太古の昔より続いてきた
乙女の川くだり
老若問わずの乙女の川くだり
それは誰にも止められず
海を 目指す
女性 ....
冷たい布団に潜り込んで
悴んだ体を丸め
膝を抱えて
ゆっくり目を閉じる

呼吸を整え心臓の鼓動に重ねると
間もなく私の意識は解き放たれ
私を形作っている六十兆の細胞の波間を
ゆらゆらと ....
雀の寝床をみつけても
太陽起こしちゃいけないよ
雀はぐっすり夢のなか
お米がいくらも食べ放題

雀を昼間にみかけても
天気は気にしちゃいないから
きょうの糧には何を得た
それだけ案じて ....
ずっしりと垂れ下がる雲
光を覆い隠して、まるで
世界の終わり、みたいだ


窓ガラスに流れる水滴を数えてた
何度も間違えては
適当な数字からやり直してる
だから、でたらめ


そ ....
走って 走って 走って行く
走った 走った その先に
何も見つからなくて
途方に暮れた女の子

走って 走って 走って来た
走った 走った その道に
何かを落してきたの?
そっと振り返 ....
1月も終わりのとある平日。

かわいらしい小さなカフェに集う人々があった。



カフェに置いてある品々は、その多くが手作りのようで

ペンキ塗りの壁には、楽しげな手書きのイラスト、絵 ....
冬の涙はさらさらで
誰も引き止めるものはない
蜂蜜ほどの粘度があれば
甘く熟成されようが

冬の涙が歩き出す
朝の魔法にうながされ
あなたの窓に
わたしの窓にも
朝凪の浜に降り立ってみると
詩が
たくさん打ち上げられていた
、それらには
誰にでも読めるようなカタチで

と書いてあった

それぞれに棘だとか
ウィルスだとか
病原菌だとか
 ....
十四行に願わくば
うらおもてない言葉をと
第一連に願わくば
ひるがえさない誓いをと

いつか五行目陽光に
照らされうたはほがらかに
第二の連も終わる頃
照らす灯りは燈されて

古式 ....
お部屋の外の漆黒に
銀のスプーン揃ってる
少女は絵本を抱きながら
ちっとも読まずに泣いている

今夜はきのうと違う宵
だけども少女の時計では
背丈の伸びに判をして
こころの伸びには封を ....
乱太郎さんの自由詩おすすめリスト(7227)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
免許証のみる夢- もっぷ自由詩713-2-7
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その日- 夏美かを ...自由詩29*13-2-7
雨の鳥籠- ただのみ ...自由詩19*13-2-6
さいごの一枚- 石川敬大自由詩17*13-2-6
未分化細胞- そらの珊 ...自由詩1213-2-6
朝陽- もっぷ自由詩4*13-2-6
花々- 多紀自由詩17*13-2-5
響き- 梅昆布茶自由詩24*13-2-5
【_冬の吐息_】- 泡沫恋歌自由詩20*13-2-5
あの時、生きることが第一だった- 鵜飼千代 ...自由詩24*13-2-4
人間- 千波 一 ...自由詩8*13-2-4
粉雪のリフレイン- 未有花自由詩10*13-2-4
この海の底にとどく光- ねことら自由詩5+13-2-3
鼻毛- 殿上 童自由詩13*13-2-3
ボブ・ディランの肖像- 梅昆布茶自由詩23*13-2-3
少年A__- イナエ自由詩7*13-2-2
雪上の虫- ぎへいじ自由詩13+*13-2-2
残り雪- そらの珊 ...自由詩2913-2-2
こうなって- 芦沢 恵自由詩24*13-2-2
乙女の川くだり- もっぷ自由詩413-2-1
私は私に抱かれて眠る- 夏美かを ...自由詩20*13-2-1
- もっぷ自由詩713-2-1
白が虹むところ- あ。自由詩5*13-2-1
ヒュプノスの眠り- 凪 ちひ ...自由詩6*13-1-31
ピアニスト・シンデレラ。- 元親 ミ ...自由詩1113-1-31
- そらの珊 ...自由詩12*13-1-31
- もっぷ自由詩813-1-30
ソネット- もっぷ自由詩313-1-30
私の名前- もっぷ自由詩513-1-29

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