すべてのおすすめ
私は一篇の詩になりたい
それはたとえば路傍の風景

私は何も語りたくない
ひととしてのさびしさなど

私は私でありたくない
私にとって 私でありたい

私にどうして姿があるのか
多 ....
ハッピークリスマスイブとまだ
誰にも云っていないイブ
陽光が不安定な
そとを想う

と、光りがこの部屋に訪れた
わたしはしあわせの意味を視る
光りの色は光り色
あなたの骨の、色のその次 ....
この世に生まれて以来わたしは、母の愛を知らない
産んだ女性はもしかして、母なのかもしれないけれど

いまわたしは泣いている
生まれて初めてのことのように
いまわたしは探している
それはたと ....
つい見てしまう文字が
、受け取り方次第とはいえ

部屋が物が喋り過ぎる
とても耳障りに

だから
わたしは
わたしの世界が
わたしにやさしくしてくれる

ベージュ色の音楽だけでで ....
あなたの真冬の冷え切った裸の手を
わたしはしっかりと抱きとめてあげたい
みれば指が崩れている
肉はぐちゃぐちゃ 骨が視えているよ
、わたし信頼できる薬局を知っているから
良いお薬を買って手当 ....
サンタへの御願いは
「あったかいポエム」がほしいってことのいま
思い出すのは、ポエム売りの少女は
ほんとに居たはずだってこと
「あったかいポエムはいりませんか」
って云って聖誕祭前でにぎわう ....
夢は、憧れは
それはわたし自身が
父さんに決して恥じないでいられること
神さまにやっぱほめてもらえること

父さんには あとで 聞いてみる
神さまにはいますぐに降りてきてもらって
どこか ....
心は一輪の不自由な花だと思ってほしい
つまり摘まれることを拒むことができない
哀れなそれは
でも確かに一つの命だとあなたにわかることは
ないよ、ないよ、と今朝も鴉が歌ってはいるけれど
何もわかってなどいないのにそれでも
「わかるよ」
って言葉をくれる人たちは優しいと
私は素直にそう思える
そんな季節が訪れた
文壇の成績が神に認められ
夏目漱石は太陽になった
太陽になった夏目漱石は
吾輩は太陽であると云う小説を神に送った

文壇の成績が神に認められ
太宰治は土になった
土になった太宰治は一言
 ....
 
あなたとわたし

その狭間にあるわたし

それだけがほんとのわたし



 
栞をはさんで閉じようとした
歳時記が
本を押さえても平らにならない
抵抗している何かが居る

、それは直感だった
それが何にせよ傷をつけて
可哀そうなことになったらと
まず案じて、本か ....
そういえば野葡萄の森には
女学生たちの笑い声が響いていた
ルージュをいまだ知らないいとけなさが
あまりにも無防備にうららかに
秋の終わりを彩っていた過日

   #

電気代・ガス代に ....
落ちては掃く
落ち葉の

落としては掃く
落ち葉の
だれでもない
わたし

日暮れの
空の
落とされては掃く
落ち葉の

だれでもない
わたし

だれかが
どこかで
 ....
綴られて次の頁へゆく前に
少女はもう一度 花野へ足を運んだ
静かな色彩の秋の花花に
じっと見入っている
草の実が、
ぼくたちも居るよ
とそっと少女に言いたそう
けれども時は待ってはくれず ....
道のこっちっかたにあるのがシロツメ畑で
そのはんたいっかわがレンゲの畑
記憶のなかでもそしてきっと当時でも
道の右っ方にあるのがシロツメクサの群生地で
左っ方がレンゲソウの
それは家路だった ....
とにかく雨が酷いし午前一時五十分 眠ると
かそんな気持ちになんてとてもなれない す
ぐそこの中川が氾濫する氾濫する レベル4
だと携帯は鳴りやまない(気がするほど怖い)
そんな夏の終わりのこと ....
ばくは水晶の瞳を手にいれたのだろうか

急行列車に窓を映した彼女の瞳は透明すぎるほど

ぼくは息をそのままに飲み込んだ

枯れ葉を映し

住宅街に戸惑いながら

彼女の瞳は

 ....
きみは静かにほほえみながら
南からの光りのなかに居た
からだには何もぶらさがってはいない
つながっているものはない
上質な羊毛のセーターが似合う
淡いベージュの英国製
スリッパなど履いては ....
いつも見ていたわけじゃないのに
あなたの笑う顔がいくつも
僕の頭のなかにいっぱい
映っている

明日はきっとうまくいくから
大丈夫よとあなたの声が
聞こえるわけないのに
響いている
 ....
来るわけもない電話を待って
呼ばれていない場所へ出かける
いつものやり方くりかえし
たぶんわたしは終わるのだろう

降る里のない想いのことば
白い袋に詰め込んで
イブの夜にはサンタになっ ....
三日眠っていない
ほぼ意思の力で
三日眠れなかった
意識を失う勇気がなかった

考え続けたかった
いろいろのことが散らかっていて
整理のつかないままにいま
もうどうしたらよいのかわから ....
一.ほとり
泣きやむことを忘れ
とてもわたしらしくなったと
この夜いつまで居ようか
ここに



二.花占い
そこの{ルビ他人=ひと}は暗がりで
命を摘んでいる
気になって仕方な ....
父さん居るのなら聴いて
日日ほがらかに楽しいです
あなたの最後の願いのとおりに
日日はとてもさいわいに満ちています
私の右手は人を指差すためにあるのではない
私の左手は施しを掴むためにあるのではない
 
あなたの息づかい

あなたの体温

ほんとはね、わたし、それだけで生きていけるの



 
私からジャンとハイジを取り上げたなら私は発狂するだろう おかあさん

と無邪気にゆってみたかったよ
あなたの愛がほしかったよ
あなたをみあげる背丈の頃に
たいせつをさがしている
大袈裟でもなく控えすぎず弾力をもつもの

空は低いが僕の中にそれをおしあげる力があるだろうか
誰も風化しない星々も変化しないのではちょっと困るのだ

粘土のように塑 ....
道々拾うそれらはどれも
純度の高い結晶だから
とても効き、沁みる
わたしは決定的にまだ、
持っている 家路 を{ルビ長靴=ちょうか}で踏みしめる
たどり着いて(そして孕む、卵のかたち)
ど ....
乱太郎さんの自由詩おすすめリスト(7227)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
すみれ(即興)- もっぷ自由詩2*15-12-25
ハッピークリスマスイブ_2015- もっぷ自由詩3*15-12-24
それは青い薔薇(即興)- もっぷ自由詩315-12-22
攻撃- もっぷ自由詩415-12-20
夜が明けたら- もっぷ自由詩315-12-18
ポエム売りの少女は居たはず- もっぷ自由詩4*15-12-18
夢は、憧れは- もっぷ自由詩115-12-18
鴉の歌- もっぷ自由詩615-12-14
大人の十二月_(2015)- もっぷ自由詩315-12-14
文豪達の死後- 陽向∮自由詩10*15-12-13
わたし- 殿上 童自由詩20*15-12-13
ごめんなさい- もっぷ自由詩6*15-12-11
乾いた雪- もっぷ自由詩815-12-10
オルガン- たま自由詩1415-12-8
歳時記の白い栞- もっぷ自由詩615-12-5
家路- もっぷ自由詩2*15-12-4
ロンドン橋ならば落っこちない?- もっぷ自由詩415-12-4
水晶- レタス自由詩115-12-3
あしたもまた相変わらずに詩を書いてそして- もっぷ自由詩415-12-3
水晶のレモン- 北大路京 ...自由詩915-12-2
ふゆのおさいふ- もっぷ自由詩7*15-12-2
2015.12.02(仮に)- もっぷ自由詩415-12-2
デルフィニウムの線描をください- もっぷ自由詩10*15-12-1
往信- もっぷ自由詩515-11-30
8:00p.m.- もっぷ自由詩615-11-30
ほんとはね- 殿上 童自由詩17*15-11-30
マイ・シュタイフ- もっぷ自由詩315-11-30
みあげて- もっぷ自由詩4*15-11-28
たいせつの歌- 梅昆布茶自由詩19*15-11-27
冬のあした- もっぷ自由詩5*15-11-26

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