すべてのおすすめ
{引用=(いつでも、何もないえがおでいてほしい、無条件に)}
近づきすぎると見えなくなる
遠のいてゆくとさみしくなる
他に、どこも、どこにもみつからない
てさぐりで、探した宇宙 ....
電話越しに詩を読んだ
母の日みたいと
喜んでくれた。
本当の母には
サゴチのから揚げと
ベーコンとほうれん草の炒め物
カーネーションはと聞いたら
いらないと言う
水墨画を描 ....
流れゆく景色の中で
ボクはキミと出会う
厚い雲に覆われた空と
よく晴れた空の真ん中
向かい合うイスの対角線
距離は六尺程か
キミとボクは今
同じ時間を共有し
....
汗をかいたグラスに、こはく色のグラデーション。色彩
ゆっくりと・・・・沈んで、しずんで、いる。向こう側の見えない
夏の灯・かげろうの夕がた、
コンビナート、それに至るまで
の地平線、待ちくたび ....
時雨れて 灯る
電飾の街に
密かに流れている 音楽
それぞれの想いに
灰にむせぶ
軒の低い 並びに
人 人は傘に身を寄せて 通り過ぎ
雨足に歩道は すっかり
足音と ....
足で持ち上げ
タカイタカイをする
喜ぶ
前後左右に振る
肩車をして
走りまくる
手を持って
くるくる回す
くさいくさい布団で
指をくわえ
ウキワでヒマワリ
カタツムリを作 ....
そのちいさな身体には大きすぎる
僕のYシャツを着ている君
窓に浮かぶ思い出は
あの日ならんで歩いた砂浜
せまってくる白線をとびこえて
水しぶきをあげてはしゃいでいた
いま
....
海岸で拾われてきた貝殻みたいに
居場所を少し間違えただけ
それがあるべきところから
遠く離れてしまうよう
「そう、まるで午後の雨のようね。」
と、あなたはつぶやいた
空の天井を落と ....
嫌いなもの。
この世で一番 嫌いなもの。
君を 待つ 時間
幸福なもの。
この世で一番幸福なもの。
君を 想う 時間
君を想いながら待つ この時間は
果たして ....
悲しみを表す言葉を並べて
悲しみの詩が出来たら
その悲しみは意思をもって
そっと旅立っていく
そんな気がして
僕は少し嬉しくなる
喜びを表す言葉を並べて
....
ピーナッツが好きな子が
いました。
家にあるピーナッツは
全て食べてしまいます。
柿の種
落花生
チョコピー
ピーナッツ煎餅
お母さんはピーナッツを
買ってきてくれません。
....
僕は英語が分からない
だから読まない
解る人は
ちょっと鼻にかけて
僕に見せくれる
ばーか
それ、メガネだよ
と、思っていても
僕は解らないことが恥ずかしくて
何も言えな ....
朝起きると気付いた、空は貼り付いているんだ
青色のセロファンが
電球を通して海を染めているんだ
それを知ったのは今日だった
間違いも無く今日だったんだ
昼に目を瞑って気付いた、ぼくの心臓 ....
おかしのぱんだにつれられて
あたまにおおきなももいろりぼん
てあしはちぢめてふくをきて
てをつないであるいてく
ぱんだのては
だんだんねとねとしてくる
おかしだからしかたないね
....
散歩をした
車椅子に君を乗せて
君は
新しい家を見に行く約束を
楽しみに待っていたけど
疲れ切った君を
ぼくは
新しい家まで
連れては行けなかった
散歩をした
....
林檎がふるえている
暗い海の底で
ヒリヒリする電波を発しながら
傷んだ痕をさらしている
林檎たちがふるえている
共鳴しながら
いくつもの透明な触手を
スルスルのばし
痛みをそっ ....
思いつめていた
ぼくは
天界と地上を
さまよう
こころの中で
これ以上は
もう
これ以上は
猫は
ぼくのそばを
離れない
死の匂いを
嗅ぎとって
窓からは ....
死体は人が生きた名残りで
その顔に浮かべる表情には
人生のすべてが凝縮されています
葬儀に集まった人の中には
涙を浮かべる人がいたり
明るく振舞う人がいたり
誰もがそれぞれ ....
お愛想だと判っていても
みょうな期待を持たされてしまう
口ぐせなんだよね
未来と繋がっているようで
繋がってなくて
この連休の天気予報みたいに当てにならない
悪気なんて無いのだ ....
足がかゆい
ばりばりと
かゆいあたりを
かいてみる
痛みはもとより
触れても分からないはずの場所がかゆい
きっと
ナイフで切り付けても気付かないであろう足の一部
神経が ....
まだ小さな子供だった
覚えてるよ、小さな手
春は桜
夏は蝉の鳴き声
秋は紅葉
冬は粉雪
この道を365回通る頃には
私の身体も大きくなった
君の一年は私の5年
....
風に乗せて飛ばす花びら
薄紫色の想いを込めて
勿忘草の空へ問いかけるの
憶えているかしら 花の色
風も季節もあの頃のまま
ただあなたの心だけ変わったの
ねえ時を止めて
おとぎ話をこわさな ....
ロッキングチェアに座る
クラシックを聞き
うたた寝
風が気持ちがいい
前は一面
麦畑、青い穂
犬とじゃれる弟
芝生の上
植木に水やり
芝刈り
青臭い匂い
サマーチェア
....
見えない力を
信じるんだ
見えない力に
委ねるんだ
念じると
できないものが
できるようになる。
逃げてはだめ
口で繰り返し
口ずさむ
欲しいものを
請い求めよ!
僕はこころを奪われたことがない
がむしゃらに泣いているときは自分がみていてくれるから
僕はこころを奪われたことがない
春の夜風が気持ちいいのは、お風呂から出たあとだと知っているから
....
日差しの強い、つよいなか
歩いてわたりました。
まどの中から でしたが
緑葉のまぶしいこと
ひとつぶひとつぶの
空にむかう
房
ふさふさ
ゆれゆれて
ゆさぶられ
....
すがすがしい
晴れの日に
散歩に出る。
花が咲いている
ひなげしの中にオレンジ
ツツジの中に赤
薔薇の中にピンク
キンギョソウの中に黄色を見る。
浮かれて庭木の前で
立ち止ま ....
ゲームがしたい
手料理が食べたい
話がしたい
テレビばかり
父ちゃんも母ちゃんも
いつもいない
日本語が上達しない。
一般常識を知らない。
いつも外食
その後はカラオケ
人 ....
{引用=(身体がふたたび目覚めはじめる)}
窓の内側
さわやかな風が
やわらかいレースの
カーテンをひるがえす
初夏のひかりが
まぶしすぎた
屋根の上
反射する水面の
ゆれる ....
紅い林檎の入った籠を
受け取った日から始まった
幸せになりまた忘れてく
ありきたりな祈りだけれど
真紅の林檎に潜んだ毒を
誰も見つけはできないのなら
目を伏せそっとひれ伏しなさい。 ....
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