すべてのおすすめ
何度振り返ってもあのタンポポ
踏まれる場所に咲いている
アスファルトから芽を出して
どうしてもそこが良かったんだね

風からの問いに頷くように
そよいでもみたそうな
けれど地に這って咲い ....
?公園に女の子が八人いました。
さらに後から男の子が何人か来ました。
全部で子供は十五人になりました。
公園に男の子は何人いますか??

レスリーは両手の指を曲げたり伸ばしたりしている

 ....
地上の灯りが胸を刺し魂は飛翔を続けて
まるで未知の惑星系を探索するように浮かんでいる

永劫の時の打痕と蓄熱された空間
斜めに切り取られた過去の累積をトリミングしてみる

太陽が眼に焼きつ ....
真っ白な空に飛び込むと
記憶がだんだん失われていき
気がつくと白い部屋にいる

外を眺めるとレモン色の月が輝いている
手を伸ばすとすっぽりと明かりが降りてきて包まれる

目をうっすら開け ....
 断片と
断片が
 断片的に
向き合う
 すれ違う
がち がち
肩のぶつかる音
 舌打ち
一瞬の敵意
 も
あっちと
 あっちに
立ち去っていく
 断片
 断片
仕上がる ....
粘りついている私

張り付いて剥がれない

経験なんてなんだろう

一回性の事実


誰も愛せなくて

こころ焼き付いて

悲鳴はいまさらあげないが

次のことを思うんだ ....
王様は絵画の中に

閉じ込められた

もうその存在も感情も

何もない




そしてピエロは解放された

ああもう貴方の為に

わたしは

 ....
あなたの涙で溺れる
わたしは蟻
ちっぽけな男だ
慰める術もなく
船乗りみたいに沈んでゆく

あなたは太陽を恋い慕う
蒼く 潤んだ惑星
わたしはせいぜいその取り巻きだ
自分の像も保てや ....
なにも棄てずに走って来てしまったさて
なにを獲得できたのかな

あいつも去ったこいつも彼女も
だってそれらはぼくのコレクションではないから

すべてを捨てようとも思ったさ
でも無理

 ....
人生という背景に流れる雑多な出来事が奏でる
輝いてやや重苦しいときには燃え上がり
それは言わば副旋律の舞踏

略奪者は戦利品の花嫁を娶る
血みどろの殺戮の季節のあとに
戦士はしなや ....
太陽が戻った

もう ここに居るのは疲れたよと東へ流れ去って行く雨雲を見送れば

残していった渇いたため息が 風に変わる

うまく やり過ごした
のびのび体を開いて歩き出す
急げ ....
ねえ言ったよねとじないでって
偽らないでって

ほんとうにだれもいれないの
体だけなの

さびしいのは僕も同じさ
君がいたんでるぐらいに

まあいいか
もう好きでもない
そんなの ....
光を見つめる
自分のなかの
誰にも放てないもの

あなたからもらったものが
沢山たまっているんだもの

ゆっくりわらって欲しいんだいつもみたいに
そんなの問題じゃないから

あなた ....
雨編む朝は天邪鬼
いま忌む意味を遺書にして
嘘に倦んでは海に埋め
えにし選べず益を得ず
恩は怨へと惜しみなく

春は華やか白知の波乱
昼の日中に日照りの蛭か
古き深井戸腐の吹き溜ま ....
1.

朝と
朝を灯す鳥たちと
団欒
指さきで契約する
(チチチ(チチ
(チ



2.

だらん と
のびた舌
その先にある
春のかたちにくりぬかれた
水平線

 ....
君の耳もとを吹き渡る無常の風を
僕もしっている
ただしそれは知ってしまえばとても優しい

すべての不条理は無常という雨のなかさ
積み残された問題のすべての回答がそこにある

降りしきる哀 ....
零れ落ちる花弁を無碍に季節の風が運んでゆく

ちょっと絡めただけの指先が愛しくて

君の名前をそっと呼んで見る

僕は花盗人君の唇を奪うろくでなしさ

君にあずけたこころはいつか返して ....
品屁一覧(おならのいろいろ)

[疑問屁] 高音。尻上がり。愛嬌あり。
[接続屁] 短音。連続性がある。スタッカートほどではない。
[間投屁] 低音一発。直腸のおくびめく。
[感動屁] 最大 ....
止まらない世界は僕らを圧迫する
時間は切り刻まれて疲れている

それでも安息を求めてやまない魂は
慰安の色をさがす

世界を認識し感じるのはこの皮膚

本当は政治や経済で色分けされた世 ....
おまつりのちょうちん
ぼうととおくあかるく

おみこしを
かねを たいこを
かついで たたいているのは
おじいちゃんだ
おとうさんだ
となりの おにいちゃんだ

いまはもういない
 ....
子供達がてをふりながらさってゆく
老いた道化師は泣いた

彼らはもうサーカスを振り向かない
ガランとしたテントだけが残される

1918年の秋はからっぽだった
1928年には不安が流 ....
わたしは失格者
子供の頃は子供として失格
いまは大人として失格だ
夫として
父親として
男として失格なのだ
当然女としても
地獄に堕ちる者として失格
天国に入る者として失格
社会人と ....
春の三時は直角 直角チョコレート 食べると飛ぶ猫 まる三角は頂点 ちょっと折れたチョコレート食べると青い 冷蔵庫 草原のかたまり 驚いた  三時は直角 踊った三角は頂点ちょっと滑る 男の子 草原は .... お月様は金色に輝いていました

湖底に沈んだ笛は綺麗な音色で鳴りました

少年は密かに想いを寄せました

まるでニンフのような少女へ

胸が時々しめつけられて

届かぬ想いを知りま ....
遠い昔に 悲しみの雨が降っていた

おいらは腹ペコの犬

遠い昔に捨てられた

あのいたいけないブチの仔犬が俺さ

母も知らず愛という言葉さえも憎んでいた

ただ雨に打たれてい ....
声がする
崖っぷちに
かろうじて
爪を立て
呼んでいる
誰かを
よるじゅう
求めている
雨に打たれて
傘も持たない
家もない
母もない
優しい思い出も持たない
痩せた猫が
 ....
玄米の歯ごたえが かすかな非凡を生む
それでも昼寝をし 覚えていない夢に脳の神経を疑う

春の特番を拾えるものだけ 目を通す
心の表皮だけを滑り 忘れる内容
それでも明かりを灯すテレビ 凡の ....
 
混沌とした水が透けるとき

言葉を釣り上げる喜びといったら


あぁ、まだ詩をやめられそうにないよ



 
口溶けしないチョコレートが

不思議だ


口から 5ミリ四方の

サイコロ状を

舌で押し出すように手のひらに

転がしてみる


やはりチョコレート色のチョコ ....
老夫婦が
買い物袋を提げて
楽しそうに歩いて行く

幸せは案外地味な装いで
まだ冷たい風の中
首を竦めて待っているのかもしれない

知らん顔して
何度も通り過ぎて行った
それは自分 ....
乱太郎さんの自由詩おすすめリスト(7227)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
靴とタンポポ- もっぷ自由詩1313-4-25
中庭のある小学校で- 夏美かを ...自由詩26*13-4-24
夜の翼- 梅昆布茶自由詩1313-4-23
空白の空- 灰泥軽茶自由詩8*13-4-22
欠片_KAKERA- 三田九郎自由詩213-4-22
妄執- 梅昆布茶自由詩1613-4-21
王様とピエロ- 多紀自由詩20+*13-4-21
ちっぽけな男- ただのみ ...自由詩13*13-4-21
獲得数- 梅昆布茶自由詩613-4-21
主旋律- 梅昆布茶自由詩813-4-20
単独行- ぎへいじ自由詩12*13-4-19
貝殻- 梅昆布茶自由詩513-4-19
恐れを生きないで- 梅昆布茶自由詩1113-4-19
戯言/口元のゆがみ- ただのみ ...自由詩21*13-4-17
朝のすきまにはさまっていたクリアファイル- 佐東自由詩3*13-4-17
無常の風のまにまに- 梅昆布茶自由詩613-4-16
花盗人- 梅昆布茶自由詩813-4-15
分類学_[へ]の項- salco自由詩5*13-4-14
感性の幹- 梅昆布茶自由詩913-4-14
はるまつり- 朧月自由詩613-4-13
道化師の秋- 梅昆布茶自由詩1313-4-13
失格三昧- ただのみ ...自由詩20*13-4-12
直角- はるな自由詩613-4-9
金色の月と銀の笛- 梅昆布茶自由詩313-4-9
遠い昔に聴いた雨の音- 梅昆布茶自由詩413-4-9
痩せた猫- そらの珊 ...自由詩21*13-4-9
玄米- 朝焼彩茜 ...自由詩14*13-4-8
やめられそうにないよ- 殿上 童自由詩26*13-4-7
ミカン色のミカンなら- 芦沢 恵自由詩17*13-4-7
気になる季節- ただのみ ...自由詩17*13-4-6

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