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人間すなおじゃないとね
と
あのひとは言った
あなただって…
と
言い返そうとして
こ
としはまだ蝉の鳴き声を聞いていないことに気付いた
あのガード下へ行けば
聞く
....
田んぼの
真ん中に
立っている
かかし
なんで
顔が
へのへのもへじなのか
わからない
人間でもないのに
傘を
頭に
かぶっている
畑の作物を
荒らされないように
誰か ....
ここは
誰も
いない森
人間は
入れない森
人間に
荒らされたくない
静かな森なの
ここには
何年
生きても
大人に
ならない人がいる
そう
ここは
楽園なの ....
悲しい時
少し
休んで
空を見てた
そしたら
自然と
悲しみから
すっと
解放できた
悲しい時
死にそうなとき
つらい時
空を見てごらん
勇気がわいてくるから
....
雑踏のあちこちに
発生する
ポップな電子音
それぞれの手のひらの中
ぽろぽろと
カラフルな想いをつかまえる
まるでゼリービーンズのよう
人工着色料かけた
ねじれた言葉が小窓にな ....
先生私変でないですか?
先生私変ったのです。
先生指導してください。
先生教えてください。
親に感謝します。
親を尊敬します。
親の約束守ります。
親を悩まします。
私はヤンチ ....
なつの朝に
くりかえしくりかえし
泣きながら、うまれる
声と声と声が
遠くの地球
むこうにしろいくも
横ばいに漂う
わたしたち
くりかえし生まれて
体操して
朝の匂い
....
この世に愛が
なくなったら
太陽のない
地球のよう
生きる原動力
生き甲斐
生きる目的
生きる重み
安心感
守り守られ
心の支え
平常心
水風船をぶつけられて
笑ったけど人知れず泣いてたあの子は
明くる日 きらめく水晶の舟で
だれも知らない金色の国へ だれにも告げず旅立った
水風船をぶつけて
実は謝ろうか謝るまいかと悩 ....
人と自分は違う
色々我慢して
ふりをする
妥協できない事もある
誉めて
長所を見て
尊敬して
互いにコツを伝授する
でも心の穴は埋まらない
でも満たされない
知って、嘘をつ ....
みのむしが
細い糸を
必死に
上がっている
何度も
何度も
上がっている
今日は
風が
強く吹いていた
北風が
みのむしに
むかって
吹き付けてくる
くるくる
....
きらきら
お星様が
光っている
ねぇ
知ってる
流星に
お願いすると
必ず
願いが
かなうんだって
きょう
何を
お願いしようか
流星に
私は
お願いをしました
こ ....
もしも
翼があったら
大空
高く
飛んでみたい
もしも
翼があったら
自由に
空を飛んでみたい
鳥のように
人間も
自由に
空を飛べたら
どんなに
素敵だろう
ど ....
その付属器官は
本人も気がつかない{ルビ柵=しがらみ}を
蓄積している、密やかに。
パチリ、パチリと切り落としながら
纏わりついていた何かを
少しだけ知る
過ぎ去った日々
明日の ....
名もない花は
美しく咲いている
名もない人は
ひかり輝いている
暑い夏を冷やしてくれる
自然のクーラー
森を大切にしよう
雨を降らせる
ラジオはなり
時報が聞こえる
「スジ ....
雨が降りやまない
世界ってそんなもん
光はたまに射すから美しい
価値に追いかけられて
青い蜘蛛の巣に絡まって
何かの拍子に思い出すこと
忘れた、もうずっと前に
....
いくぜー!
さまよえる民
行方も分からぬまま
ひたすら歩き続ける
いくぞー!
血が燃え
元気になる
さまよえる弾丸
安住の地を目指し
道化師が笑う
語り部が嘲り
ただひた ....
誰も
いない
静かな
夜道を
ひとり
歩いている
当てもなく
ただ
歩いている
昼間は
大勢の客で
にぎわう
商店街も
車が
行き交う
オフィス街も
夜にな ....
店の
入り口の前に
一匹の犬が
座っている
自分の前を
通り過ぎる
人たちを
じっと
見つめている
まるで
誰かを
まっているように
「いらっしゃい」
「こんにち ....
大人なのに
人を殴ったり
蹴ったりする
人たちがいる
自分が
されたら
どんな
気持ちになるのだろうと
考えることを
否定している
こんな人たちは
自分の
思い通りに
....
ぼくは おもちゃを だいすきな ロボットを
ごはんたべたあと ずっと ふりまわして
かいじゅうが マシンガンキック をくらわして
さいごは ゆかにほうりなげて ぼくは ねた
よる 12じく ....
素直に話す
信頼する
思いやる
大切にする
もし2人でいたら
もし蝶になったら
心を許し
体を許し
花は咲き
実がなり
鳥が食べ
運ばれる
一年に一度だけ
小さくて大きなお祭りがある
それは真夜中に行われる
ひっそりとした お祭りだ
男も女も大人も子供も
じいちゃん ばあちゃん 寄っといで
忘れちゃ ....
小さな塵が蒸気を集めて
やがて雨になっておちてくるように
僕の小さな悲しみを
あなたが優しくくるんでくれるから
ほら
こんな簡単に泣けるのを
僕は雨のせいにしている
昆布と削り節でダシを取る
糠みその漬物
お吸い物はちょっとだけ醤油
ミディアムトマト
アボガドの海苔巻き
納豆はからし入り
アサツキを添える
キャベツの千切り
エビのフライは
....
地に足が着ききらない物語
表面にとどまる心象描写
もっと深いところがあるんだ
と
したり顔で批評するのは
簡単だけど
人の声を得て
人の身体を得て
息を吹き返した言 ....
砂を
体中の空いてる
穴に詰めていく
埋め立てた人工の砂浜の
ほつれたぬいぐるみが
さみしそうに息をしている
「あなたのコドモを産むよ」
と笑い
雨上がりの
草いきれで肺一杯にして
....
むっとするような草の匂いをかぎながら
僕は雨を待っているんだ
こんなふうに湿った空気の朝は
何だか楽しくてしょうがない
もういいかい
まあだだよ
ほら向こうで呼んでる声がする
....
黄色のひまわり
青い空
白い雲
桃色のそよ風
赤い日ざし
白いシャワー
橙のノウゼンカズラ
紫のキキョウ
白い空間
黄色い時計
青い血汐
赤い祭り
雪で
作った
小さな家
かまくら
かまくらの
中に入った
こたつで
冷えた
体や手を
暖めながら
子供たちが
仲良く
しゃべったり
笑ったり
とても
にぎ ....
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