すべてのおすすめ
雑草の中にまみえる私
誰かが足を止めるのを
待っているかのように
じっと雑草の隙間から
空を眺めて佇んでいた
こうしてしおれて行く
雑草にもなれずに地を
這う小さなロゼット葉
思い ....
人間の蛮行を悲しむのは
人間だけなのであろうか
諸々の神を世に送り出し
それを受け入れた者達は
神に事の真意を問い続け
贖罪の何たるかを尋ねて
今日もまた祈り続けては
神の悲 ....
透明なスカイブルーの球体を見ている
ダンテの「神曲」を思い浮かべながらそれをみている
スエデンボルグを思い出しながらそれをみている
実に苦しみという感情から考察へ考察から無への移行
更 ....
芽吹きの時が訪れ
そよ風が地を撫で
通り過ぎて行った
陽射しが強くなり
花々は入れかわり
息吹も鮮明な日々
嵐を受けては倒れ
ありのままの姿は
しなやかさを増し
野の花は ....
緑の葉先から一滴の雫が零れた
一滴の雫は私の腕に落ち壊れた
壊れないままの雫は葉先で揺れ
ぶら下がり地面に落ちて壊れた
私は頭上に雫になって落ちよう
雫のまま壊れず頭上に留まろう
....
通り過ぎる風のように
現れては去っていった
出会いと別れはいつも
風のようなものだから
嬉しい出会いにいつも
同時に訪れる不安感は
別れを予測し付き纏い
いつしか諦めとなった
....
コツコツコツ深夜の足音
ゴソゴソゴソ深夜の物音
何をしているのだろうと
訝りつつ目覚めれば深夜
安眠を妨げる足音や物音
決まった時刻に乱される
ドアを開け見渡しながら
誰もい ....
眩しく光る太陽は
喚起ばかりの痛手
仏桑花の花咲いた
日は刻々と過ぎて
暮れては明け行き
向日葵は微笑んだ
何事もないように
見た目には淡々と
大きな首は揺れる
太陽が眩 ....
風は南南西から
遥々やってきた
私は窓を開けて
南南西からの風
をいっぱい招き
入れ風と戯れた
生きている実感
頭から足の爪先
この手の指先に
南南西の風被う
風は ....
私は迷える子羊だ
私を探しに来ておくれ
私は迷える子羊だ
私を掴まえに来ておくれ
私はここにいるよ
早く見つけて連れてって
私の居場所 私の居る場所に
迎えに来ておくれ
....
乱太郎さんのtamamiさんおすすめリスト
(10)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ロゼット・・・
-
tamami
自由詩
11
15-2-27
嘆きの神・・・
-
tamami
自由詩
9
15-2-5
浮遊・・・
-
tamami
自由詩
7
14-12-24
野の花・・・
-
tamami
自由詩
9
14-8-7
雫の夢・・・
-
tamami
自由詩
10
14-6-27
出会いと別れ・・・
-
tamami
自由詩
7
14-6-13
足音・・・
-
tamami
自由詩
17
14-4-5
インドの憂愁・・・
-
tamami
自由詩
5
13-7-29
南南西の風・・・
-
tamami
自由詩
7
13-6-25
迷う人・・・
-
tamami
自由詩
3
13-6-20
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する