すべてのおすすめ
今日は一体どんなことがあったの?
とても聞きたいけど
きっと話題に上るあの人の顔が浮かぶ

このままこの実のない話しつづけても
沈黙ばかりが空気を支配してしまう

それが怖く ....
わたせなかった手紙には
同じような言葉をならべてしまった

愛しています
いまでも
愛しています

愛しあった日々は
いまでも
愛しあっていたと

愛したことにだって
いまでも ....
澄みわたった
早朝の森に
狩人の目をした
男が一人

男は言葉で狩るのだが
甘い言葉で狩れるのは小物ばかり

純情な小鹿や
可愛そうなリス
ひきこもりの小鳥など

男は言葉で狩 ....
きのう、
おちばの海を
巨大な足でかいて
じゃさっ、じゃさっ
と、踏んだバス停まえ

みあげれば
あの葉も、あの木も
こがねいろ
あかねいろ


駅前のそら は
ももいろの画 ....
 
なつかしいひとよ
あなたのことを
わたしは知らない

なつかしいひとよ
記憶とは
つくりものでしかなかった

なつかしいひとよ
はじめて会った日のことを
覚えているだろうか
 ....
「空の字をじっと見て。そらだよ空」
と君に囁く
「うん、みたよ。で、空が何?」
君は面白くなさそう

「パンダの顔に見えない?」
と子どものように笑う僕
「見えるわけないじゃない」
な ....
パテル・パトルム――
即ち、パパだ。

今日もパパは二日酔いで、
おまえたちはバレエを観に行ったけど
そんな日曜日の真昼間から
男が家にたった一人、瞑想に耽る

深潭たる無意識の下層へ ....
+ うららかな午後 +

体温が地熱と交わる午後に
ミントチョコをくわえるケダモノは
あたためたミルクを一口飲んで
青ざめた頬をバラ色にそめる


+ キラキラの夜 +

遠くのイ ....
鍵を盗むだけよ、
単純でしょ。
と君は笑った

僕には無理だ
君のその穴に
ぴったりの鍵を見つけるなんて

僕には到底
見つけられそうにない
君の心を解放するなんて

単純なこ ....
買い物に出かけた初冬の街角で
あのひとの姿を見かけた
両の手のひらをパンツのポケットに入れ

開店前のパチンコ屋に並んでいた
私の姿に気付くこと無く

他愛も無い夢と引換えに大切なものを ....
今日も風が吹いているならば
君の心は少しでも
僕とのキズを思い出しているのかな?

君との出会いからいつでも二人をね、
見守る風があった
今このときが戻るのなら君にもう一度 ....
消えてしまいたい、夜。

君にぎゅっと抱かれたい。

そんな君は消しゴム。

頬を擦り合ううちに、
唇を重ね合わせるうちに、
腕を絡めるうちに。

コソコソガサガサ、
私を、消し ....
 
詩は書くよりも
語るほうがいい

数日でも
数ヶ月でも
あるいは数年を費やした
詩だとしても

読んでもらいたい一心で
書いた詩は
いつもそこで無意味になる
あなたを前にし ....
春が来た 
優しい春 
心地良いが
桜の間に 
吹いてる・・・ 

いつもいつも 
気がつかなかったのは 
小さな花びらに映る 
忘れかけた 
思い出も

声をかけ ....
列車の窓が
長いネックレスのように煌き
横たわって走っている

街はもう影を落とさない夜更け

きみがほら、こころ震わす音楽を
あなたがほら、光り輝く宝箱を

見つけて、染めて、頬を ....
{引用=



? 薔薇中毒


愛しい薔薇の
深紅の花びらが
狂おしく息もつけぬほど
降りそそいだ
あの頃

 夜毎の夢の中でさえ
 貴女の馨りは
 深く ふかく
 ....
昔ママが僕に言った
「ママの背中には目があって
 お前が悪さをした時には
 すぐに わかるようになってるんだよ」

だけど僕の背中には
あいにく目なんかなくて
君が悪さをした事には
気 ....
流れる水辺にあって、冬の光が
点っている。てらてらとここは
静か。見えないものに、触れた
ことのない。めくらの。薄く紅
挿す頬のあどけない。水掻きの
広く、長い指の掬えない。指間
指間から ....
              081119


100年に一度の津波ですと
テレビが
怖いことをおっしゃるので
海の方を眺めたら
金融危機のことだった
一人あたり12000円の定額給付金 ....
自転車 二人乗り
僕が前で 君が後ろ
いつも 腰に手を 回してたっけ
通り過ぎる隣の車道には
青い車がたくさん通り越していく

君の家まではすごい坂道で
二人の時はよくブレー ....
こもれび/こもれび
紅く小さく南天の実

こもれび/こもれび
足元に散らばる団栗

うたっているのは ひばりか
うたっているのは すずめか

こもれび/こもれび
軽いハレーション
 ....
命は

星にならない
風にならない

命は消える
命は無になる

人は命を惜しむから

星になったと
風になったと

人は命を惜しむから

悔やんで、嘆いて
泣いて、泣 ....
適当なメロディを口ずさむ
何もない 白の午後
どこへでも行けるから どこへも行かない
円を描くように
歩いて ただ 空を見上げる



少し休んでみてもいいと言われて 休んだ
 ....
林の向こうに星が落ちた
遊びつかれたカラスが
西の方へ飛んで行った
あたりはワイン色になって
夕闇に沈んだ
遠くで一匹犬が鳴いた
町に人影がなくなった
青白い三日月がひとつ
水銀灯の上 ....
泣きながら入った
ちっちゃな喫茶店

 「お客様、ご注文は?」

 「あたたかいものを、ひとつ」

 「かしこまりました」


(ウェイターの顔が見えない)

彼からゆっくり手 ....
キャベツにニキビができていた
このチャーハンおいしいね。

それはよくはれた日
いつだってぼくらは
そんな気分でもないから
ポテチをたべ
映画をみて
うすシオの
クチビルをなめ
つ ....
秋鮭って捨てるところ無いんだよね
骨や皮まで美味しくいただけるし

そんなこと話してみたら

「人生だって同じだよ」
あなたは秋鮭のルイベを美味しそうに頬張った

だと良いけどね
な ....
あまりにも
光に満ち満ちていた
昨夜の夢のなか


日差しを浴びない
私の躰は
白く眩しく

小麦色の彼の躰は
誇らしげに
光り輝いて

やさしいキスから始まった
至福 ....
さかなの星空はいつも
境界線でゆらめくのです
星空を落ち葉がよこぎり
岸辺のすすきも
月明かりに
にじみながら手を振って

失ってしまったときに
ひとはさかなになる
月だってゆら ....
わたしはタクシードライバーだから
金曜日の夜は大忙しだ
居酒屋からラブホテルまで体を送り
今度はラブホテルから自宅まで
同じ体を運びこまされなければならない

彼らが出ていっている間
わ ....
乱太郎さんの自由詩おすすめリスト(7227)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
人の幸せ- 瀬田行生自由詩208-11-29
手紙- タマムシ自由詩2*08-11-28
狩人- ふるる自由詩6*08-11-27
愁思秋逢- 唐草フウ自由詩5*08-11-27
なつかしいひと- 小川 葉自由詩408-11-27
「空の字をじっと見てみて」「うん、みたよ」「パンダの顔に見え ...- そらの  ...自由詩3*08-11-26
パパの日曜日_☆- atsuchan69自由詩11*08-11-25
うららかな午後__キラキラの夜- 西日 茜自由詩13*08-11-23
単純な犯罪- そらの  ...自由詩3*08-11-23
邂逅のひと- 恋月 ぴ ...自由詩33*08-11-23
風音- 瀬田行生自由詩308-11-23
君に抱かれて、- そらの  ...自由詩4*08-11-23
詩のための詩- 小川 葉自由詩108-11-21
優しい春- 瀬田行生自由詩108-11-21
夜星列車- さくら自由詩16*08-11-21
薔薇夢跡- まどろむ ...自由詩5*08-11-21
僕はママになれない- chick自由詩9*08-11-21
雨音光、少女の運ぶ- 石田 圭 ...自由詩2908-11-21
無鉄砲社会- あおば自由詩22*08-11-21
青い鳥- 瀬田行生自由詩208-11-21
木洩れ日/鮮やかな風景- kauz ...自由詩8*08-11-20
星にならない、風にならない- 三奈自由詩6*08-11-20
白いノートには何も書けなかった- 自由詩5*08-11-19
日没幻想- 未有花自由詩19*08-11-19
「あたたかいものを、ひとつ」- そらの  ...自由詩6*08-11-17
キャベツ- さわ田マ ...自由詩708-11-17
いつくしみ- 恋月 ぴ ...自由詩32*08-11-16
残酷な性夢- 風音自由詩308-11-16
さかなのよる- たりぽん ...自由詩32*08-11-15
タクシードライバー- K.SATO自由詩6*08-11-15

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241