すべてのおすすめ
 
あなたの息づかい

あなたの体温

ほんとはね、わたし、それだけで生きていけるの



 
私からジャンとハイジを取り上げたなら私は発狂するだろう おかあさん

と無邪気にゆってみたかったよ
あなたの愛がほしかったよ
あなたをみあげる背丈の頃に
気怠い午後だ。

こんな凪いだ白昼夢に溺れそうな空気には
ジムノペディがよく似合うのだろう。


 神々の祭典だ
と、
教わったのだろうか。
 アンブローシアは、
不老不死の実 ....
たいせつをさがしている
大袈裟でもなく控えすぎず弾力をもつもの

空は低いが僕の中にそれをおしあげる力があるだろうか
誰も風化しない星々も変化しないのではちょっと困るのだ

粘土のように塑 ....
道々拾うそれらはどれも
純度の高い結晶だから
とても効き、沁みる
わたしは決定的にまだ、
持っている 家路 を{ルビ長靴=ちょうか}で踏みしめる
たどり着いて(そして孕む、卵のかたち)
ど ....
ケンケンパ
ケンケンパ

道路にロウ石で丸を描いて

ケンケンパ
ケンケンパ

まるまる転がるよ

ケンケンパ
ケンケンパ

見上げてね

ほっとしてまた下を向き
ケン ....
もう二度と歌は歌わない
そう決めたのは
合唱コンクールの練習の時
隣の子がクスッと笑ったから
以来本当に僕は歌を歌わなかった
音楽の時間は口パクで通したし
歌のテストの日はズル休みをした
 ....
まひるの余韻が
からだに蓄積して
わたし
気怠く溶けてしまう

触れないゆびの熱が
くうき 揺らして
ざわめいてるのは
柔らかに開いた毛穴から踊る火照り
芯でくぐもる泡気は
微かな ....
はい、向いていなかったです
生きることには
まったく間違いでした
生まれてきたことは

恨んではいないけれど
なぜですかと 思っていますお母さん
申し訳なく言葉もないです
大好きな。お ....
だれもいない夜
見失い そして 鮮明に 私がここに
意思を持って
だれも、みない 私が
遠い日日からきょうまでをもう
守り切れない 私が
透明な漣の道を歩いてきた、つもりだった
、それは ....
臨界に旅立った母は、すこし痩せたみたいだ

もう、帰りたい。という
ここには団欒がない。という

距てるものは何もないのに
働きすぎたのだろうか
午後十時二分の、電動歯ブラシは
 ....
祈るように消滅を願った夜、
コンクリートのぬくもりだけが
真実だった。

泣くことは
禁じられていたから
渇いた眸で星を探しても
乱視の視界では
一等星すら心細くて
叫びたくても ....
   晩秋の頃
   血を吐くように
   楓は赫く染まる
   握り拳ほどの肉塊
   女は躯に楓を孕んだ
   命の蘇生
   輪廻転生する魂
   春になれば
    ....
樹上の葉が
地面の落葉に言った

「下からの眺めは最高でしょう!
こっちは旋毛しか見えません!
何色だったか ぜひとも
教えてくださいねー!」

落葉は咳払いを
ひとつ
上に向って ....
  ・・・泣いている聲も出さず散るように・・・・・


あなたの沈黙
私の耳殻ふるわせて
細い
銀鎖みたいに
鳴り響く

深い夜のこだまは
色褪せぬ開いたままの傷口を
増幅しなが ....
 
太った

ぶくぶくと

心はやせていくのにね



 
大きな月に定規をあてる

誰も来ない

人生は終わる

山の向こうに人がいる きっといる

豚色のピンクの人が

 ピンクの人は月に定規をあてたりしない
 そんな人の上にも月 ....
朝ごはんといえば

アジの開き、納豆に玉子、焼き海苔、葱とワカメの味噌汁がいい

トーストとベーコンエッグとコールスローサラダに珈琲がいい

出汁の効いた立ち食いの天玉蕎麦も捨てがたい ....
朝、駐車場の前に
犬の糞が落ちていた
私は舌打ちをして
それをテッシュに包んで
ゴミ箱へ捨てた

二日後、駐車場の前に
また犬の糞が落ちていた
私は憤慨し殺虫剤を撒き散らし
水を入れ ....
オイラ昔は魔術師で
いとしいあの娘に星を贈ったさぁ
あの娘は星に願って、マハラジャの嫁になっちまった。
オイラはすっかりしょんぼりしちまい
建設途中の塔をほったかして
荒野で隠者生活。
と ....
美女と母の胸


人間にきわめてよく似た
いや 人間以上に人間らしい美女が
幼児Aに「カワイイネ」と言ってキスした
彼は大声で泣き出し母の胸に顔を隠す 

きれいなお姉さんにキスされて ....
{引用=おい、
そこの石っころ
居てもいいよ
と 云ってもらえて
居るのかい


、それはだれ
だれがそれを決めているの
「なに」ならば
そう云ってくれるの}
 
勝たなくていい

負けなくていい

それで、いい



 
洗いたての助手席に白い泡のようなおっぱい 誰かを磔にしたまま錨は静かに沈む
 泥めく夢の奥深く月の眼裏火星の臓腑まで
黒々と千切られた花嫁が吹かぬ風に嬲られる
 カモメたちは歓喜と嘆きをただ一節で歌った
私刑による死刑のための詩形おま ....
きみが奏でるインプロビゼーション
太陽がさししめすデスティネーション

私はずいぶん整理されたのかもしれない
まるで骨格のように洗われるだけになりたいと

素朴な島人でありたいと心底おもっ ....
 
月曜日の朝はよほど嫌な顔をしてるのだろう

だからか、いつもより少し長めのいってらっしゃいのチュー

それがぼくのビタミン愛



 
キャンピングカーとパトラッシュと運転できるあなたが欲しい 流れ星に祈る願いは自由だよね
好きなこと頼んでもいいんだよね
この内緒の涙を止めてください
この悲しさを嬉しさと取り替えてください
この現実を悪い夢だったことにしてください
流れ星に祈る願い ....
乱太郎さんの自由詩おすすめリスト(7239)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ほんとはね- 殿上 童自由詩18*15-11-30
マイ・シュタイフ- もっぷ自由詩315-11-30
みあげて- もっぷ自由詩4*15-11-28
余韻- レモン自由詩16*15-11-27
たいせつの歌- 梅昆布茶自由詩20*15-11-27
冬のあした- もっぷ自由詩7*15-11-26
ケンケンパ- 鵜飼千代 ...自由詩16*15-11-25
歌はもう歌わないと決めたけど- 夏美かを ...自由詩37*15-11-25
放熱- レモン自由詩10*15-11-24
湯気- もっぷ自由詩615-11-23
だれもいない夜- もっぷ自由詩315-11-23
もんじゅ- たま自由詩15*15-11-21
八月の雪- レモン自由詩11*15-11-20
【_楓_】- 泡沫恋歌自由詩18*15-11-18
秋の高尾山_男たちへのレクイエム- もり自由詩2*15-11-17
共鳴り- レモン自由詩7*15-11-16
ぶくぶくと- 殿上 童自由詩13*15-11-15
わたしも上手にうたえない- 北大路京 ...自由詩1215-11-15
食夢- レタス自由詩615-11-15
【_犬の糞_】- 泡沫恋歌自由詩12*15-11-14
The_Fool- レモン自由詩5*15-11-11
美女と母の胸- イナエ自由詩10*15-11-11
風のなかで- もっぷ自由詩5*15-11-9
いい- 殿上 童自由詩12*15-11-8
洗いたての助手席に白い泡のようなおっぱい- 北大路京 ...自由詩415-11-6
あんぐれら- ただのみ ...自由詩19*15-11-4
いつか失ったものたちへ- 梅昆布茶自由詩18*15-11-3
月曜日の朝- 殿上 童自由詩10*15-11-2
ワルツ- もっぷ自由詩315-11-1
雨降りの真昼に- もっぷ自由詩615-10-31

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