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{引用= 我が友、田中修子に}
時折西風が吹く
そして天使が笑ふ
するとさざ波が寄せ返し
沖を白い帆が行き過ぎる
砂に埋れた昨日の手紙を
まだ浅い春の陽ざしが淡く照らす ....
二〇一八年四月一日 「孤独の円盤」
きょうから河出書房新社の奇想コレクションシリーズの第2弾、シオドア・スタージョンの『不思議のひと触れ』憶えているのは、異色作家短篇集の『一角獣・多角 ....
十月になっても初夏みたいな日が続き
小さな畑でおくらの収穫をする
母は
穏やかでなんのわずらいもない日よりだと言う
この小さく可憐で柔らかなおくらの花が
せめて実になるまでそれが続きます ....
二〇一八年三月一日 「ぼくは、あなたの大きなおっぱいで終わりました。」
きょうも寝るまえの読書は、チャールズ・ボーモントの短篇集『夜の旅その他の旅』のつづき。なんか40年とか50年まえの小 ....
ちゅうとはんぱに知っているふりをしない事
無知はゆめの入口のようにきみを待っているのだから
神さまに出逢ったら日頃の礼を言ってみよう
少しはこの世界の愚痴をこぼしてもいいとおもう
そし ....
二〇一八年二月一日 「無限がいっぱい」
塾が終わって、日知庵に行ったら、シンちゃんさんご夫妻と友だちがいらっしゃって、そこからガブ飲みに。きょうも、ぼくはヨッパで眠る。眠るまえの読書は、ロ ....
秋はまだ
始まったばかりなのに
冬のような寒さをつれて
すさまじい嵐が吹き荒れる
山の天気のように
目まぐるしく変わる空模様
黒々とした雲が
あっという間に通り過ぎ
か ....
二〇一八年一月一日 「熊人形」
きょうから、リチャード・マシスンの短篇集『13のショック』を読む。スタージョンの短篇集は、いいの1作品だけだった。「熊人形」だけがよかった。スタージョンの短 ....
チャラい人にストーカーされてモラハラ交際する羽目になっていて、逃げたくて全寮制の職業学校に入って真面目そうな夫をチェックして卒業したあと同期に取り持ってもらって今結婚している。逆ナンパですね。
チャ ....
二〇一七年十三月一日 「日付のないメモ」
彼は作品のそこここに、過去の自分が遭遇した出来事や情景をはめ込んでいった。あたかもはじめからそれがそこにあって当然と思われるはめ絵のピースのように ....
二〇一七年十二月一日 「みかんの皮」
こんな時間にどうしたの
そう訊くと彼は
考え事をしていて出てきたんです
こんな時間まで起きて何を考えてたの
ってさらに訊くと彼は
数 ....
秋は仏頂面のヒゲ男を察知してイヌやネコも傍らに近づいては来ない
積み石で寝仕度を整えているのは巣を閉じた青蛇の一団だろう
まあるくそれでいて刈り取られた雑草の刺々しさがのこる畦道
....
二〇一七年十一月一日 「年間アンケート」
現代詩手帖の編集部に、年間アンケートの回答をいまメールに添付して送った。2016年の11月から2017年の10月までに読んだ詩集で感銘を受けた詩集 ....
箱買いしたカフェ・ラテも切れたし
麩菓子を買うお金も無くなったので
スーパーで製氷機の氷を
分けてもらうことも出来ない
また生温かい水道水と
電子タバコだけの
侘しい生活に逆戻りだ
カフ ....
二〇一七年十月一日 「蝶。」
それは偶然ではない。
偶然ならば
あらゆる偶然が
ぼくのなかにあるのだから。
二〇一七年十月二日 「「わたしの蝶。」と、きみは言う。」
....
晴れた日の海のような青
遠い島まで泳いで行けそうな空
台風の落としものを拾う子ども
背中には
期間限定の羽
台風が去った朝に
台風の行方を考える
身軽なようでいて
実は
ひと ....
しずしずと夜が明けてゆく
早朝からクラッシックを流している
近所迷惑な騒音の確信犯だ
ただのPCスピーカーだけど
サブ・ウーハーを備えているだけあって
ハーマン・カードンの電気クラゲは
か ....
秒速2m
まだ来ない夜明け
一日ごとに
増えていく知識
一秒ごとに
尽きていく命
得たものはいつでも
失ったものに釣り合って
途方に暮れる
秒速2m
夜明けが追い越 ....
もういいのです
きみは鼻血をださないように
恋も科学なのです
かったるいものもぶっ飛ばして
でも恋は愛よりもましかもしれません
たくさんの恋の集積と
未知の涙や動揺とともに
初め ....
ふいに淋しくなる
なんて口にしながら
随分と
正体も無くして
やがて眠りにつく
ひとの子の様で
子猫の様で
寝息とその顔は
野に咲く花が
白い野の花が揺れていた畔と ....
二〇一七年九月一日 「陽の埋葬」
文学極道の詩投稿掲示板に、作品「陽の埋葬」を投稿しました。よろしければ、ごらんください。
二〇一七年九月二日 「2010年11月19日のメモ 」 ....
昨日、毒を受けた
この毒を解毒することに
残りの一生を費やそうと思う
なるほど、こりゃきついわ
妊婦や子供に与えられるものでは
到底ないな
内臓に裂けみを感じる
ピリッとプチっと ....
暮らしを愛せる
ただ目覚めが良かっただけで
苦手な料理が重くない
砂糖ばかりに頼ってない
「足がある」
椅子が教えてくれた
だから外へ出る
町の人たちのように
いつか苦 ....
二〇一七年八月一日 「カサのなか」
いま、きみやから帰った。ラーメン食べて寝る。おやすみ。
文学極道の詩投稿掲示板に、作品「カサのなか」を投稿しました。よろしければ、ごらんください。 ....
世界の糊代に迷い込み、四方八方、己の居場所とはまるで違う有様で、色の薄い一日が繰り返される、精神異常者が見る見境の無い夢のような日常の中で、思考は数十年放置された廃屋の窓ガラスのようにひび割れ、所 ....
窓を開けると
爽やかな風が
夏の終わりを告げる
秋の臭いを運んでくる
お盆の頃にやって来た
小さな台風が
まるで
神風のように
この北国の
焼けつく夏から
熱さ ....
二〇一七年七月一日 「双生児」
いま日知庵から帰ってきた。きょうもヨッパである。寝るまえの読書は、ここ数日間、読みつづけている、クリストファー・プリーストの『双生児』である。いま、ちょ ....
この胸から一枚の
夏の風景をとりだしてひろげよう
青い湖 まわりは緑の森
そのむこうになだらかな丘々
湖には小さな桟橋 つながれている幾叟かの小舟
ほとりに小さく白い館
そこで僕らは
....
カツサンドを食べて
心臓を強化しようとしたが駄目だった
美味しいんだけどなあ
強化の効果はない
お茶を飲んでしばしの休憩をとると
夢の中でキスをされて
有頂天になっていた
つまり私は寝て ....
失われつつある夏の日差しをむさぼるように
虫はうるさく徘徊し最後の狂いに没頭する
夏の影は次第にゆがみながら背骨を伸ばし
次の季節の形を決めてゆく
夏、それは誰もが少年であり、少女であった ....
atsuchan69さんの自由詩おすすめリスト
(10406)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
告別
-
石村
自由詩
27*
21-11-10
詩の日めくり_二〇一八年四月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
13*
21-11-8
おくらの花
-
そらの珊 ...
自由詩
15*
21-11-6
詩の日めくり_二〇一八年三月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
12*
21-11-1
神さま_。ありがとう
-
梅昆布茶
自由詩
10*
21-10-26
詩の日めくり_二〇一八年二月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
13*
21-10-25
秋の嵐と虹とジェット機
-
st
自由詩
6
21-10-21
詩の日めくり_二〇一八年一月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
13*
21-10-18
乗換えた訳
-
鵜飼千代 ...
自由詩
8*
21-10-17
詩の日めくり_二〇一七年十三月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
14*
21-10-11
詩の日めくり_二〇一七年十二月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
11*
21-10-4
善師アキの空
-
アラガイ ...
自由詩
15*
21-9-27
詩の日めくり_二〇一七年十一月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
13*
21-9-27
貧乏詩人の生活
-
ジム・プ ...
自由詩
3*
21-9-20
詩の日めくり_二〇一七年十月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
14*
21-9-20
茄子の花
-
そらの珊 ...
自由詩
13*
21-9-20
詩作は継続してゆく
-
ジム・プ ...
自由詩
4*
21-9-20
ねむる
-
TwoRivers
自由詩
14*
21-9-19
きみに
-
梅昆布茶
自由詩
15
21-9-17
彦根湖岸
-
AB(な ...
自由詩
4
21-9-16
詩の日めくり_二〇一七年九月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
12*
21-9-13
サンプルまでに
-
りゅうさ ...
自由詩
5*
21-9-12
くらす
-
木葉 揺
自由詩
13*
21-9-11
詩の日めくり_二〇一七年八月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
11*
21-9-6
あぶれもの
-
ホロウ・ ...
自由詩
4*
21-9-5
夏の終わり
-
st
自由詩
6
21-9-5
詩の日めくり_二〇一七年七月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
11*
21-8-30
夏の風景
-
塔野夏子
自由詩
13*
21-8-29
カツサンド
-
間村長
自由詩
7
21-8-28
晩夏
-
山人
自由詩
10*
21-8-25
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