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あさり同士の会話がある海で
海は静かに波立ち
あなたと私は沈黙したまま
水平線の方へ目をやる。
秋の光ぽかぽかとして
雲は浮かぶ
ぽっかりぽっかり

砂浜の向こうの方で
見知らぬ人が ....
 イノチガ フト
 オモタクテ
 窓ヲ アケルト

 ヒトツ フタツ ミッツ
 カゾエテミタラ
 ココロガ カルクナッタ

 アカイノ 
 ホントニ アカイノ
 イマニ コガラシガ ....
 窓を 開けると

 取り残された柿の実が赤かった

 よく解った 空の高さ
 
 窓を閉めた私は

 夕飯のお味噌汁の大根きざむ
  約束の時間にすこし遅れて
  寂しさの続きのような場面が始まる
  駅舎の街灯に羽虫が 丸く 集る


  高架下 ラーメン屋に入る
  やがて感情は数枚の貨幣に似てくる
  ....
なびき艶めき
照り輝く
黒髪、
街行く少女の

光溢れる朝、

わたしの意識 限りなく明るみ
少女に街に世界に開かれ浸透し

静かな至福に包み込まれる

この切り取られた宇宙の ....
置く、ゆびに
わかるあなたのよわひ、
わたしの
永遠に接続できない指輪と
結婚、結婚、結婚、血痕、

映る、くびもとの皺、
見ないふりをして
彼のくれる不等式を
解いた、三日かけて、 ....
2枚のスライドガラスに挟まれた薄っぺらな紙は
時間軸ごしにみてみると電話帳より厚いのだろう

 
あなたは未来のあるべき姿で
今はわからず
無為に動いているようだけど

どのパ ....
({ルビ天=てん}{ルビ使=し}の、{ルビ骨=ほね}の、{ルビ化=か}{ルビ石=せき}、じつと、{ルビ坑道=かうだう}の、{ルビ天盤=てんばん}を、{ルビ見下=みお}ろして、ゐた、……)

({ル ....
下半と上半をつなぎとめているのは腰の骨
(やれやれ腰がついに口をききはじめた)
つまりは天と地の神聖なむすび目も腰にある
(口をひらけば不自然な違和感もおきてくる)
神がつかわすロープは言葉と ....
意識の無色透明に
打ち寄せる光の波
次々と次第に激し
残響の打ち重なり
立ち上がる無色透明、


しずかさに
うちひろがる
ひかりのざわめき
とおくちかくあわだち
色付きながら次 ....
複雑な私
だからこそ
シンプルなこころで
居たい
ありがとうと



ごめんなさい。
あなたの
思ってくれる
ように私は生きられない
あなたはあなたを生きてほしい


 ....
 お前と私の くされ縁
 ペンとノートで膝つき合わせて
 何の進歩がなくたって
 へっちゃら

 お前の いじの悪さを思う
 私の頑固さを お前は笑い
 諦めてしまえば
 お空 ....
 ストリートサックスに聴き惚れて

 いつになく

 今夜は涙もろくなっちゃった

 帰ったら よっぱらって

 ねむっちゃおう
○「師とは」
上から目線の指導者に
わざわざ頭を下げて
教えをこう必要はない
師とは
知識や技術ではなく
心の師である

○「自戒」
善い人になってはいけない
善くないのだから
 ....
この秋最初のセーターは
箪笥の匂いがまだ取れなくて
くすんだ色したカマキリが
通りの向こうをしきりに見てる

何をそんなに見ているの?
一緒に見るけどわからない
私もどうやら枯れてきた
 ....
 貴方の低い声に
 瞬間 止まってしまう私の心
 ポツリ と
 残った高い音

 ヒマラヤ杉が激しくゆらいで
 薄暗い講堂の辺りは
 まるで雨と風しか無く
 あの時
 何故 貴方に手 ....
それほど
私の愛は深くは無いので
終わらせてやることは出来ません。
ただ、魂のそばに在るだけ
それしか出来ません。

ああ何故だ
何故
と今は
のっぴきならないことを
問うのは止め ....
眼球を失った蛇たちが寿命を使い果たし住宅地の外れの冗談みたいに小さな公園の砂場に積み上げられていた、冷たく絡まり合った生体のピラミッド、その頂上には神などひとりも居はしなかった、シンパシー・フォー .... なぜでしょうか
思い出、記憶、面影、全てが鮮明に
と思った瞬間、全てが朧げに



帰りのカフェで君を思い出した
つまり 
それも かげろう



走り出すと「春ですね」っ ....


夕空と海の混じり合うそのすきまに
すべり込むうみどりの影のさみしさ
赤い包みのキャンディーをポケットから取り出すと
口に入れる間もなく
風景に溶ける




”ちかみちは ....
 冬、まじか

 ひとつ枕で あなたの脚に

 冷えた足先こすり当て

 毛布に顔埋めて 笑う暁の

 のどかさよ
 ほのぼのと

 開きそめし季節のすぎて

 髪洗えば抜け落ちる束 悲しきを

 湯舟浸かり両の手に 抱く乳房

 秋の晩
紅葉、
寒さとはうらはらに、
じんせいという、
かじつの暖色が熟成された、やまやまのジャム、
ジャンパーを羽おった、
老夫婦はなかむつまじく、
晩秋のソウゲンにつがう、
二羽のタンチョウ ....
見知らぬ誰かも愛おしい
くるってる
くるったままがいい
知らないお爺さん
今日も虚言癖愛おしい
くるってる
のは私
楽しそうだから
すごいすごいと
話に入っていった
私は明日から大 ....
なにになるのかわからぬまま
船を漕ぎださなければならない

河岸を変え
肉に刃を入れ
針を刺し
名をあらため
これまでの日誌は燃やした

空は暗く北極星もない
羅針盤はくるくる回り ....

冴えかえる
しろがねいろの
横顔はつぶやく
「ありがとう」
生きる事は
何かを誰かを
あやめる事
奪い奪われを
繰り返す事

それに疲れた人達は
ドレッシングだらけにしたり
クジラを守ったり
条件を出したりして
脱出を試みる

全てには ....
空 深くなる
青さは
掌の
届かない
いのち
海は碧く澄んで うらら 波音閑か 
かもめの声 空に溶けてた
水面に浮かび渡る漁り舟に 
風は遥か遠く高く
波は白く光り 海は蒼く深く広く
かもめ黄昏祈り 
月を探して 鳴いているのか 
 ....
君は年末の寒い朝に
僕の待つ駅のプラットホームに
夜行列車からひとり降りた
列車の窓から君の友人たちが
食い入るように僕を眺めていた
久しぶりの再会だったが
会話はなぜか弾まなかった
彼 ....
atsuchan69さんの自由詩おすすめリスト(10125)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
影の歌- こしごえ自由詩3*23-11-7
熟柿- リリー自由詩8*23-11-7
五行歌_一首「柿」- リリー自由詩3*23-11-7
羽虫- 草野春心自由詩423-11-6
朝の光景(改訂)- ひだかた ...自由詩423-11-6
mathematicians- 完備 ver.2自由詩323-11-6
あなたの本心が見えない- 足立らど ...自由詩6*23-11-6
陽の埋葬- 田中宏輔自由詩10*23-11-5
腰痛の懐妊とそれをすこしでも緩和するための詩- 菊西 夕 ...自由詩8*23-11-5
意識の光景4、五行歌借り- ひだかた ...自由詩623-11-5
※五行歌_三首「あなたはあなたを生きてほしい」- こしごえ自由詩2*23-11-5
詩に云う- リリー自由詩4*23-11-5
五行歌_一首「光芒」- リリー自由詩2*23-11-5
独り言11.5- zenyama太 ...自由詩2*23-11-5
遠景- 妻咲邦香自由詩123-11-4
偽り- リリー自由詩2*23-11-4
とんぼの涙と今日の空- こしごえ自由詩7*23-11-4
The_Essential_Clash- ホロウ・ ...自由詩1*23-11-4
sayonara.com_21-30- AB(な ...自由詩2+*23-11-4
なないろ、五行歌風- wc自由詩10*23-11-4
五行歌_一首「ワンルーム」- リリー自由詩2*23-11-4
五行歌_一首「バスルーム」- リリー自由詩4+*23-11-4
みのり- 本田憲嵩自由詩523-11-3
くるったままで- 木葉 揺自由詩423-11-3
越境- 凍湖自由詩523-11-3
※五行歌「月_冴えかえる」- こしごえ自由詩4*23-11-3
私達は人間- ルルカ  ...自由詩5*23-11-3
※五行歌「空_深くなる」- こしごえ自由詩5*23-11-3
春の海- 板谷みき ...自由詩2*23-11-3
帰って来ました- zenyama太 ...自由詩2*23-11-3

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