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トンネルを抜けてもそこは闇

光を捜してやっと辿りついても
また長い長い暗幕がまるで目隠し鬼のように
私の精神(こころ)へと覆い被さってゆく

いつになったら闇は晴れるのだろうか
身体に ....
ずっとずっと君に恋してる

こんなこと書いても君は『下手くそな詩だなぁ』と笑うかもしれない

でも・・・それでも、いい
構わない
これは君だけに贈るコトバだから

だから、今だからこそ ....
去年の秋のことだ。
老婆がひとり、道の上を這っていた。
身体の具合が悪くて、倒れでもしたのかと思って
ぼくは、仕事帰りの疲れた足を急がせて駆け寄った。
老婆は、自分の家の前に散らばった落ち葉を ....
吹く風の光り

抜けてゆく想い

水際に佇む女の子が
泣きべそ顔で向こう側へと渡って
いった

精一杯力を振り絞り生き抜いて
熱が出て

どうしようもできなくなって寝込む


苦手な液体の薬を

私に無理矢理呑ませ

みかんをてんこ盛りにして

始終世話を焼いてくれた

いつもは私に強く出れない ....
 

 
時計だらけの夜空をみあげて
ふと
生きてるって 
突き放されるゲームみたいだなと
ふと
想った、よ

過去を渡れるはずがないのなら
海に近い潮の匂いのする川の
大きな ....
甘美な毒を囁く邪な蛇にイブは微笑み
アダムは創造主の鉄槌に拳を振り上げる
背後には漆黒の闇に響く神の咆哮
楽園を追い出され後戻りはできない
血塗られた茨の道を彷徨い
地獄の業火が明滅する世界 ....
義務と責任に 取り憑かれ
小さな嗚咽を 飲み込んで
それすら 笑顔で遮った
君はどうして 無理をする

あればならぬと 奮い立ち
恥をかくなと 叱りつけ
そうして 自分を守るのか
背負 ....
塀越しに高く高く
はなみずきが咲いた

芝生に植えられた一本の花水木
随分昔のことのような気がする

裏口から出られる婦人は
いつも和服をきちんと着て
わたしににっこり微笑んで
丁寧 ....
にわかに冷たい風の便り
燃え尽きぬ心(しん)を揺さぶる微かな怒りを持って
銀色に光る雷を振りおろす

あぁ、静まらぬ我が阿修羅が紅黒い焔を身に纏い
柔な嘲笑を叩きつけんとする
鋭く研ぎすま ....
モノトーンの空を見上げて君を想う
もしこの空が君のところへと繋がっているなら
どうか僕を浚って欲しい

強く吹き付ける雨が僕の涙となってガラスの窓を叩く
薄暗がりの幕がやけに網膜に染み付いて ....
もうセイシンは隅々に残っていない
びた一文、かすりもしない
一筆書きの短い眉がふたつ
戦場のように廃れはてた顔面を二つに
引き裂かんばかりに離れて
てん   てん
脂肪の表面を剃刀でうすく ....
オイスターバーで牡蠣を食べてから

その人が知っているバーに寄る

ハイボールの入った錫のコップ

水玉がたくさん

ひいやりとした感触


別々の駅だから

私は地下へ ....
幻のような町にいた どこかで風景が流れる光景を眺めていた 音のない世界だった 時折誰かとすれ違った気がした なにも見ないようにしていた 鳴いている仔猫を見かけた気がする 歩道橋の階段を登り 車の流れる .... かつてそこにあった屋敷を眺める僕
いつもクラシック音楽が流れていた
塀で囲われて中の様子はわからない
僕のクラシック人生のように
安定感があっても大切なものが見えなかった

ある日養生シー ....
胸締め付けられる想い

月日が流れ君が僕を忘れても尚のこと僕は君の面影を追い続ける
それは〝アイシテル〟なんかよりももっと深い意味を成す言葉

もしも白い幻(ユメ)の続きを僕の心に遺したら
 ....
苦く甘やかな時の既に過ぎ去り
撃ち落とされたバタフライ、
掴み取りにいくこの場所にて

複雑に絡み合った人生因果を
少しずつ解いては閃光走り

(クスリはもう効かない
自らがクスリに成 ....
さりげない正午にそっくりな
仲間意識と飽和水溶液
半ば強引に立ち並ぶ一輪車
褪せた水色
左腕のギプスで響かせる
小さな夜の曲と それから
引かれた机に挟まれる
ギンガムチェックのランチョ ....
君が君らしく居るコト
それが私にとってなりより好きなトコロ
オトコらしいだとか
オンナらしいとか
そんなのはカンケイない

ただ君は君らしくいさえすれば
それでいい
自分の目標を持って ....
あの時
のぼくは何を思っていたのだろう
色欲にまみれて本性をうしなっていた
いまは瀬戸内寂聴さながらに煩悩即菩提を受け入れた

香を焚き
灯を点し
経を読み華を散らし
鐘を鳴らし
生 ....
空が灼け落ちた跡に残る鳥影は
もはや輪郭ではなく黒曜石の断面であった

そこに指をあてると微かに温度があり
それを痛みと呼んでも差し支えないと思った
喉奥に残る違和感は
言葉の幼生が死に絶え ....
蓮の土を変える

去年の濡れた泥から蓮を取り出して

腰気をつけて

遠くに雲が見えて

大きくて元気の良さそうな蓮の根を

選んで 選んで 腰に気をつけて

泥を洗って

 ....
私はあなたに
泥のような愛を浴びせ続けている
いまも それでも
ものともせず 輝いて
あなたが 愛を
ものともせず

立ってもいない
泳いでもいない
ふらふらと揺蕩っている
 ....
とほひ日の思ひ出
未来未知から波打ち
到来するその時に 、

もうクスリは効かない

自らが薬にならなければ
白目が灰色に染まりはじめる
黒目が必死に見つめるもの
白目を穢して
黒目に映る暴力の影
白目は不安から恐怖へ
黒目がきらりと光る
白目は恐怖から絶望へ
黒目が執拗に見つめるもの
白目が ....
情けなくも迷うのか、それとも、情けとともにあえて
迷うのか、とりあえず、抒情とともに迷うということ
にしておこうか。情迷という態度を貫いてみる、人は
常に迷いとともにある存在であり抒情とは人にと ....
狂った国土で正気を保つのはむつかしい
猫なで声が
泥で出来た人形たちを踊らせ
盲いた人たちが
拍手喝采する枯野のアンフィテアトルム
野糞を始末するトイレは
すぐに壊れた
だれもが
口か ....
舌舐めずりのおおかみ
赤ずきんちゃんを狙ってる

憂いに満ちた眼差しでため息ばかりつく可愛仔ちゃんの
薬指の呪縛が解き放たれるのを今か今かと待ちわびている
耳元に甘く囁きながら何気ないしぐさ ....
死者の舞う 、
生者の歩む、
途を照らして
逝く生く
ヒカリ

  ▽

あなたの
なかに
はいった
ときとても
あったかかった

  △

背景に退き
ながら拝啓と ....
未来の息吹
世界が集う光の舞台
裏には金や政治の影ちらつく
光と影 斑らの土壌に
夢の種
技術の花
木造鉄筋の森の中
文化の橋を渡ってみよう
地球の鼓動
共に刻み
希望の地図を描き ....
atsuchan69さんの自由詩おすすめリスト(9862)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
闇夜からの祈り- 栗栖真理 ...自由詩225-4-17
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深夜の頂- ひだかた ...自由詩725-4-17
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hiru_no_koto- 饂飩(う ...自由詩325-4-15
君はキミらしく- 栗栖真理 ...自由詩2*25-4-15
虚空- レタス自由詩3*25-4-15
喉痕- 中沢人鳥自由詩125-4-15
鉢の土を変える- 秋也自由詩225-4-14
- はるな自由詩425-4-14
五行歌、く_す_り(改訂)- ひだかた ...自由詩6*25-4-14
eyes- 自由詩9*25-4-14
情迷- 岡部淳太 ...自由詩325-4-14
ユニオンの悪夢- 室町 礼自由詩4*25-4-14
真夜中の赤ずきん- 栗栖真理 ...自由詩225-4-13
五行歌、ふくインさん- ひだかた ...自由詩425-4-13
光と影の博覧会- 自由詩325-4-13

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