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わたしの棲む場所を流れる川に
水はない

誰かが
橋の上から捨てた言葉を
灰色のさかながついばんでいる


     *


夏の暑い日、わたしは
忘れてしまいたい過去の過ちと ....
                 080513





水色の空に雲が流れ
時間が止まっているようにも見える
体育館では
子供たちが遊んでいる
にぎやかな声に
忘れかけた記憶 ....
夜が深まる、深まる
空が隠れる
るるるるるって聞こえる
るばっか言ってんじゃねぇよ
って聞こえる

るるるるる
ふふふふふ
女性が小さく笑う声が聞こえる
眠りに誘 ....
林檎がふるえている
暗い海の底で
ヒリヒリする電波を発しながら
傷んだ痕をさらしている


林檎たちがふるえている
共鳴しながら
いくつもの透明な触手を
スルスルのばし
痛みをそっ ....
お愛想だと判っていても
みょうな期待を持たされてしまう

口ぐせなんだよね

未来と繋がっているようで
繋がってなくて
この連休の天気予報みたいに当てにならない

悪気なんて無いのだ ....
風を
くぐりぬけると
また新しく
風がある


ときにあばれて
ときに乱して

かろやかだったり
微かであったり


あらゆる表情を持ちつつも
ひとつにまぜた
名 ....
どこか遠くへおもむけば
わたしの近く、が増してゆく

いつも近くの
わたしのつねを
だれかは、異国と
語るだろう



冷静に燃えながら
情熱的にこごえ
停止する
四 ....
太陽があびせている熱
銀色の洗濯棒が
真直ぐに立って 受けている

沢からくる水をためた近く

水面に 銀色の棒と
棒にあたっている光が映っている

そそがれる水の力で
波がおこり ....
ハートの女王は節操ないふしだらなおんな、
スペイドのスフィンクスは真実の口、
浮気のクローバーの若い股を探り、
ダイヤの破片でその首が飛ぶ
とらんぷいゆ、パントマイム、揺れるサーカス、泣くピエ ....


雨を遮る為に差していた傘を
あなたに突き刺した
雨水と血液が混ざって
傘の先端から私の手元に届く
傘をまた開こうとしても
あなたの骨にぶつかって開けない
私の両手は真っ赤
頭か ....
恋愛 恋愛 恋愛
星降る魂
岸壁から落ちた時の記憶
顔面を
小麦色に溶かす
溶鉱炉に包まれた
男女の策略
もしくは
妄信的な一神教信者
劣悪な環境から逃れる為に
毛糸 ....
長い間待ち望んでいた瞬間が訪れる
受付の看護士さんに案内され
病院らしい匂いのする待合室の長椅子に
わたしはひとりで腰掛けていた

手術自体はあっと言う間ですから

こころにメスを入れる ....
此処が不幸の奈落であるのなら刃向かう事も出来るでしょうに
其処が絶望の奈落であるのなら違ってしまう事も出来るでしょうに
それは大層甘美な響きに聞こえるでしょうに

貴方は誰かの気まぐれな優しさ ....
東京のさかなは
全然ダメです
死後
七日目ですかって
そんなことを思ってしまう

電車から眺めると
無数の家だ

孤独
の意味を私は思う

ヘッド・フォンで武装して
右側をガ ....


眼を閉じるとそこは
金木犀の香る秋のベンチで
横には
もう何度も思い出しているから
びりびりの紙のようになってしまった
いつかの君が
黙って座って煙草をすっている
周囲がいやに ....
またもや不意打ちに
なげこまれたアクシデント
水面がざわざわ騒ぎだす
バリケードをはりめぐらせたつもりが
いつもほんの一瞬のスキをついて
とびこんでくる



ズン と重く腹にしずん ....
春のおとずれは
やわらかい

ことばの身軽さと
陽気がとても
近くなる


鳥たちの鳴く声と
色とりどりに
咲く花と

寒さをかき消してゆく
波のかさなり
しろい音 ....
蛙の/鳴き声は

星の/鳴き声だ

地上の/宇宙で

無機質な/命の

星/鳴いている
おまえのメルヘンは

オレが守ってやるさ

それにウソはないさ


夜明けのまえの

あかるいベッド

愛し合い倒れた

ふたりの獣たち

白い壁はしずか


優し ....
女子トイレに入ってきた
あなた
あっと小声上げたと思ったら
ばつの悪そうな顔して出ていった

なんだかおまぬけで可愛いよね
あれれ、わざとかな

石橋は疑って渡れ

ほとんどの誤り ....
 ことばを見つめているとそれだけで、わたしは誘拐されてしまう、こともある。誘拐は融解で、ことばの意味はどろりと解け出して、わたしの内に流れ込んでくる。眼といわず鼻といわ .... ちょっと時間がかかりますよ と言われて
会社の休みの日を 指定した歯医者
歯を抜くなんて 何年ぶりだろう
朝から麻酔注射の痛みを思い出した

テレビでは オリンピックの火が来るため
商店街 ....
あの、ね

  君の語りの中にはいつも海があって
  壊れた砂時計が海岸線を塗りつぶしている
  波はいつの間にか言葉になって
  こだまする、喉の奥

赤いうさぎを抱いた少 ....
お外のお花見は 楽しかったですか
散らかしたままの お部屋の
どのこのハンカチなのか
綺麗にアイロンがけして
小さく折りたたんであるのに

あめ玉でもつめて
ポッケにいれるの忘れたのかな ....
自分で考えてみても些細過ぎる悩み事を
頷きながら聞いてくれる
復縁できたらとか下心あるのかな

彼だった頃は喧嘩ばかりしていたのに
なんだか不思議だよね
今では心を開いて相談できる
同志 ....
初夏の陽射しまぶしく

自らに課した
我が人生の一大事

聖書 日蓮御書 紐解いて

お二人とも簡素な比喩に秀でておいでだ

明かりの比喩 二つ


明かりを持ってくるのは、枡 ....
傷があるんですと
ナポリタンを体中に塗りたくる
血にもならない やけに薄いオレンジ色で
むしろ夕焼けなんですと
ひき肉やパスタを弾いて
トマトソースの部分だけ残す

ミートソースの間違え ....
おれ達は絶対零度 マイナス180℃の世界だ

終わりから数えた方が早い
今から断崖絶壁に飛び降りた方が早い

俺たちは真夏の太陽
咽喉がカラカラで砂漠を歩き続けても
ずっと追いかけて来る ....
オレンジに闇が曳かれ

精神のカルテ

群青に染まる

僕らかけがいのない宙


地球での

それはお話しか

死ぬまで

生きているのか


オレンジに闇が曳かれ ....
それに名前をつけるほど俺は暇じゃない、そんなものは勝手口から外に放り出してなかったことにしてしまえよ、そんなもののことをいつまで気にしているんだ、トウヘンボクめ
気にしなくちゃいけないも ....
atsuchan69さんの自由詩おすすめリスト(9862)
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