すべてのおすすめ
海の泡になって朦朧と夜を渡りたい
明け方を待っていたあの頃のようにうたた寝をしながら
海岸に打ち寄せられた残留物は思念波を発している

思い出を手繰り寄せてはみるものの
何もかも元には戻らな ....
眠たい白猫が誘う
チョコレートコスモスを頂戴
瓦礫と廃墟の世界で
チヨコレイトと叫んでみる

繰り返される言葉の狭間で僕らは何億回のキスを送ればいいのだろう
終わらないまだ終わらない夏を
 ....
街路樹として植えられた夾竹桃の花が咲いている
車通りの多い道
排気ガスで煙る景色
花びらは桃色
街に溶け込み人と共存する

この街は空気が淀んでいて
たまに離れたくなる

お昼も過ぎ ....
絶望をカバンに詰めて
眠れない夜を過ごした

前の日も雨
天気は荒れ模様
回復見込みはしばらくない

午前9時
空港の掲示板に
遅延情報が流れる

ネパールに行ったら
寺院を観 ....
草むらで月鈴子がリリリンと鳴くから
季節が移り変わっていくのを感じる
風鈴の音色とも少し似てしまうから
間違わないように風鈴は小箱に仕舞おう

静まり返った夜の向こうで
あなたは何を思うの ....
指先を太陽に翳して
陽の光の中を着物の着崩れを直しながら歩く

隣町まで足を棒にして歩いてみたら
少しはこの気持ちが楽になるだろうか
茶色い茅葺き屋根の家を過ぎて
長屋を横目に見て
空き ....
atsuchan69さんの久遠恭子さんおすすめリスト(6)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
海の泡- 久遠恭子自由詩323-10-2
白猫- 久遠恭子自由詩223-9-10
夾竹桃の咲く街- 久遠恭子自由詩7*23-9-3
荒れ模様の旅- 久遠恭子自由詩423-8-29
音色- 久遠恭子自由詩223-8-23
名もなき花- 久遠恭子自由詩14*23-8-21

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する