すべてのおすすめ
ひたひた
ふかくいきを吸うたび
靴裏にこびりつく、ゆく手
わたしはかすかに確かめている
また 焦げた匂いがした)
それで
カフェで次の予定をひらきゆく
前小節にひっかけたまま
ゆびさき ....
女の三日月の夢を観た
上弦か下弦かは解らない
ただただ黄白く研ぎ澄まされ
鋭利なナイフと共に並べられ
濃い茶の色に貼り付いて居た

眼鏡掛けた色白の
見覚えの在る、
けれども年齢不詳の ....
瓦礫しかないところに生まれた
悲しみにあやされ泣いた
涙を飲んで眠った
夢の中で大海を漂っていた
目覚めれば変わらぬ瓦礫がそこにあり
泣くことしかできなかった
破壊が運んできた種が
瓦礫 ....
真っ白な汚れを知らぬ月

脳裏に浮かぶは誰の面影?

まるで覆い被さる闇すら払い除け
澄んだ輝きで天空に浮かぶ月よ
想いビトの心映す優しさで
私の想いも伝えておくれ
陰りなき幻で彼のヒ ....
言葉の羅列を詩に換えて得意気に語るヒト
ココロの音に耳を傾けるコトすら拒絶して
明日の書店にはもう平積みされている

嗚呼、アナタにはたくさん哀れな信者がいるコトでしょう

生活に ....
ばんざいばんざい
ぼくたちはともだちと
みにいくんだ
せいいっぱいの
アンコール

あのステージで
もう一度
ともだちなんだって
みにいったんだ
小さな足で
このステージを
小 ....
生きてるか?ガンバってるか?
ケガに気おつけてな、
それがどんな詩よりも、
やさしい、
顔になった、ことば、
ゆくりゆっくり大股で
朝の途を歩みいけば
かろやかに風吹き寄せて
ふわりふんわり包み込み
すぅうと春の近づき風語り
たんとん確かな感触に
やはらぐ肉身のぬくぬくと
夜毎の激痛の跡なんのそ ....
裸の王様の一言で
誇りは燃やされ
世界中の空は灰に塗れ
不安や憤りで揺れる
街角から消える笑い声
子どもの手が風船を離し
雲の向こうでシュレッダー
さらに奪い尽くそうと
鉄の臭いが降っ ....
夢を見ていた
俺は行先のわからぬ列車に乗っていた
人々は無言で座席に座っていたが
どうも様子がおかしい
彼等乗客たちはみな
左脚か右脚のどちらかが欠けているのだ
同時に 左腕か右腕のどちら ....
気づいたら
私だけの公園であそぶ
誰もいなくて誰も来ないから
邪魔されない自由

反省と戯れる
止まらないブランコ 気持ち前後に振れて
おりてしまえば大したことはない

のぼ ....
あなたは
ひかり ぬくもり みずのつめたさ
たべてるごはん たいようのまぶしさ くつをはくおと
おおきなかぜ しおのにおい うみのみず まぶた
むねからこみあげるなみだ


あなたは
 ....
ベルゼク、ダッハウ、ビルケナウ。

このあいだ、阿部ちゃんの勤めてる旅行会社が
収容所体験ツアーを組んでた。

現地の施設で実体験できるなんて
とってもステキ。

ひとつに砕け ....
陽の中に心を置いたので
影もまた 濃く残った

あなたを愛していた
誰にも知られたくなかった
誰にも
冬は終わった、と心底思う

咆哮を繰り返し、雪をやたら積もらせては、ことごとくを埋め尽くした
冬という珍奇な丸い巨大なボールの中で私たちはひたすら混練され
今となっては、そのぽっくりと開いてし ....
 おはようと爽やかな声

 振り返るとクラスのマドンナ

 それだけでちょっといいこと

 いいことは探しちゃだめ

 無造作に落ちているわけじゃない

 常日頃のちょっとした ....
ウクライナはどうなるのか
時々 考えた 僕は
戦争の起きたことは正しくはないが
いつの時代も否定されてきた 正しさについてを
街は 今日も 暮れた


自分をありのままに表現すること
 ....
立ち止まり、考える僕

どんな理想も叶えられないものはない
そう固く信じていたのに
僕はつまずいて袋小路に迷い込んでる

どうすれば、抜け出せるのだろう?
手を伸ばして光を掴もうとするけ ....
誰かに目隠しをされながら
誰かに満たされて
不自由なく生きている
進む先にぶつかる壁もなく
先へ落ちる穴もない
傷つけられる恐怖も
何かを考える不安もない
私にないのは光と目の前だけ
花火を魂だとしたら
夜空は君になるだろうか

欠員だらけの待合室
龍宮城の溶鉱炉は
閉山したポポロクロイス
けどさ、あたら星を奥歯で噛むたびに
カチッ、カチッ、て、世紀が変わる
友禅な ....
彼女の耳の貝殻に舌を差し入れたら
宇宙の無限の響きから生まれ出た
新たな思考にこの舌先の震え慄き
滑り掠めるだけの私生活の底抜け
遥か近く声を発する響き脳髄を
直撃しつつ穿ち共振させては
 ....
月曜始まりのカレンダー
左端を見ないように
休日を貪る

今日の始まりだったはずが
陽が傾き
砂時計がさらさら落ちる

夕方の防災無線が
明日への覚悟を起こし
今日を仕舞う準備をす ....
今の風は何色だった?

耳のうしろで
あなたの声が聞こえた気がして
振り返ると
早咲きの桜が咲っていた

雲って風の言葉なんだっけ?

そんな気障を
言ったつもりはないと笑いな ....
「夏」
北向きの窓に小さい絵の具をかき集めて
一番輝いていた頃の僕は
静止画のように夏を洗う

よそおう纏う切れ端は
僕のような顔をして
どこへ行くのか答えない


「言葉猛獣使い ....
青空、空気、西へ向く風
くしゅん
寒さ、会いたい、肌に痛い、この前
いつもいつか言いたい行っても痛いいたた
枝の曲がり
眺めて舐めて艶かしいいつだっていきたい
下腹部に溜まった熱
澱みい ....
俺はどうやら異形の者になってしまったようだ

俺の不具の左腕は
不自然なかたちで捻れている
その苦痛とともに 無理矢理
腕を正常な位置に戻そうとしていると
俺は俺の異形を否応なく感じざるを ....
  
 

なぜか
どこかから
聴こえる歌声があり

その
素人のあの子がカラオケで歌うその声に
実は

泣いたことがあって。

外には
まだ若い女の子たちが
その店 ....
野菜も食べなきゃ、パパは言った
野菜も食べるの、ママは言った
野菜は食べられるの?僕は言った
野菜は食べられるんだ、動物みたいに
今日、こんな何でもない朝に

ちょうどいい日なんだ
 ....
 アンパンマンのあんが

 つぶあんだったらいいな



 こしあんのほうがお上品なのよほほほ

 って笑うオバサマがいるけど



 アンパンマンのあんが

 つぶあ ....
僕は今正しい道というものを知っている
そこを歩くだけの力もある
少しまだ眠いけど夜が明けたことが分かる目もある
つまり夢を見ていたのだと思う

すべてのことを忘れた時
人は人の本来の場所に ....
atsuchan69さんの自由詩おすすめリスト(8612)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
めざめよ- あらい自由詩325-3-12
女とナイフと三日月と- ひだかた ...自由詩225-3-11
瓦礫を生きる- 自由詩425-3-11
願い月- 栗栖真理 ...自由詩225-3-11
詩の終末(おわり)- 栗栖真理 ...自由詩125-3-10
ともだちは春のにおい- wc自由詩5*25-3-10
五行歌_どんな詩よりも- 本田憲嵩自由詩625-3-10
風語り- ひだかた ...自由詩525-3-10
前夜- 自由詩425-3-10
終りのない旅- 岡部淳太 ...自由詩3*25-3-10
私の公園- 唐草フウ自由詩7*25-3-10
1年- 唐草フウ自由詩6*25-3-10
千切レタ耳ヲ拾エ。- 田中宏輔自由詩9*25-3-10
題無し- はるな自由詩425-3-10
みつめている- 山人自由詩625-3-10
ちょっといいこと- 佐白光自由詩425-3-10
ある日曜日- 番田 自由詩425-3-10
光の翼- 栗栖真理 ...自由詩225-3-9
生かされてる人- リィ自由詩2*25-3-9
花降らう_(習作)- トビラ自由詩1*25-3-9
詩想、憑言- ひだかた ...自由詩425-3-9
日曜日。- 自由詩525-3-9
風について- 夏井椋也自由詩825-3-9
どこへ- 紅茶猫自由詩4*25-3-9
水平線に眠りたい- かんな自由詩425-3-9
不具/異形- 岡部淳太 ...自由詩225-3-9
やさしい絶歌- 秋葉竹自由詩225-3-9
コレクト・アー・コレクト- 竜門勇気自由詩325-3-9
つぶあん- おやすみ自由詩325-3-9
雑学- 201自由詩325-3-9

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