すべてのおすすめ
若いうちに頑張らなければと
四十も後半になった夫が言う

うむうむと うやむやに
どことなく頷く

言いたいことも言わなければ
いけない事も
お互いあるはずだけど

なぜか若い事に ....
斜めの方角からきた野心に貫かれて
私の正義は枯れてゆきました


たばこのぽい捨てなんて注意できる勇気はない
路上に捨てられた吸殻も拾えない
潔癖症の私にはふれることができない
自分で ....
{引用=

大さわぎでなく
ゆっくりと歩む
足の裏に感じる砂の感触を確かめ
けして温かくないけれども
柔らかく反発してくるようなそれを
一足一足 注意深く進まなければ、
見逃してしまう ....
夢 いかがですか
どんな夢でもお好みのままに
夢 いかがですか あなたに夢売ります

僕のポケットにあふれるぐらいに
夢がたくさん入ってる
あの日 君の心から奪った
夢も押し込まれている ....
8mmフィルムに映し出された青い空を
精液で汚して
町の中をまわる電車に
逃げ込みました
逃げ込んだ先は年老いた少年の
末期でした

野良犬は小便を垂らして
猫たちは決して譲らず
許 ....
私の背中に包丁を入れてください
あーそこそこ
丁度かゆかったんです
そのまま まっぷたつに
お願いします

キャベツというのは
幾重にも丸まって
ドカンといるでしょ?
自分が大きくな ....
靄を抜けて

トンネルをくぐっては

枯れ山に光

夢の残滓に朝の黄昏れ


ひとはいつ

なにを始めるのだろう

ひとはいま

なにを始めたのだろう


靄を抜け ....
うごくと
あたっちゃう
にがいとげ ふゆのやま
すぐには
こえられない

わたしなんかに?
とんでもない
やさしさに
ぼたぼたする、
これは
もろさじゃない、よわさじゃない

 ....
あきれるくらいに騒がしい日々

今日もだるい体を無理矢理起こした

歴史の教科書は重くて

過去の寸劇をかきしるしていた

落とし穴を掘っては自分がはまるのを繰り返していた

更新 ....
もう壊れてしまったから
捨ててしまうのですか?
ぼくの紡いだ時間の縦糸が
ぷっつりと切れてしまいました

重たい
川に入ると
そのままでは浮かんでこれない

壊れ物だけが集まる遊園 ....
こぼれたミルクは飾りボタンの溝を泳いで
くるくると光を跳ね返していた
いつまでたっても混ざり合うことはなく
胸を埋めるような匂いが辺りに漂い
大気ばかりが乳白色に濁っていた


窓の向こ ....
指のさき
雪がひとひら、消えました

わたしの熱を、あら熱を
かくまうように
消えました

うなずくべきことなど
何もないけれど、
わたしは確かに
うなずきました

す ....
{引用=ジャンクフードからドッペルゲンガーまでを
わたしの小さな世界の一員と認めて陳列したストアで
コスモポリタニズムを宣言するの。
エキセントリックな彼を愛する彼がとても好きだから
シャネル ....
言葉はひかりより
遅れてやってくるから
たぶんまだ
君は粒子で
かすかな時間差の中に
小さく膨らんだり
縮んだりしているんだろう

空は淡く
まだ少し痛いから
僕は水辺にいて
円 ....
たばこのヤニで煤けたリビングの壁に一箇所
まるで雪景色を穿ったような真新しい壁紙が気になる

あのひとがわざわざ買ってきては飾っていた
贔屓にしてる野球チームのカレンダー
縦じまのユニフォー ....
星が流れる夜明け前
二人は無口になって
遥かな水平線みつめてた
流星尾を引いて空を行く
永遠を信じてここまで来たけれど
夜明けのファンタジア
教えておくれ
二人の夜はいつ明ける

海 ....
僕はよく夜になると
言葉とにらめっこします
地球の重さとどちらが軽いか
形容詞と助動詞の相性は
お笑い芸人で誰が面白いか
最後に泣くのは
決まって僕のほうです

僕が眠りに就くと
 ....
川が流れていた

彼らはまだ海を知らないのに

ぼくは彼らが海に行くのを知っている

声などひとつかけてやろうか


ひとが土手を歩いていた

彼はまだ天命を知らないのに

 ....
{画像=100104083022.jpg}


その時は
あなたのその手で いっそ
あたしを殺してくれますか

それができぬのならば
最初から好きにならずにいてください
恋心とい ....
切り倒したばかりの白木 刳り貫いて

船をつくろう 船をつくろう

亡くなった人の骸を入れるため

船の棺に入れて 愛しい亡骸を入れて

白浜へ挽いていこう 海まで挽いていこう ....
死んでしまった
わたしは
ゾンビのぬけがらを探している
腐っても腐っても
失いたくない何かを
無くしたがっている

母の抱いた夢を
娘は黙って飲み込んだ
いいも悪いも ....
選べないのは分かっているのです
でも、もしも許されるなら
別な日であったら
それが難しいというのではないのですから、
三百もの日と夜があるのなら
どうしてこの日でなければなりませんか ....
四葉のクローバーを見付けて

一枚葉をひき千切った

するとどうだろう

さっきまで幸せの幸福の四葉のクローバーだったけど

今はそこら辺にいる普通のクローバーになっていた

気味 ....
握り締めることなんて出来ないってわかってるのに
風に翻弄されて舞い落ちる粉雪をつかまえて
その結晶を手のひらに刻み付けたいと思った


この冬最初に降る雪を見たのは
帰省先である少し北の街 ....
オレンジの灯りが点々とする
雪の祭りの
ぼくらの町

狭い歩道を歩く 婆三人
灰色のほおっかむりで
ひそひそと
植え込みの陰に
みかんの皮を押し込む
ぼくらの町

町から背の高い ....
冥王星から始まって
シリウス、シリウスBへ
カノープスが続く

アケルナルはエリダヌスで
はくちょうにはデネブ

落ちてこないのは ことのベガ

冬のオリオンにリゲル
北極星を見つ ....
あごに手を触れると
地図のようにひげが生えていた
道に迷いそうだったので
ふとんから抜け出した

トイレのドアがパタリと閉じた
目を上げるとまた
パタリと閉じた
天井に三日月が掛かって ....
誰にでも越すに越せない川がある

その川を越えようと試みるもよし
はなから越すことなど考えもせずに使い古しの釣竿一本
かの太公望になった気分で日がな一日

立ち枯れの葦原を渡る北風は冷たく ....
{引用=

風花が舞っています
ほんの少し顔をあげて
少女が 見上げる
( 幼さをふりおとした横顔は、りんとして )
おぼろげで 消え入りそうな
白い半月が、南の空たかく
午後のクリス ....
疲れなどは放っておいて
創造主のなかを転げまわってやるさ

宇宙での生活は退屈だった?
退屈ではなかった!

自分以外が優先されていたから
退屈な時間などあろうはずもない

この星で ....
atsuchan69さんの自由詩おすすめリスト(5957)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
有無- 砂木自由詩5*10-1-10
喪に服す- 朧月自由詩310-1-10
Blue_Heron- 月乃助自由詩18*10-1-10
夢売り- 朧月自由詩410-1-9
8mmの空に- within自由詩8*10-1-9
キャベツのメルヘン- りょう自由詩14*10-1-9
朝の黄昏れ- 吉岡ペペ ...自由詩310-1-9
ふゆのやま- 唐草フウ自由詩8*10-1-9
夜の王様は朝の姫に- こめ自由詩1810-1-8
コワレモノの涙- within自由詩20*10-1-8
白く濁った世界- あ。自由詩16*10-1-6
ロスト- 千波 一 ...自由詩21*10-1-6
解放区- 夏嶋 真 ...自由詩23*10-1-6
鳥の石- 佐野権太自由詩14*10-1-6
年明けのひと- 恋月 ぴ ...自由詩20*10-1-5
夜明けのファンタジア- 未有花自由詩14*10-1-5
にらめっこ- 乱太郎自由詩11*10-1-4
海と天命- 吉岡ペペ ...自由詩410-1-4
「恋情」- 月乃助自由詩12*10-1-4
船葬- 楽恵自由詩13*10-1-4
初夢- 百瀬朝子自由詩6*10-1-3
Dad- 月乃助自由詩8*10-1-2
四葉のクローバー- こめ自由詩1010-1-2
この冬最初に雪を見たのは新年だった- あ。自由詩15*10-1-1
ぼくらの町- オイタル自由詩4*10-1-1
銀の砂場- within自由詩12*10-1-1
冬の日- オイタル自由詩3*09-12-30
年越しのひと- 恋月 ぴ ...自由詩20*09-12-29
午後の月- 月乃助自由詩10*09-12-29
帰還- 吉岡ペペ ...自由詩209-12-29

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