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夜は泣いている
あの星の輝きは涙の輝き
青い瞳の奥底からあふれて来る
真珠のような涙の輝き
あちらこちらで涙を浮かべた
悲しい少女の星よ
なぜに夜に泣くのか
この静けさの中で息を殺して
 ....
かじかむ理由は
雪ではないね

それは
雪のなかでこそ
探せるものだけれど

雪そのものは
寝ているだけだね



 てぶくろは
 つかのまの嘘だと思う

 夢だとか ....
肩を
すべり落ちてゆくものを
不可能なくらいに
拾い上げるから
忘れておけない
まなざしの青

つないで
必死につないで
自分の口から出た言葉が
たとえ終わりを決めるもので ....
わたしのなかでは
きえない、ゆき

きこえないことば、には
あふれるくらいに
ふれているのに

ふるえています
たしかさを

ましてゆく、ような
かさのなか

みずか ....
冬木立、腕の隙間を
北西の風が吹きぬける二月
硝子を隔て、
わたしは陽射しを貪る


両の手を
時折、虹色に光る猫の背毛に沿わせ
体温を求めながら
かなしみを忘れるわたし

セー ....
探していた
おだやかな光を
逢いたかった
カンヴァスを破って

手を、そっと
輪郭のない夜だから
影もなくて
震えを数えていないと
ここがサヨナラになる気がした

風の硝子越しに ....
お兄ちゃんがまた
女の人に振られてしまったよ
かわいそうに
死んでしまいそうに落ち込んでるよ

幼いころから
おっちょこちょいな人だったよ
がまんしてればよいものを
いつもちょっとかた ....
ルーズな踝はいつのまにか姿を消し
タイトな紺色が街を闊歩する

こんな横並びを欲する時代だからこそ
曖昧なままでは許されないと言わんばかりに
膝上近くまで引き上げられた紺色に感じる息苦しさと ....
アイスコーヒーを注ぎいれた グラス
暖かな部屋
午後の陽射しは

読み止しの本の名は
『ルネサンスの占星学』

人が ぱらり ぱらり 行き交う
食器が カチ カチと音を立てて

動 ....
君に呼吸をプレゼントしたい
酸素! 凍結!
熱次元のネジ巻き飛行機械
バッサ! バッサ!
落下する卵 割れる風船の寝息
面倒見のいいお婆さんの手が
背中から張り紙を滑り落とした
あと、そ ....
ひとひら
白い花びらのように

ひとひら
優しい言葉のように

私の髪に 肩に
静かに舞い降りてくる


思わず手を差し出したら
ひとひら
掌の中 ふわりと落ちた


こ ....
血も汗も涙も流さない時代は
清潔さを保ち
心と体を分離する
心の時代だと叫び
体を放棄して
光になろうとする
くそ食らえ!
身体感覚を取り戻せ!

詩人は真の言葉を語らなくてはならな ....
温かい
夢の中の幻
そこに妄想を加える
皮膚感覚は剥がれ落ちる
神経細胞が夜鳴きの赤ん坊を静める
管に繋がれた十二使途の歳月
新しい呼吸法に
焼け爛れた明日

前人未到の乱れた前髪
 ....
どんな個人プレーも
地球というスタッフワークに還元される
全ての細胞が
体を構成しようと 弾け 飛ぶ
機械樹の葉に
冷凍催眠された 十字架の彼方
劣性遺伝子の直方体が
二次元の立方体カラ ....
今の世の中明るすぎる

もし支配が可能なら
是非とも夜に闇を返したい

赤いドアのみならず
ありとあらゆるものを
黒く、黒く、黒く

住宅街の屋根を滑る
おぼろげな月明かりの下
 ....
わたしを
離れない嘘たちが、ある

それはかならずしも
苦しみではないゆえに
より果てしなく
むしばむ、
わたし


どこをどうすれば
間違えてきたものを正せるだろうか、 ....
あなたは並んでいる
両手をポケットに突っ込んで
似たような後姿に紛れ

我先にと腰掛けた当り台に陣取り
ぎんいろの球を弾く
時間を浪費することへの悦楽と
日常とは隔絶された光と音の饗宴に ....
えらばれた場所でだけ
かなう願いを

託して
しまいたい



分けられてなお
うつくしいものも
きっと、ある

降る雨の
そのずっと奥のほうで

飾りをえら ....
{引用=(私の砂男に)}

描いたようなみどりの草原、青い空、
白い雲がにじむのはカメラの曇りのせい、
すべて出来合のうるわしい風景、
できる限り倍率をあげてみよう、
くるくるまわる水素原 ....
パソコンは行間に
椅子のない背もたれを 普及させた

鉛筆とは違って
垂直に線が 交わるかもしれないという期待は
抱きにくくなったが
キーボードの奥行は
不意に折れるということがなく
 ....
あなたに
君のセックスの意味が分からないと
意味の分からない質問をされて
質問という言葉の意味を問い直す作業をしていたら
分解された

別れられないはずだから
分かり合える
離れ離れに ....
その坂の上は外人墓地になっていて
少しだけ風がそよぐ。
港町を見下ろすその場所で、
土の上に居場所をなくした人々が 眠っている。

その風を、汗に濡れた指先でなでるのが好きだ。

 ....
わたしのあげた小さな声を
今か今かと待ちかねていたかのように
彼はわたしの身体からそそくさと出て行った

愛し合う余韻に浸ることもなく
そして満ちはじめようとした潮の流れが
素っ気なく沖合 ....
途中だった思案を開いてみる
また白紙になっていて
今日という日があるのはそのせいだ
記憶なんて信用できないもので
記録のほうがあてになるかもしれないと
毎日、一頁ずつ
日々を書き留めていて ....
寒気が
どっさり
目覚まし時計を押しのけ
郵便受けには
号外の雪が
詰め込まれている
のだろう

起きぬけのトイレから
スニーカーをつっかけ
目を閉じて
つま先からゆっくり踏みし ....
いくら落ち目のわたしだからって
何でこんな仕事しなきゃいけないのかな
数人のテレビクルーを引き連れて
どれだけ歩いてきたんだろう

雲の上を歩かされるなんて思ってもみなかった

富士山の ....
多摩川に架かる鉄橋を渡りきる頃
メールの着信を知らせる携帯の光が走る
両親も恋人と認める彼からのメール
簡潔な朝の挨拶に優しさ溢れる短いことば

先輩は幸せ過ぎるから

傍から見ると憂鬱 ....
ホームレスが灰皿に
深々と頭を下げている
制服の女性が後ろで睨みつけている
歩道に頬杖を付き
Yシャツに血が滲む
彼女の脚の下
フォーカスをぼかし
そこいら中に降ってくる
皮のアイスピ ....
平和ボケしている僕らが、どうやって危機感を持てばいいのでしょうか。。
やっぱり今日も晴れです。どこまでも
続くかのように見えるのは錯覚でしょうか。ええ、
どこまでも続く空間なんて、無いのは知って ....
pu- pupu- koguma no pu-
二挺拳銃 koguma no pu-
バンバン飛び跳ねてるのは僕
いっしょにだんす koguma no だんす
puriっko puriっko  ....
atsuchan69さんの自由詩おすすめリスト(9874)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夜は泣いている- 未有花自由詩8*08-1-29
白い冬- 千波 一 ...自由詩10*08-1-27
睦月橋- 千波 一 ...自由詩6*08-1-26
ゆきうらない- 千波 一 ...自由詩5*08-1-25
冬の彼方に進路をとれ- 銀猫自由詩14*08-1-25
雪彩画- Rin K自由詩30*08-1-24
お兄ちゃんへ- ふぁんバ ...自由詩9*08-1-24
ルーズアンドタイト- 恋月 ぴ ...自由詩19*08-1-24
器の笑い- アハウ自由詩508-1-24
ネジ巻き飛行機械- 狩心自由詩3*08-1-24
ひとひらの雪- 渡 ひろ ...自由詩12*08-1-23
自己紹介- 狩心自由詩5*08-1-22
私の中に眠る、沢山の死んだ命- 狩心自由詩2*08-1-22
還元される- 狩心自由詩1*08-1-22
低い月- FUBAR自由詩9*08-1-22
わたしを離れない嘘たち- 千波 一 ...自由詩5*08-1-21
弾かれたひと- 恋月 ぴ ...自由詩13*08-1-21
金星雨- 千波 一 ...自由詩6*08-1-21
みどりの草原、青い空- 佐々宝砂自由詩408-1-21
チクチクするね- 佐々木妖 ...自由詩8+*08-1-20
テロリストの恋- 狩心自由詩3*08-1-20
ありし天文所の休暇- もも う ...自由詩28*08-1-20
早いひと- 恋月 ぴ ...自由詩16*08-1-19
死とか臨界とか循環とか- 小原あき自由詩26*08-1-19
予言ライフ- 佐々木妖 ...自由詩12*08-1-17
雲の上のひと- 恋月 ぴ ...自由詩18*08-1-16
確められないひと- 恋月 ぴ ...自由詩31+*08-1-12
くすぶる- 佐々木妖 ...自由詩10*08-1-12
そのもの- 狩心自由詩1*08-1-11
cool_down_pu-san_koguma_no_pu-- 狩心自由詩2*08-1-11

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