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はじめてラブと出逢ったのは
新宿歌舞伎町にあるペットショップ
狭い檻のなかで怯えるように震えていた

あなたの瞳をみつめた瞬間から
ラブ
わたしたちはあなたの虜になってしまう

思わず ....
ジリジリと太陽が
アスファルトに焦がれる思いを
告げる午後二時の
濃い影がさす
向こうには


枯れてしまったシクラメン
欠けてしまったクリスタルの花瓶
半分腐りかけの林檎
止まっ ....
 叩きつけた拳は、ざっくりと裂けた。引き
抜くと何かが落ちて、コンクリートを叩く。
歯だ。血塗れの口を押さえのたうち回る一人
目の腹に、つま先を食い込ませる。骨の ....
 うなされていた。醒めると、冷たいはずの
手が、あたたかく汗ばんでいる。握りしめる
と、まだ感触が残っていた。呪いのことばを
呟いて、うなだれる。したたり落ちる汗 ....
白い 塗りかべの 建築や 小路を 抜けて

とまどいながら 最初の 一声が いまだ

はばたいている ように かぶさって いた

こちらがわの 無垢な 海砂の 地へ

いく ....
古風な恋愛をしたいって
女優さんが言っていたような気がする

三歩下がって師の影踏まず
じゃなくて
それは夫唱婦随ってやつだよね

男尊女卑だと指差されそう

でもね
ちょっと考え ....
誰も
さよならを言わない
誰も、何も、言わない





ジ、


ただ
重々しい青へ、空の、青へ
弾け散るように飛び立った蝉の
既にこげ ....
「熱帯夜」





窓を開けても風がないから空気が留まっている
モンスーンが南方から官能や昏いものの香りを
運んできたのだけれどそのリズムはこの部屋で
止まって
澱んで
行き詰 ....
アスファルトの道を歩いていたら
急に波打ってしまったので
なんだろうと首をかしげていたら
そういえばこのところの猛暑で
線路が歪んでしまったことを
思い出していた


ミニィは
アス ....
砂糖菓子のような
夢のかけら
そっと口に
ふくんでみる


舌にとろける
甘美な余韻
目眩がしそうな
媚薬の効きめ


たちまち身体が
熱くなり
カオスの世界に
堕ちてい ....
メンソレータムは野球拳だった
野球拳がまさに時代遅れのカーナビだったが為に
私達が脱線事故を起こす寸前に停電が起きた
Life Line Off
電気が無いとありとあらゆる部屋が真っ暗で動くも ....
馬でも風邪を引くらしい
何だかひと安心したりして

年末だったかな彼氏に連れていかれた
新宿南口の場外馬券売り場で見かけたのは
レースに夢中な父親とはぐれた幼い兄弟
通路に散乱する外れ馬券 ....
ハレルヤ あめつちは今日も禿げあがり
軋る刺草の茎の穂、糞、笑み
世に誰もいなければ悩みも悲惨も無い
それでも電話と手品は延々と続いている

田園の喧噪と都会の憂鬱を賭金に
蛙の相場師は黙 ....
時計が示す時間は

昨日と今日の間の一瞬

そのなかで僕は昨日に戻りたく

今日が鬱で嫌いだった

それなのに今日が無条件で始まっていく

僕の将来は今の頑張りしだいとか ....
真空伝記は
竜の背にもエレクトロを静電し
暗がり黄走る永いひかりの連なり
真っ先に稲光る

ころげた永遠
ただ白い歩記は錯乱する程に
つよい顔のような夕暮れ
きこえなかったよ
一 ....
あの日
あっというまに難破した僕らは
流木にもなれずに
世界中の海に散らばった

絶え間なく打ち寄せるくらやみの音色に
安心してしまいそうな
ちいさな木片

ほんの少しの誤り
いく ....
日暮れて 日暮れて
ひとりきり
だあれもいない畦道で

日暮れて 日暮れて
ひぐらしの
かなしい歌を聞いていた

かなかなかなかな
どこ行った
僕のおうちはどこかしら

道をな ....
パンの いる 午後

滑るように わたるように 遠投...

その 距離は 長く 零の領域で 黙秘 して いた

コバルトの 蜃気楼の むこう から

泣きながら 出て い ....
  「コンクリート・リゾート」


最後に僕がここに立った日
それはきっと、セピアンブルーの日
変わったものといえば
角のコンビニエンスストアの名前くらいで
もしかしたら ....
(風が囁き合う
  あれは羊の群だよ、いや、焼け焦げた霧だよ
   彼は眠っているのかな?死んだから歌っているよ)


風" 連なりs 虚-ろ'mな N聖者ら 占t の  ....
耳元で囁くように
一番遠いところから
叫ぶように
声は、聞こえている
 
土の上に横たわった
私の頬に、そっと
それは静かに目を閉じながら
ひとつ
口付けを交わす
 
 
限り ....
駅ナカのカフェで一休み
こんな時は甘いもの欲しかったりして
ストレス解消だからと自分に言い訳

隣の席にはおんなのひとがふたり
何やら話し込んでいる

意味深そうな話
そして遠い世界の ....
微かにまるみを帯びた水平線から
紺、と翡翠色は曖昧に溶け合い
蛍光色のブイを揺らしながら
海風がしろい道を無数に拓いている

目の前に置かれたグラスの透明も
水晶の粒と汗をかき
夕闇 ....
{引用=モーリス ラベル


序奏とアレグロ より}


その砂浜の空間に
いくつかの扉が 出現して
それぞれは現実とつながっている

それらはあたしたちの住む
少し湿気た森では ....
音楽
ダンス
ファッション

ドラッグ
セックス
宗教
哲学
ぜんぶやっちまって
しんじまったあいつは
ショーマンだった
みんなをコントロールして
言っちまえばさ
洗脳さ
 ....
五月雨からながれて
からげてもう八月の空
入道雲

うつむくきみのこころはとけない
あいすきゃんでぃーみたいにとけない
あまくない恋心に
下心は通用しない

せみみたいにまっすぐきみ ....
いつまでたっても治らない
あきらめて期待してを繰り返し
いつのまにか悲しみさえもいつものことになった

がんばれないと母が言う
もうだめと家を飛び出していく
残されていくわたしといもうと
 ....
ツミヲとおちんちんは、
いつも電車に乗ってやって来る。
ツミヲの棲み家は、
ここから二駅と四つ離れた駅から、
徒歩五分の閑静な住宅街の一角にある。
ツミヲはそ ....
どうして
約束を
結ぶと言うのだろう

つないだ手は
結び目のよう
雨に濡れると
もっとかたくなる

強くひっぱって走った
雨の檻つづく
強くひっぱられて走った
かたく

 ....
空も高くて
青いから
遠くまで出かけようと
二歩歩くと
三歩目を降ろすところに蟻がいて
踏みたくはないので
停まろうとしたが間に合わず
足を上げて見ると
蟻の腹は空き缶のように潰れてい ....
atsuchan69さんの自由詩おすすめリスト(9461)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ラブの秘密- 恋月 ぴ ...自由詩20*07-8-27
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