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静かの海に星が溶けて消えた
ゆるり〜らら、ゆるり〜らら、
音楽家の死骸が流れてゆきます
竪琴の音がひとつ、またひとつ、
水の中からぷかりぷかり、
あなたの鼓膜を切り裂きに。
それは魚たちの ....
 
透きとおるような青い瞳を閉じて
月明かりをよそに
思索する空
道標を失った者たちの
無数の悲しみが白い炎をあげて
燃えている



どこにも行けないという絶望を
焚き木にすら ....
七月は一艘の舟
僕らは詩の上で旅をする
オールは持たず自在にすべってゆこう
喜びも悲しみも傍らに従えて
まだ陽はあんなに高いのだから


指を浸せば波紋の向こうに
雲は流れ 陽はきらめ ....
             
居間のテーブルに、汗をおびた白い皮膜がひろがり、ひとり
のピンクのビニール手袋は、両手で艶めかしい声をあげた。
一面、ピンとはった空気が、わたしの熱を帯びた息で震える ....
誰のものともわからない唇が
私の背中を通る


このように
戦ってきたけれど

何と戦ってきたのだろう?

垂れ下がる乳房
力をなくしていく腕

もう
遠くには飛べない

 ....
水の中でしか 
  生きられないと 
    思っていた
        日々  
きみの
ゼリーの肌に最初に触れた せつな
素人の二人が 不器用に
一つになって
創造が始まった  夏 ....
駈けて

駈けて

君のもとへ

幾千の夢を経て


久遠の時

遥かな空

夕日に誓った

あの日の指切り


時は人を得て

人は時を経て

佇む影 ....
玩具銀行の赤い判子を押した 
福沢諭吉の万札を短冊代わりに 
笹の葉群に吊るします 

夏の涼しい夜風が吹いて 
はたはたはたはた 
数え切れない諭吉さんが
笑います 

時折ちらり ....
僅かに感じる視線に

蛇に睨まれた蛙のように

小さ角においやられていった

繋いでいた手は

急に離されまた掴もうとしたけれど

追い付くことはできなかった

人は誰でも大き ....
幻影に怯え現実に目をつむる
そんな大人になってしまいました
あたしは{ルビ二十歳=はたち}を過ぎたモラトリアム

あんなに幸せを感じた日々もあったのに
持続できないあたしは罪人のよう ....
どうやら苦手なものに好かれてしまうらしい

人前で話すのはいつまでたっても苦手なままなのに
旧友の結婚式でスピーチを頼まれてみたり
不得手解消と中途半端な意気込みで卒業した英文科の呪いなのか
 ....
草いきれと湿った地面の匂いがする
(夏だ)

こっそり張られた蜘蛛の巣を
黙って許すことにした
いのち、を
思ったわけではないのだが
今日はこの国や
内包する宇宙にも
とりわけ関心が ....
世の中で一番暗いときはいつですかという質問の答は
夜明け前
だそうです。



レディース&ジェントルマン

この闇の意味を問いただし
まぶたを何回も何百回も何千回もまばたきしな ....
小さく開く掌のまだ柔らかい皺ひとつ
時の過ぎるにいつの日かまめのいくつもつき始め
年輪の如く物語る人生まだ語るに足らず
そっと包んだ我の手の汚れは二度と振り消 ....
庭先に止まったアゲハチョウの羽には
感情の全てが閉じ込められている

そのざらざらとした声色が気持ちよくて
いつまでも肌をなぞっていてほしかった
淡い空にうろこ雲がほわりと浮かび
右目の向 ....
{引用=幼稚園に通っていた頃
いつもポケットに手を入れている女の子がいた

僕はそれがどうにも気になって
幼い知恵を引き出して思いついたのが
ジャンケンだった

「ジャンケンしようよ」っ ....
追憶が虹を
否、追憶は虹/そのものだ
/追いかけても辿りつけない
否、それは俺/そのものだ

きのう死んだ俺は
きのう生まれた
正体はどこにある


追憶が虹を
否、追憶は虹/そ ....
君のまあるい心と
僕の角ばった心が
ぶつかった

君は少しへこんで
すぐ元にもどる
僕は角がつぶれたことを
いつまでも気にしている

君のまあるい心と
僕の角ばった心が
はず ....
…… 
ええ、それはもうよく聞かれるのでございますが。
本当のところ、私も理由などあったものかと
思っています。

お偉い先生方は、なにか公式でも探すように、
生き残った者達を類別しようと ....
>汗をかくからふいてあげる


少しふくらみをもった三日月ほどの光量で
ナプキンに描かれた「under construction」が
ひらりひらりと宙ぶらり

胸いっぱいの少女マンガを愛 ....
まことの自分である時は 
背後に透きとおる
あのまなざしが 
黙って微笑を浮かべます 

まことの自分である時は 
色褪せていた日常に 
肩を並べた花々が
次々口を開いてゆきます 
 ....
 
 
○父

窓から庭のブランコを
眺めることが多くなった
あれにはもう一生分乗った
と言って
時々体を揺らす
背中が
押されるところではなく
支えられるところとなってから久し ....
まどろみは とうとう
流れ 流れ 夢をなう

漂い着いた 海峡の夏に
覚めきれぬ
想いのひらを あゆむ

深遠なうみの果て 
空のはしを ちぎった 白いウミネコが、
つばさを止めて  ....
早朝から3人も。みんな素敵な人で涙出そう。

感受性強いのもいい加減にしろよ。

でも、好きなの。

生きてなかったら、逢えないんだから。

一瞬一瞬を大切にしたいの。
ほとんどのことは
なんてことないんだよって
どうにかなってくんだって
教わったのは
病院の、ロビーで泣きじゃくるわたしに。
無言で母はわたしが立ち上がるのを待ってくれたね
何時間も
 ....
君は交差点の角に座り込んだまま膝を抱えて石になる/呼吸する石の塊となる

行き交う人の波を見送りながら立ち止まらない世界を眺めている
思考だけで生きている君/無表情な哲学者

其処だけが別世界 ....
ある日突然
子どもたちは先祖がえりをした
背は小さく
言葉を失い
歌うこと
踊ることだけになり

海へ列を作りゆこう
歌い
踊りながらゆこう
砂浜で広がり
ねころぶ子どもたちそれ ....
必然と人生で必要なものは

食べ物と金と空気あろう

もともと黒い烏丸には

白い空間など身に覚えのないことだろう

くじびきで決まった神などに

この先の行く末などを

指し ....
端より 染まる
ひと刷け ひと刷け 
うっすら
あかね終わるそらは るいるい
夏の夜に
開く

つくばう宵やみに 
ゆかたの えりを
赤裸な
きみへの
ほてりが すべり落つ

 ....
渚を歩いていたときのことだ。

波打ち際に、細くなめらかな黒い曲線が描かれていた。
それは波の姿を象って視界の及ばぬ範囲へと延々と続き、
足元に目をやれば無数の点の集まりで、なにかの種を思わせ ....
atsuchan69さんの自由詩おすすめリスト(8609)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- xxxxxxxxx自由詩209-7-8
白い炎- 乱太郎自由詩23*09-7-8
七月の舟- 石瀬琳々自由詩14*09-7-8
遠い夢—デッサン- 前田ふむ ...自由詩9*09-7-8
「41歳の春だから」このCMからすべては始まった- 初代ドリ ...自由詩7*09-7-8
「愛生」(あいおい)- 月乃助自由詩10*09-7-8
牽牛- 柊 恵自由詩13*09-7-8
ましろい短冊_- 服部 剛自由詩509-7-8
ノートの端の落書き- こめ自由詩1409-7-8
二十歳を過ぎたモラトリアム- 百瀬朝子自由詩7*09-7-7
好かれるひと- 恋月 ぴ ...自由詩30*09-7-7
あおむし- 銀猫自由詩19*09-7-6
夜明け前- モリマサ ...自由詩909-7-5
掌と時- 遊羽自由詩5*09-7-5
アゲハチョウの夢- あ。自由詩11*09-7-4
「たりない」- ベンジャ ...自由詩9*09-7-4
追憶- 吉岡ペペ ...自由詩609-7-4
- nonya自由詩11*09-7-4
ビルケナウからの手紙- 月乃助自由詩7*09-7-4
星食する- さわ田マ ...自由詩509-7-3
花の合唱団_- 服部 剛自由詩409-7-3
家族- たもつ自由詩4909-7-3
「初枕」- 月乃助自由詩6*09-7-3
天使に逢ったよ- アサギ自由詩209-7-3
グローイングモーニング- 唐草フウ自由詩9*09-7-3
進化の法則/突然変異- 遊佐自由詩8*09-7-3
- ふるる自由詩9*09-7-2
くじ引きできまった神- こめ自由詩709-7-2
夏の宵- 月乃助自由詩7*09-7-2
海と蟻- 夏嶋 真 ...自由詩25*09-7-2

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