すべてのおすすめ
胸のなかに石がある
いつ呑んだのか知らない
ゴロゴロ、ゴロゴロと
このごろそいつの座りが悪い
胸のなかだからとりだして見ることもできない
いったいぜんたいどうしたっていうんだ
濁ったり ....
限界を越え
誕生と死という
限界を越え
遥か彼方を一時に臨む
顕在する生、繰り返される人生
広がる、広がる
時空の後方に前方に
無限の彼方の青い青い水平線
白いヨットが曳航され ....
桜の花びら瞳に浮かべ
透き通る君の髪の毛が
僕の世界で絡み付いた
触れてみたい
揺れていたい
風のせいにはするもんか
未来と背中に
同じ匂いを漂わせた
春の廊下ですれ違う人
....
二〇一七年六月一日 「擬態」
ジョー・ホールドマンの『さらば ふるさとの惑星』ちょっと読んだ。ちょっと読んでも、ヴォクトの2冊の本よりはよいことがわかる。ヴォクト、非Aシリーズが傑作だった ....
ともした線香の香りが連れて行く
どこかへ行ってた盆の夜
鏡を見れば どことも言えず
いとしい人の面影がよみがえる
今生の人よりも はるかに多い
過去の死者と 未来に生まれてくる者 ....
コロナウイルスの騒ぎで
ウイルスというものに興味がわいて
いろいろ調べてみたが
調べれば調べるほど
ウイルスの奥深い謎の
底なし沼が見えてくる
その謎のなかで
最も面白いのは ....
二〇一七年五月一日 「もろもろのこと。」
だいぶ本を処分したんだけど、またぼちぼち本を買い出したので、本棚にかざる本をクリアファイルで四角く囲んでカヴァーにして立ててかざれるようにしてるん ....
暗い風が吹いた
濃くあかるい夏空の下を
暗い風が吹いた
暗い風が吹いてもなお
夏空は濃くあかるく
白くかがやく雲を湧き立たせた
蝉たちは鳴き 鳴きやめ また鳴き
鬼百合 向日葵 百日 ....
振り向くと、
肩先をかすめて飛んでいった
風のまにまに光って小さきもの
僕をもう追い越して それは八月のまばゆい光のなかへ
ドラゴンフライ
そのうすい羽の向こうに少女が見える ....
二〇一七年四月一日 「ある注」
ディラン・トマスの268ページの全詩集のページ数に驚いている。こんなけしか書いてないんやと。散文はのぞいてね。こんなけなんや。ぼくはたくさん書いてるし、これ ....
人がいなくなった庭は
草がぐんぐん伸びて
かつてその地に眠った心臓のありかを隠した
もう探し出せないし
探そうとする人もいない
よく見ればブルーベリーが細々と実り
小鳥が集う楽園になった
....
バックミラーとサイドミラーで
後方を確認し
イザ ウインカーをあげ
片側二車線の道路でUターン
…のはずだったのだが
判らなかった
後方からハイエースワゴンが
直進していることを ....
夜空に咲いた
あのひの花火
ひらひらひらと
沈んでいった
どこへ、どこへ
どこへゆく
寂しいあの世へ
ひかりをともしに
縁側に座り西瓜を食べながら
その黒い種を口から飛ばす
黒々として立派な弾丸は遠くまでよく飛んだ
白くて未成熟な種は気がつかずに食べてしまったかもしれない
夜、蚊に刺されたあとをかきながら
....
夕べ 一人寝に見た夢は
夜空のくぼみに足をかけ
天の川に辿り着きたいと思い
さらりと揺れる夏草の隙を
酒でも飲んでいるように
のらくらと彷徨いたいと思い
それでも 最後には
靄のよう ....
二〇一七年三月一日 「ツイット・コラージュ詩」
ブックオフで、ぼくの持っている状態よりよい状態のカヴァーで、フランク・ハーバートの『神皇帝』第一巻から第三巻までが、1冊108円で売っていた ....
柳に、ゆれる
午後
静かな、足どり
きいてる
高嶺の、ひぐらし
なき忘れ
小さな、ふり袖まで
とりに帰る
二〇一七年二月一日 「ゼンデキ」
徹夜で、イーガンの『ゼンデギ』を読み終わった。うまいなあと思いつつ、もう少し短くしてよね、と思った。まだ眠れず。デューンの『砂漠の神皇帝』でも読もうかな。 ....
二〇一七年一月一日 「なんちゅうことやろ。」
きょうはコンビニで買ったものしか食べていない。
二〇一七年一月二日 「恩情」
なにが世界を支配しているのだろう。お金だろう ....
二〇一六年十三月一日 「廃語霊。」
な~んてね。
二〇一六年十三月二日 「こんな科目がある。」
幸福の幾何学
倫理代数学
匿名歴史学
抒情保健体育
愛憎化 ....
二〇一六年十二月一日 「不安課。」
きょうは、朝から調子が悪くて、右京区役所に行った。
なぜ、調子が悪いのか、わからなかったので、とても不安だった。
入り口に一番近いところにいた職員 ....
二〇一六年十一月一日 「いやならいやって言えばいいのに。」
えっ
まだ高校生なの
そういえば
なんだか
高校生のときに好きだった
友だちに似てる
あんにゃん
って ....
二〇一六年十月一日 「至福の二日間」
きのうと、きょうと、ずっと横になって寝てた。お茶をひと缶のんだだけ。いっさい食事せず。ただ眠っていただけ。しかし、まだ眠い。睡眠導入剤が強くなって、し ....
サザエさんの一家ならソフトウェアにしのばせて歩けるやさしい世代だからわかるよね。 クレヨンしんちゃんのママなら浮気してもいいかな。セクシーで小股キレそうだから。あとで毒を盛られてしんちゃんのしてや ....
離島に夏がくる
隣の猫は人間になりかかってきた
この忌まわしい季節には
神経節細胞の痛みだけが秩序ある情報なのだ
ぼくの離島は温存されて
真夜中に大陸とひそかに交信する
部屋のAI ....
二〇一六年九月一日 「断酒」
FBで、しじゅう poke される方がいらっしゃるのだけれど、正直、返事が面倒。すてきな方なので、「poke やめて」と言えないから言わないけど。
9 ....
我慢し過ぎるというこれも眠りには良くないようだ。 失意は立案の乏しさを今さら悔やんでも仕方ないのだが、委ねた事への憤りはいまだに収まらない。 もう少し道幅を広く取ればよかったとか、遠慮してカーポー ....
二〇一六年八月一日 「胎児」
自分は姿を見せずにあらゆる生き物を知る、これぞ神の特権ではなかろうか? (ミシェル・トゥルニエ『メテオール(気象)』榊原晃三・南條郁子訳)
二 ....
おととい 小さなせせらぎを見つけて
家に帰ると
網戸に黒い揚羽蝶がとまるのを見つけた
そして
蝶も私を見つけた
気配の優しさ
遠い記憶の静かな切なさ
完璧な蝶の姿で
再び会いに来てくれ ....
ペットボトルの口が開いて
水蒸気舞い上がればイルカが波に乗ってやってくる
街のカラスが餌を探す
幼虫は産声を上げるその時をじっと待っている
怪しくもない人々が夜を擽るのは 塵
....
atsuchan69さんの自由詩おすすめリスト
(10406)
タイトル
投稿者
カテゴリ
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日付
肋骨のあいだの石
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凍湖
自由詩
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21-8-25
岸辺
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ひだかた ...
自由詩
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21-8-24
淡想
-
ミナト ...
自由詩
2
21-8-23
詩の日めくり_二〇一七年六月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
12*
21-8-23
送り火
-
藤原絵理 ...
自由詩
6*
21-8-18
謎だらけのウイルスと免疫システム
-
st
自由詩
5
21-8-17
詩の日めくり_二〇一七年五月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
11*
21-8-16
暗い風
-
塔野夏子
自由詩
7*
21-8-15
八月のドラゴンフライ
-
石瀬琳々
自由詩
7*
21-8-11
詩の日めくり_二〇一七年四月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
14*
21-8-9
青空オルガン
-
そらの珊 ...
自由詩
9*
21-8-6
2021年8月1日14:30のこと
-
板谷みき ...
自由詩
3*
21-8-2
花火
-
令和9年
自由詩
1
21-8-2
西瓜な季節
-
そらの珊 ...
自由詩
9*
21-8-2
飛翔せよ
-
Giovanni
自由詩
4
21-8-2
詩の日めくり_二〇一七年三月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
13*
21-8-2
夏メロ
-
令和9年
自由詩
2
21-8-1
詩の日めくり_二〇一七年二月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
13*
21-7-25
詩の日めくり_二〇一七年一月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
16*
21-7-18
詩の日めくり_二〇一六年十三月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
15*
21-7-11
詩の日めくり_二〇一六年十二月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
16*
21-7-4
詩の日めくり_二〇一六年十一月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
14*
21-6-27
詩の日めくり_二〇一六年十月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
14*
21-6-21
漫画満載曼荼羅
-
アラガイ ...
自由詩
14*
21-6-18
離島の夏
-
梅昆布茶
自由詩
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21-6-14
詩の日めくり_二〇一六年九月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
14*
21-6-14
にんにく
-
アラガイ ...
自由詩
8*
21-6-8
詩の日めくり_二〇一六年八月一日─三十一日
-
田中宏輔
自由詩
14*
21-6-7
再会
-
そらの珊 ...
自由詩
8*
21-6-3
かけひき
-
アラガイ ...
自由詩
14*
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