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花びらひとつに夢ひとつ
風に吹かれて流されて
花びらひとつに愛ひとつ
あなたに届けと願います


すらりと伸びたスイセンの
葉っぱが風になびいてタクトを振れば
ラッパが奏でる愛の歌
 ....
冬の寒さと共に降り積もった雪が
通り道から寄せられて 
田畑や山のすそに高く圧せられている

春の陽射しは明るく雪に反射して
溶けて滲んだ水の粒がキラキラ
やがて沁み込んで行く雫が
空の ....
人当たりの良い夜風に浮かれて
ゆうらり裏道をそぞろ歩く
コンクリートの余白から湧き上がる
若すぎる命のにおいに
甘い吐き気をもよおしながらも
どこにも辿り着けない足取りで
高層ビルを迂 ....
流れるのは黒い陽炎

バスケットゴールにぶち込むのは

ダンク以外に美しき憎しみの断片

キラリひかった一番星に何を祈る

流れ星に願い事をしても

ソレはただ落ちている ....
あなたが残して行ったもの

俳句を連ねた小さなノート
表紙がぼろぼろになった聖書
漱石の「虞美人草」と
若山牧水の歌集
壇の上の 薄い写真の中の
やわらかな微笑み

かつてあなた ....
爪を立てないようお気に入りのレギンスを下ろしながら
一瞬の冷たさに身震いなんかして

いまどき珍しいよね
ウォシュレット付いていないなんてさ

ちろちろと可愛い音させるのも粋よねとは思いつ ....
淡い甘い夢を、黒猫が食べました。
消化しきれなかった夢が黒猫の胃袋で肥大します。
限界で弾けた夢があたしの枕元を散らかします。
朝方、浅い眠りの中であたしは夢を見ます。
それはやはり淡 ....
冷んやりした部屋の
窓際に椅子を置いて座る

裸電球に照らされた
オレンジ色の壁に
魚の形の滲みが付いている

じっと見つめていると
風が梢を揺らす音に混じって
足音が聴こえてき ....
少年は

絶望のなかで

差し込む月の光が

僕をどこかに飛ばす

流れているのは人か風か音か時か

ただ舞い散るのは夕暮れの茜色の風

もうどこにもない世界の忘れ ....
今日は土曜日だということで
ぼんやりと近くの河原に出かけた
ニュースでは
お台場特集でみなとみらいはとてもにぎわっていた

土手に上がると一面に白く
河原 広がった
中学生が必死でランニ ....

水溶性の喧騒に混じり入る
マーブル状の
夜の鳴き声

脈が終わって、それでもなお
時は余る




疎林のまばらを
記憶で埋める
蔓はどこまでも
遠く伸び

驟雨 ....
桃色の甘い海に溺れながら
貴方だけを見ていた



あたしの愛しい人には
守るべきもの というものがあって
運命という 絆が強すぎるみたいで
あたしは遠巻きに
とぼとぼと  ....
ぼくは、うさぎ。

間違ってかじったのは、
葉牡丹。

きみは、鮮やかでもなく
そっと、緑色だった

花にまぎれて
葉にまぎれて
陰に隠れて
気付かれることなく
静かに笑う
 ....
「あしたは桜を観に行こう」



土曜の朝
なにやら騒がしいと思ったら
恋人が楽器をごそごそと出していた
ギターにキーボードにコンピュータ
それから何か良くわからない線とか
テーブル ....
花 微笑んだら 鳥
鳥 さざめいて 風
風 透き通って 月
月 打ち明けず 花

花 移ろったら 鳥
鳥 ざわめいて 風
風 追い縋って 月
月 恨み切れず 花

花 散り乱れ ....
夢を見た
あなたはひどく優しい笑顔で笑ってた
明け方の月のような美しさで



私は少し笑っていたように思う
その柔らかい微笑みに
夢の中でも傷が疼いた


 ....
土の香りを喜ぶには
まだ余りにも未成熟だった

美しく咲く花道の
景色を楽しみ 香りを楽しむ
甘いものを胸いっぱいに吸い込み
とろとろと溶けてしまいそうになりながら
溺れているのが少女の ....
歌の缶詰がみつかった
黒く水を吸った
砂浜の海揺れる昼間

味を知らない白い鳥が
つついても 食べられないから
不機嫌に おいていく
黒く夜を吸った
砂風の渦過ぎ去る木陰

のまれ ....
さわらないでと
胸に茨を抱きかかえたまま
叫んだね。

マゼンタの色の野ばら
きみと、ぼくの

灰に涸らされてゆく喉で
必死に歌っていた僕ら

君は僕に蕾ひとつない
花冠を作って ....
わたしは、ここ 
あなたは、そこ

この距離は因果律
決して縮まることはない


時間はいつも嫌になるくらい前向きで
振り返ってはくれないから

誰もが桜の空を仰いでいる ....
心がザワついて言葉にならない
ノイズ
情動はまだカタチにならなくて

いやカタチにすると
自分が惨めになりそうだから
カタチにしないのかもしれない無意識に

思わぬ出会い
僕は少し離 ....
黒は一才
生温かい
混沌
の中で
暗闇
の綻びを
手繰り寄せる

青は二才
ヒモつきの
自由
の底で
意識
は成層圏を
突き破る

黄は三才
幸せな
惰性
の ....
この野郎、ピンポンダッシュしたろかな

マンションだと言われればそんな気もするアパートの角部屋
レースのカーテン越しに人の気配が行ったり来たり
どうやら生きてることは間違い無さそうだけど

 ....
天国から地獄への階段を下っていく

さっきそこで殺気で満ちていました

拝んださきにいるのは

理想を掲げたぼんくら

重たい鎌をぶら下げて華麗に

現れたの死神さま
 ....
三月も終わりになって
コンビニの
半額ワゴンの
売れ残りホワイトデークッキーを
買ってくれた人がいたのでした

酪農王国デンマーク製
という触れ込みのちっちゃな一包み

ああでも、デ ....
髪を撫でた
わたしはあなたを支配する
やさしさを武器にねじ伏せる

ひとたび体を差し出して
されるがままにされてしまえば
ほんの少しの自由が得られる
けれども
代償を払い続けるのに
 ....
 
 
機械の少年は
機械の少女に会った
機械のように恋をして
装置のように結婚して
遠く秋の空を眺めると
肌が乾いて懐かしい
あれは春だったのだ
二人はそう思うと
子供が一人
 ....
車体を軋ませながら
ショッピングモールの駐車場の出口をかすめてゆくキャデラック
ハウリン・ウルフが辺りを
ビリビリと揺らすほどに吠えてた
けたたましく鳴きながら ....
あの人が死んだ。

僕の彼女に言い寄っていた
ドレッド頭の やたらかっこ良かった あの人

病気で アパートで 孤独死で

訃報を聞いた僕と彼女は「死に様」を想い ....
しめやかな午前 /

温まらないエンジン
背負い込んで
缶コーヒー中毒者の
重い足取り

煮え切らないナビ
ぶら下げて
揮発しそうな生活者の
白い排気ガス

走れ
せめて ....
atsuchan69さんの自由詩おすすめリスト(5957)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
花びら郵便- ルナ自由詩1109-4-11
- 砂木自由詩10*09-4-11
春宵- nonya自由詩15*09-4-11
ドロヘドロ- こめ自由詩609-4-11
巡礼歌- 壮佑自由詩15*09-4-10
ですなひと- 恋月 ぴ ...自由詩17*09-4-7
淡い甘い夢の行方- 百瀬朝子自由詩2*09-4-7
潮騒- 壮佑自由詩31*09-4-5
四季と旅した少年- こめ自由詩809-4-5
ディズニー耳- K.SATO自由詩2*09-4-4
輪廻する、夏- 望月 ゆ ...自由詩12*09-4-3
春夜風味- サバオ*自由詩5*09-4-3
うさぎと葉牡丹- あ。自由詩6*09-4-3
「あしたは桜を観に行こう」- ソティロ自由詩809-4-3
花鳥風月- nonya自由詩13*09-4-2
KOU- ロリータ ...自由詩809-4-2
命の香り- あ。自由詩8*09-4-1
渦雫- 砂木自由詩10*09-4-1
野ばらの王国- 水島芳野自由詩8*09-4-1
四月一日より五月一日へ- 夏嶋 真 ...自由詩16+*09-4-1
情動/ノイズ/嫌悪- kauz ...自由詩6*09-3-31
青二才- nonya自由詩10*09-3-31
ピンポンダッシュは二度ベルを鳴らす- 恋月 ぴ ...自由詩22*09-3-31
狂詩- こめ自由詩609-3-30
酪農王- 小池房枝自由詩6*09-3-30
計算的な衝動- 百瀬朝子自由詩4*09-3-29
春の機械- 小川 葉自由詩4*09-3-29
俺のアッパー・カットはすごく下から- ホロウ・ ...自由詩5*09-3-29
SAMURAI- サバオ*自由詩2*09-3-29
AM_/_PM- nonya自由詩17*09-3-28

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