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金曜日、ファミレスにて。

カラカラと音を立てた 冷えたグラスから
水滴がしたたって テーブルに水たまりを作ってる

さっきから僕の愚痴は 止まらなくなってる
うだるように続いてる この夏 ....
海がつなぐ
まだ知らぬ世界も
流れ流れてやって来る
水か銀か仏か
あらゆるものが
流れ込んで
世界中を巡りゆく

海がつなぐ
あなたと私も
同じ母の魚を食らい
糧か毒か滋養か
 ....
男子トイレの小便器に立つ
目の前に貼り紙
「届くと思いますが一歩前へ」

大丈夫と従わないと
巻き散らかして周囲を汚す
素直に従うと
手元が見えなくて
自分を汚してしまう
今まさに自 ....
妹の娘は
私に似ている

彼女が産んだ赤ん坊
男前ではないけれど
愛嬌のある顔
知り合いのおっちゃんに
似ている

彼は私を一生懸命見つめてくる
私が何者か分析している

他に ....
思い出の地を巡る
なんて言うとテレビ番組のような言い方ですが
まさに思い出の地を巡るので許してください

昔あった桜の木は
倒木の恐れがあり切り倒された
開けた景色はコンクリートで舗装され ....
体内を流れる時間の
表面に浮かんだネップ
渓流を割る石のように
折々に
かき乱す
いっそ家禽になれたらと切望するほどに
自由であることが――――――――。
{引用=
職人は均質に仕上げ ....
夢を窓際に置いといたら
いつの間にか日焼けしていた
忙しかったばっかりに
自分のやりたい事やしたいことを
淵に追いやり視界から消してしまった
窓際の夢は色を変えた影だけが残った
コンビニで
おにぎりを2つ買う
野外食堂で
頬張り空腹も満たされ
手に余った包装物は
そこらへんにポイ

コンビニで
缶ビールにおつまみ
野外居酒屋で
ほろ酔い加減に
ミニ宴 ....
2重の蠟は
智慧を了し
ツマビラカな
星の接点を
観ずる

しかし
2も2も5なら
6は栄光の
発光体になり
しばらくは馬なので
そんなふりをしたカモメになった

そんな表裏 ....
着信音
表示された名前に
息を飲んで
恐る恐る応答をタップした
紛れもない
あなたの声

嘘みたいだと言ったら
嘘でーすとふざけてきて
一気に緊張がほどけた

少しも迷いのない
 ....
私達はもはや売れることを恥だと思っていやしないか

***

閑話休題

***

私達はマウンドに立つことすら難しい男と女がやっと出会った結果

宇宙を越えるような数々の勘違いの ....
たとえば、
洋上遥か昇る巨大な火球
たとえば 、
杉木立に囲まれ伸びる石畳
たとえば  、
揺れ動く草葉のささめき

朝に瞑目意識の内に現れ来る光景を抱えつ
日々深まり深める能動的なる ....
 

サザエさんの中にある
あるいはまる子ちゃんの中にでもいいのだが

スマホもPCも大型TVも無い時代
ほんとうは
もしかしたらエアコンさえ無かったか

こたつみかんに紅白歌合 ....
どこまでも
続こうとする坂道
喘ぎながら

繰り返される
独り言のような呪文
聞きながら

闇雲にしがみついた
あなたの背中
眠ったふりしながら

安いおしろいに混じった
 ....
土から顔を出した芽のように
意識の端にまだ眠りの殻が残っていた
風を孕んで色あせたカーテンが膨らむと
どちらも淡い光と影
すべるようにすばやく表情を変えた
あなたの顔にはいつもこころが映る
 ....
 何をしても上手くいくし

 何もしなくても上手くいく



 見えない器を満たすこと

 それをこぼさず運ぶこと



 溢れた水は土に還し

 空へ向かって芽を伸ば ....
他人のこころの闇よりも
自分のこころの闇のほうが
深い

感じる時がある
でも私はそこで絶望はしない。
私の
大きな絶望は、
昔に失ったからね。小さな
絶望は、今もすることはある
 ....
歴史ばかり雄弁な片割れ石碑のどこにも書いていないが
多賀城の南門から素足をのぞかせた未開の少女が入ってきて
わたしの首になめらかな両腕をかけて影へみちびきいれた
そのときからわたしの胸には真紅の ....
雨降り 夕暮れを巻いて
物語を待っていた
バスが来て 人を降ろし
タクシーが来て 人を乗せて行った
日々は車窓みたくぼんやりで
右から左へ流れていった

むすめに 毎日 頬擦りを ....
ケケケケケケケケ
ケケケケケケケケ
ケケケケケケケケ
ケケケケケケケケ
ケケケハレケケケ

一番いい服を着て
お洒落な街へ行く
あなたに会う為に

ハレの日に晴れた
ケを蹴散らし ....
引き裂かれる
肉身の苦痛
精神の愉悦
繫ぐ魂を
大音量ノイズに曝し

何とか正気を保ちつつ

両腕のパンパンに膨らみ
尚も自傷行為を
繰り返さざるを得ず
遂に自らの肉身引き裂き
 ....
 雑木の密生する土手の外れに
 一本の柳の木が俯いて
 午後の暑熱を滲ませる貯水地の水面を
 のぞき込む
 
 鳥も来ない
 辺りに虫の音の靄る静かさ
 濃い藍藻に覆われた沼底でまだ
 ....
 いま夜空で見ている星の光は

 何年いや何光年まえに放たれた光なの

 すでに星は消滅して

 光だけが宇宙を走りつづけているのかもしれない

 そんな光が交通整理もない宇宙に溢 ....
{引用=
さはれさはれ、去年(こぞ)の雪、今は何処(いずこ)・・・・・・、


フローラ、アルキピアダ、タイス、エロイース・・・、ヴィヨンの古い歌に現れる女たちの美しき名のように、とてもやわら ....
しずまりしずんで
またうきあがり
あがきあらぶり
いつのまにか
ふゆうし
すごしこえて
しずまる
あなたの
おだやかな
おももち
なにもかも
のりこえてきた
こくいんの

 ....
少女の家の浴槽の中でこれは夢だ、と判った。

僕を肩まで沈めるお湯はその面のすべてから苺の安っぽいにおいを放っていた(たぶん入浴剤の成分だ) 僕はこの少女の家の構造の対称性を想ってすべてが まさに ....
なんだろうなぁ
この感情は

分析すると

遠慮
気後れ
申し訳ない
いたたまれない
もっと役に立ちたい
もっと会いたい

帰り道はいつも

なぜか

幸せな気持ち ....
長く働きたいって言ってたのに
突然辞めるなんて
どうしたんだろう
尋ねても
「色々あって」
理由はわからない
何が起こるかわからない
ぼくの右腕
ポロリと落ちた

ぼくの代わりはい ....
あなたが死んだその日から
あなたがずっとそばにいる
あなたが生きたあの日々は
わたしの記憶の外にいるのに





あなたが死んだその日から
世界は少し嘘っぽい
あなたが夢に顔を ....
黄金の山羊
瞳がこぼれ落ちて
資本主義の留め具になる
ぱ、ぱ、ぱ、ぱらいや
桃の果肉が歯にからまり
白骨体の背骨を舐める
烏骨鶏の朝
寺の水たまりに映る小学生
跳ねる、跳ねる、跳ねる
 ....
atsuchan69さんの自由詩おすすめリスト(10125)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
金曜日、ファミレスにて。- itukamitanij ...自由詩425-9-14
海がつなぐ- 自由詩10*25-9-14
届くと思いますが一歩前へ- イオン自由詩225-9-14
気が合いそうな予感- 花野誉自由詩15*25-9-13
omoidenochi- f自由詩425-9-13
認識に関する四つ目の欠片にぶつけた足の爪の三つの折り目- 自由詩3*25-9-13
窓際- リィ自由詩2*25-9-13
ゴミぽい・吸い殻ぽい・空き缶ぽい- 多賀良ヒ ...自由詩225-9-13
カモメのkamome- カッラー自由詩2+25-9-13
迷いのない声- 自由詩625-9-13
教科書を食う虫、あるいは蝗を飼う- guest自由詩525-9-13
らんなぁずっはい!- ひだかた ...自由詩6*25-9-13
- 秋葉竹自由詩3+25-9-13
無縁坂_ーS氏に捧ぐー- 夏井椋也自由詩7+25-9-13
風とことばは嘘つき- ただのみ ...自由詩6+*25-9-13
メロディ- おやすみ自由詩525-9-13
「愛してる」とつぶやくよ- こしごえ自由詩4*25-9-13
真紅の門からひろがる空漠をぬけていく南風- 菊西 夕 ...自由詩6*25-9-13
朝を迎える- はるな自由詩425-9-12
ハレの日に- 自由詩6*25-9-12
シューゲイズ↘↗m.b.v- ひだかた ...自由詩4*25-9-12
終わらない夏- リリー自由詩10*25-9-12
儚い星- 佐白光自由詩3*25-9-11
雪の名- 本田憲嵩自由詩10*25-9-11
葬送&NewYou- ひだかた ...自由詩6*25-9-11
矢張り僕は宦官になりたい- 森 真察 ...自由詩225-9-11
子心- 花野誉自由詩15*25-9-11
青天の霹靂- 自由詩425-9-11
あなたが死んだその日から- 自由詩725-9-10
日常の澱- トビラ自由詩325-9-10

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