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 私はオリジナリティーという言葉をあまり信じていない。言葉は語り継がれるもので誰かが一人占めできるものではないから。それに誰かが作品として発表した言葉やものの考え方に似たものが過去にあったからといって ....  いまだに雑味というのがどのような味なのか分からない。多分コーヒーの味を科学的に分析した本を棚の奥から引っ張り出して調べれば書いてあるのかもしれないが。雑味というのは自分が求める味を邪魔する味のことだ .... 松の木の吐瀉の薫は 昔日の落武者か昨日の酔っ払いか


法律と噂話で塞がれた言葉こぼれる針山の上


光のない部屋を満たした粘い黒あなたと吸い込み汚しあう夜


芯が熱く眼を ....
かつてそこは湖だった 生活の毒が冷たい凶風に舞う


ほんの一回噛んだ砂の記憶のために理性で味わう間引き菜の浸し


暗闇も深夜放送も愛せない夜のために砂嵐を録る


撫でた ....
正しさを振り回して攻撃するな自分でやれと正しさがいう


ゼムクリップのゆるい縛りで強さよりは声かけて離れて声かけて


「嫌だ」を公開処刑で奪い去る 少女のそれを無視した罰で
 ....
比喩ではない 武器を用いて空想を人に押し付け 許された者


罰を受ける幸福をポロスに説いたソクラテス読む初等教育


くぐもった大音量の泣き声が置き去りにした 犬のおまわりさん
 ....
棘が眼に刺さり 蔓が身体を縛る 花柄の裂け目から蛾の群れ


舌打ちの余韻が汚す残り時間 泥つきの靴とビニール傘と


缶入りの言葉使いこなすために繰り出す喋り 少しの孤独


 ....
旅先に秘密を託す オフライン 海に流した小瓶と真珠


苛立ちを鎮める空想砂時計 記憶の棚に並ぶコレクション


「恋文の推敲は眠りのあとに」 掟に背いた罰は苦くて


「植 ....
空想のまどろみ壊し 会いに行く 友のいまの言葉を知りたくて


気後れを包む 途切れのない言葉 壊さないまま このままいたい


問わず語りをしない守りをなぜここで 届かないままのいく ....
 詩を読みたい。それはどのような心の状態だろう。詩人はきっと詩を読みたがってはいない。ひどい言い方かもしれないし、根拠はない。間違いかもしれない。詩人が何を読みたがっているのか、私がそれに興味がないだ .... この言葉が何より先にでて
そのあとに即興でなにかを投げて
返ってくるなにかをみる


余韻を残すことなく消える


あとで語られないように
いま要るだけの言葉が
あなたのすべてであ ....
送電線 辿る旅はここが終点 架からない橋 それぞれの岸


雨雲の真下あたりの高台に 何か書く人 インクが滲む


田は潰れ 地は鎮められ 採る人もないミカンをカラスが散らかして
 ....
 バス大好きな子供は言い残して 公園のバ
ス停から 車庫行きのバスに乗った 肌身離
さず持っていたバス路線図で 描いた世界の
なかで子供はもうすぐ 国境を越える
炎上の言葉 丹念に裏返す さては優等生だなオマエ


教室で空気読んでたガキどもが 魔女狩り観戦に未来を支払う


明日までの宿題きいて 親切な答えを嘲笑う 勉強ごっこ


 ....
パーシークリスマス号に乗り込んだ いい年も過ぎた大人がひとり


到着時 乗り込んだとき 走行中 子供がはしゃぎ デジカメパシャパシャ


外装と内装 派手目 子供たちと鉄道マニア ....
哀しみに悲しみをブレンドして正解とする 許しがたい癖


安酒の孤独とマクドのミルクを注ぐ珈琲 ここだけの華


禍と無力に囲まれ 飲んだ珈琲 信じてたものを確かめる作業

 ....
嫌な顔をした先生 でもフランクフルトを詩にしちゃいけない理由 なかった


いつの間に空箱になる ボンタンアメ 好物の似た大人と子供


欲しかった柔らかい胸で頬を埋めた 肌の ....
幸福は宣言してしまう 言葉ではなく笑顔で 先手必勝


残酷さを楽しむ 見ないふりをする やさしいふりをする どれにする?


幸せを守るため 顔を背けている 幸せが幸せでなくな ....
「急」のつくことが苦手で 喪主が務まらない不安 他人事の葬儀


「俺がやる」「私に任せて」「大丈夫」「はい」「すぐします」   10年続く?


終止符 書き方に癖のある私 いつ書い ....
喋る書く読む聞く論じる酔う吐く泣く 触れて寄り添う布は看ていた


「見えたって平気だもん」売り場のポップ 戦友みたいに強そうな布


月曜は嫌だね♪けれども頑張ろう♪ Same  ....
 社長で資産家で妻がいて、年老いていながら若い愛人を囲う人物がこの小説の主人公です。その人物が、初めて恋した女の人を思い出しながら自分史を小説に書きます。その自分史の文章と、妻のことや愛人のことなど今 ....
芦沢 恵さんの深水遊脚さんおすすめリスト(21)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
記憶を宿すこと- 深水遊脚散文(批評 ...8*14-12-14
That's_Me- 深水遊脚散文(批評 ...2*14-11-23
吐瀉の粒子- 深水遊脚短歌7*14-11-10
- 深水遊脚短歌3*14-10-4
嫌だ- 深水遊脚短歌4*14-9-23
手遅れと言われても- 深水遊脚短歌2*14-7-5
17番鉄塔から- 深水遊脚短歌2*14-6-7
秘める- 深水遊脚短歌3*14-5-25
再会- 深水遊脚短歌3*14-4-7
【HHM2参加作品】詩の入り口に立つためにー『母乳』ちんすこ ...- 深水遊脚散文(批評 ...10*14-3-20
通りすがりの- 深水遊脚自由詩7+*14-3-3
川の向こうの線路- 深水遊脚短歌5*14-2-11
東の国に行く- 深水遊脚自由詩5+*14-2-3
バカッター- 深水遊脚短歌3*14-1-11
私を解除- 深水遊脚短歌1*13-12-23
クリスマスブレンド- 深水遊脚短歌9*13-12-8
嘘の傷痕- 深水遊脚短歌5*13-12-1
袋小路- 深水遊脚短歌3*13-11-25
いつか終わりは来る- 深水遊脚短歌5*13-11-22
パンツ- 深水遊脚短歌4*13-10-1
非力さと几帳面さと_勝目梓『恋情』- 深水遊脚散文(批評 ...4*13-9-22

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