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あなたは掴まりました。
もう逃げられません。
もし解放されたいというなら、
(←写真クリックで ....
トテツもなくマジメであることは
トテツもなく不マジメであることの成立条件であると心得て
トテツもなくマジメな時代を生きている
不マジメ人間にとって
最後の審判とは
皆でドッと笑いころげる ....
なんでもない休日の
中間点からおよそ50歩ほど
家に近づいたあたりで
やっぱり雨は降り出した
ありきたりの舗道を
無邪気に塗り潰していく雨粒
いつだって間が悪い僕は
もちろん傘な ....
俺の目は
本物の海を写し出すことを
待ち焦がれている
ここから一番近い海に行ったとしよう
自分はここに
自然は向こうに
生憎その間に色んな障害がある
向こうから敢えて
....
一度 目にした。
周囲の境目が 暗闇で塗りつぶされようが 何だろうが
シルエットは 目に焼き付けた。
逃げる可能生ごと 捉えつぶす。
周囲はこちらの都合と関係なく生きている。
思惑の ....
雑誌で特集されていた 最先端の仮面を買った。
形はフルフェイス型ではなく 鼻から額までを包むハーフ型で
ベースとなる模様は 赤・緑・青の三色。
アイラインにも一工夫されていて パッチリ感が半端な ....
きみの若さは
何ものにもかえがたい
それだけで美しい
だから
そんな風に
人波の中に
埋もれてしまって
どこにいるのか
わからなくなって
しまうようなことはしないで
きみは
....
アンテナのとらえる
周波
そのとき
その場所
そのまま。
脳が
肌が
髪が
感じる
こっちだぞ
その道だ
迷路でも
悪路でも
突き進む
やが ....
公園に行く午後
テレビは何も歌わない
単なる網戸越しの騒音で
ふっと
人の気配が途絶える
午後二時過ぎの無人地帯
{引用=公園でボール遊びをしないでください
公園で犬を散歩させないで ....
煙の皮を被った太陽が吐いてるよ
表の表はオモテでウラじゃないよ
CMまたいで裏ワザ続きはwebよ
ダイヤとクローバー蛸壺カードを切るよ
トリケラトプスの話術kira☆k ....
三時草の おばちゃん とは
三時草を 私にくれた人のことだ
三時草は おひさまが三時の高さにあるときだけ咲く
だから さんじそう
三時草の花が
三時草に咲くためには
三時草 ....
夕暮れに咲く花は
さみしさに強い花
人が通っても
車が通っても
知らん顔
なのにこどもがぐちゃっとにぎったら
思い出になっちゃった
家から駅までは、坂道と緑の多い住宅街。
バラがキレイに咲いた庭がある。
ゴム底の靴は、足音がしない。
駅まで、たくさんの人が追い越していった。
東京の街。
君と手をつないで歩く ....
ノブを捻りそのまま引いて ドアを開ける。
部屋の構成要素となっている 木の板が
傷の程度や 見て感じる古めかしさから
建物の築年数を 想像する。
建物に人は住んで居なさそう。
けど 脈を打ち ....
実は生活のリズムを作ってる。
その時間以外は すべてこの時のためにあると言ったら
過言だと思うけど。
スポンジに洗剤をつけて お湯に一回通した後
柄の部分をもって 前みたいに 手を切ら ....
みえない人を探している
どこかにいると信じている
でもそれは
自分ではないだろうか
私は私が頼りない
高く積み重ねておきたくて
深く蓄えておきたくて
少しづつ
なくしてゆくことを知 ....
ぐちゃぐちゃにパンツとブラが散らかった部屋のベッドでこんなに1人
オザケンが愛することの寂しさを歌っている。雨はまだやまない。
ざまぁみろ。居留守を使って存在の希薄を気取ったところで無 ....
たぬきでございます。
毎日0.5literしか
じいちゃんばあちゃんに
お茶をそそぐことしかできませんでした
………
ぼろぼろ
………
お役目果たしきれたまんぷく感で
………
....
もう二度と行かないし
もう二度と帰って来ない
フェリーの二等客室に籠りっきりで
俺はずっとノートに言葉を書きつけていた
海の色はクリーム色
世界は脅威だ
俺の知っていることは
世界の ....
心が弱いから
同じように弱い人の気持ちがわかる
と
それはすばらしい事だ
と
そう思っていたよ
わかった後どうすればいい
わかって
わかって
苦しくなって
その後なんてわかんない
....
君のことを想うにつけ
人生は出来事の連続というより
出来心の連続という気がする
次からつぎへと事は起こり
それは一見不可避なもののように見えているけれど
実はそこに身を置いた自身の責 ....
フリーで、
女を呼んだ。
彼女ができたので、
もう、
風俗で遊ぶのは、やめるはずかもしれなかったが、
結局、
何も変わらないのだったら、
いったい、
生きるということは、
どうや ....
ひとでなしという生き物がいる
海に棲んでいる
ヒトデによく似ているけどヒトデとは違う生き物
だからヒトデナシ
ひとでなしという樹がある
梨の仲間だが咲くとき花びらの大きさが少しずつ違う
....
勉強しないと暇である。
人付き合いは良い。
余裕の毎日
一人ぼっちは空しい。
勉強すると充実感
人付き合いは悪い
疲労の毎日
体力勝負の苦しみの連続
中道が良い?
試験を受け ....
停車した電車の速度は その潜在的速さの ほんの一部
駅間の距離も短いから なおのこと。
そんな速さで生じる 電車周りの気流は
その頬ざわりが 今頃の春を感じさせた。
線路沿いで機械によ ....
」赤信号をちゃめっけに渡ろうとしてやっぱり誰かに轢かれそうになってしまった 。
――国道で止まってくれるひとなんかいない 。
そのために「青信号があるだろう」 って 警察のひとから叱られた ....
赤ん坊が
眠りの前にグズるのは
出来かけの『自我』が
眠りによって
消えてしまうのではないか?と、
言葉にする能力もなくただ浮かんでくる
恐怖と不安からではないか?
そう最近思う
....
暗くてもいいのだ
でも弱々しくてはいけない
偽善でもいいのだ
でも善の無力さはいけない
冷たくてもいいのだ
でもぬるま湯じゃいけない
信じてみてもいいのだ
でも批評眼をなくしてはいけ ....
「玄関口の先で大きなムカデが踏み潰されて死んでいた 。醜いのですぐに埋めてやった。
」鉢を動かしたら出てきたので踏みつけて殺してやったのだと
母が言っていた。
久しぶりのお天気に布団 ....
深く
潜って私たちは
本の最初の頁を
めくったの
それは
ずっと
遙か彼方の
遠い異国の言葉より
深く
白日に降る雨に濡れ
密やかに育む深い森で
名前を持たない
いのち ....
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