昔むかし あるところに
とても優しい おじいさんと おばあさんが住んでいました。
 
おじいさんは山へ芝刈りに行きました。
 
おじいさんは山で不思議体験をしました。
そして、たくさんの小 ....
羊羹をよう噛んで
高島田の反対はと聞いたら
怒られた
反抗はできない
絶対である。

おいしい所を持ってかれて
黙って我慢する。
自分を譲る。
なぜか怒れない。

嫌いなオヤジさ ....
山すそに嫁いで間もない頃は
会社から帰って玄関を開ける前に
そっと結婚指輪をみつめた
関所を越える前の通行手形
新姓と共に 自分で選んだ道
でも まったくなじみのない夫の家族達
ただいま  ....
 
 
魚屋に雪が降る
並んでいる電信柱たちは
パンのように沈黙する
台所の窓辺にサボテンを置いて
今日は何をして過ごそうか
外のアスファルトが
小さな音をたてる
きみの体温も静かに ....
朝焼けに
一羽のかもめ
雨上がりの黒い砂
足跡がひとつ
ざらつく視界

限りなく打ち寄せる
あったことと
なかったことの
波打ち際

灰色の雲間から
淡い光が染み込んでくる
 ....
泣きたいのなら雪の中

泣いていたいのなら氷の中

笑いたいなら拡声器の前
ひかっているのは自然か人工か

暗闇にひかりを

ひかっているのは自然か人工か


見えないものが

何十ねんかけて悪さする

見えないものが

いますぐぼくのそばにいる


ひかっているのは自然か人 ....
かわず
井の中 水の際

にんげん
地の上 大気の中

せまきにおごる
生の限界

未知の世界へ
思いをはせる心をもとう

眠っている
脳の部分をはたらかせ

もてる ....
紐を結んだのは夜だったけれど
つい今朝方に結んだことにしてしまった。

一度、解いてから
もう一度、結び直してみてもよかったが
そうすると、やはり、わざとらしい。

結び目を記憶しておけ ....
インド料理のお座敷で

王様気分で料理を食べた

トマトのスープもほうれん草のスープも

オレンジ色したドレッシングのサラダ

マトンカレーにインドウィスキー

あれがあんなに
 ....
ジグソーパズルの
欠けた1ピースが
見つからない

左目をなくした
モナリザが恨めしそうに
見上げている

完全であることに
恋焦がれる病が
再発したらしい

散らかった机 ....
まな板の上で
かつて
生命を有していた
魚が微笑う

深い海の記憶が
プチプチとした卵のかたちをして
銀色に膨らんでいる

今にもビッグバンを起こして
マリンブルーの
星の卵が
膨張しはじめる気配

 ....
闇を彩る星たちは
静謐(しず)かな炎を纏い
熱き魂の唄を奏でる

遙かな月に手を伸ばす
掴めぬ あなた
信念(まこと)抱き 何処(いずこ)へ

涙は光の絲(いと)となり
切なさと恋し ....
青いビニールシート
に血が垂れて
かぶと虫が寄ってくる

私たちはオレンジジュースを飲む
警鐘を鳴らすのが
あなたの仕事

プライベートも
落ち着かない

アンテナ
ピンッと張り巡らせて
休んでなんか
居られない

いつもどこかで
争いが起きるのを
止めなければ
 ....
悲しいかな上司に
散々

「sex」だの
「化粧」だの
「男」だの
「血液型」だの言われ
腰を触られ
毎週時間外2時間拘束説教され

つづけて

アトピーが再発し
心臓の発作 ....
愛のかたちを燈していたよ

それはあなたのからだにではなくて

ふたりぼっちのたましいに

宇宙一こどくだった

ふたりぼっちのたましいに

愛のかたちを燈していたよ


この小山のように

愛らしい ....
オレンジを
サンスマイルカットで
食べる。
果汁が口に弾ける

嵐の中
駆けてきた
帰趨本能で
戻って来た

雨はやみ
頭を乾かし
何事もなかったように
デットロイトに住んで ....
地震
崩壊
揺れ
一度は死んだという思い
希美子、幸司、靖司
混乱
信頼
マンボちゃん、知沙
揺らぎ
ターハイ
イッチャン、ニチャン、サンチャン
巻き込みあいながら
ひとつとし ....
きのうおれは

わるいことを思った

じぶん中心

きわまりないことを思った

そんなじぶんを憐れみ

さげすみ

困り果てていた

やっぱり限界だった


(いま起 ....
よくわからない今日が
静かに終わって

明日は
よくわからない今日を
引き摺って歩む

時々振り返っては
首を傾げ苦笑う

そんな今日を幾重にも積んだから
私は私が
よくわ ....
寝て起きて食べて
時々ジンジャーエールを飲んで
また寝てまた起きて

繰り返しの中に潜む
倦怠と安心と拘泥
恐ろしくもあり
いとおしくもある

宇宙飛行船は
静かに飛んでいった
 ....
ハイ・ソサエティーに
いると自慢話ばかりで
人を馬鹿にして
居心地が悪い
愛がない。
優しさがない。
見栄と偏見の吹き溜まり!

貧乏人は
温かい
助け合い
気づかってくれる
 ....
  このソファーで母が寝ていた
  昼に
  半刻ほど
  低い音で鼾をかいて



  その後は僕が寝ていた
  このソファーで
  黄昏時
  ふたつの眼を
  天井 ....
絵の具のにおい
月に触れる指
何処へもいかない


うたの行方は
異なる星
燃えおちる 燃えおちる


ひとりの内に ひとりは増し
さらにひとり
さらに緑
 ....
どれみふぁ
どれみふぁ

かなしいうたをうたっていても

あなたが現れると
笑い顔になってしまう

こまりましたどれみふぁそらしど

背の高いあなたと並ぶと
子供になった気持ちで ....
長い夢から覚めたなら

戦略会議に移るだろう

一.電話をしない

一.電話にでない

一.絶対会わない

長い夢から覚めたなら

戦略会議に移るだろう
おまえのこころに

見つけた刃物は

七年まえとおんなじで

虫けらみたいに冷たかった

そうだおまえは

体温のない

虫けらのいのちを有していた


首を振ってはみた ....
インドから来た 一隻のタンカーが 岸壁の前に泊まっていた…
だけど海は それを知るにはあまりにも広すぎた…
私の好きだったことは 一体 本当は なんだったのだろう
季節は 流れていく
そし ....
めだまやきには
苦痛をともなうべきだと
たまごがやかれ
失われるのは
とりのめだまの

だった
きみとしろみとその他もろもろ
たとえられて
身のぎせいを
あじわっている
なんて ....
subaru★さんのおすすめリスト(5159)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
昔ばなし- 北大路京 ...自由詩12*11-7-31
羊羹をいずれば- ペポパン ...自由詩2*11-7-31
縁族- 砂木自由詩23*11-7-31
静かに熱- たもつ自由詩211-7-31
ふたつの足跡- 餅月兎自由詩611-7-31
広がり- 一酸化炭 ...自由詩111-7-31
セシウムの夏- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...211-7-31
開く世界- シホ.N自由詩211-7-30
ひもの前座- yuugao自由詩2*11-7-30
暗黒宇宙のそのなかで- 吉岡ペペ ...自由詩411-7-30
死に至らない病- nonya自由詩23*11-7-30
魚が怖い訳- 梅昆布茶自由詩711-7-30
遙かな月に愛しさの衣を- 洞野いち ...自由詩8*11-7-30
演劇- 春日線香自由詩411-7-30
でしょ- Wasabi 自由詩311-7-30
失声- 三上あず自由詩311-7-30
愛のかたち- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...211-7-30
人々は異口同音に言う- ペポパン ...自由詩3*11-7-29
『森のなかの海』- はなもと ...自由詩8*11-7-29
きのうおれは- 吉岡ペペ ...自由詩211-7-29
膝を抱えて- もずず自由詩211-7-28
ジンジャーエール- 葛西曹達自由詩211-7-28
ニッチが違う- ペポパン ...自由詩2*11-7-28
ソファー- 草野春心自由詩111-7-28
いない_かたち_Ⅲ- 木立 悟自由詩411-7-28
lovely- 小鳥遊儚自由詩411-7-28
夢のあと- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...211-7-28
虫けらのいのち- 吉岡ペペ ...自由詩111-7-28
譲れない自分- 番田 自由詩411-7-28
めだまやく- 中川達矢自由詩15*11-7-28

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