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ヒロシマにはたくさんの暑いがあって
たくさんの雲がながれて
たくさんの橋がある 。

たくさんの足音がビルに響き
人々はべつに重苦しくもない電車を今日も走らせる 。

雑草は ....
みつめているだけで幸せになれるの

あの日あなたからもらったサクランボの木

実のなるときには春の便りも途絶え

わたしもきっとそこにはいないのね 。






 ....
うつが季節に負けそう
刺激を感じないのがカルチャーショック
昨日使わなれなかったモノに
何度トライしてもできなかったから
きれいに捨てるのってつれない
思うからできないのなら
「ロスト ....
どこまでも拡がる宇宙の果てから
針のその先のずっと奥までが見通せる眼がほしい
火や水や風
どんな重力にも耐えてゆける変わらない筋肉と骨
未知の細菌には負けない内臓器官
見えない放射 ....
世界は角を曲がり
電波塔をつなぐ縁
押し寄せる流氷の高さを海豹は気にもしない
待ちきれず買い物に奔走するひと
目配りは喪主の名を通り過ぎて
気圧の変化に注意は保たれる
 ....
競いあう蓮の花が萎む頃
二匹の蛇はそっと沼地から這い出すだろう
からだの一部は岩となりやがて鉄の塊となる
粘液を吐き出しながらくり返す脱皮は脆く
樹木に巻きついた内襞のその白い蔓
毒液は ....
‥ばかやろう‥ と言ったままの或る日
そのひとは入院して帰らぬヒトになってしまった 。
胸のなかに打ち込まれたまま
杭はいつまでも剥かれた棘のように
静脈を突き刺してくるその痛み  ....
細く白髪も増えてくると (ほら)鬼がまたやって来る 。
皺だらけの手のひら
(負けちゃいなさい!)と (ほら) 鬼がまた つつく

カリフォルニアの青い空から裸の海にさよならをし ....
(月曜日)
七つの海は健在だった 。
(火曜日)
なにもない
(水曜日)
ちょっとだけ考えてみる
(木曜日)
なにもない
(金曜日)
なにもない
(土曜日) ....
朝顔の苗を植えてから眠りたい
朝顔の種を蒔いたのは遠いむかし
空が晴れ渡る季節だったから
プランター 淡いひかり
うすむらさき「街角
ジョロ(夕立 白い指先
うすべに色の ....
」赤信号をちゃめっけに渡ろうとしてやっぱり誰かに轢かれそうになってしまった 。
――国道で止まってくれるひとなんかいない 。
そのために「青信号があるだろう」 って 警察のひとから叱られた ....
「玄関口の先で大きなムカデが踏み潰されて死んでいた 。醜いのですぐに埋めてやった。
」鉢を動かしたら出てきたので踏みつけて殺してやったのだと
母が言っていた。

久しぶりのお天気に布団 ....
subaru★さんのアラガイsさんおすすめリスト(12)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
晩夏- アラガイ ...自由詩14*12-9-15
サクランボの木- アラガイ ...自由詩4*12-8-13
廃」「廃棄物- アラガイ ...自由詩11*12-7-18
プロムナードⅡ(新しい血)- アラガイ ...自由詩10*12-4-18
宙達磨- アラガイ ...自由詩7*11-12-15
変身- アラガイ ...自由詩2*11-10-15
片遍路- アラガイ ...自由詩8*11-8-9
天使たちの予言- アラガイ ...自由詩4*11-7-22
趣歴表- アラガイ ...自由詩10*11-6-9
ショーロス_No.5- アラガイ ...自由詩4*11-6-2
信号機- アラガイ ...自由詩5*11-5-25
百足- アラガイ ...自由詩6*11-5-25

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