杉林 針葉の緑をすり抜け 
どこからか 舞い落りた白い花弁が
木蓮の紫の蕾近くを行き過ぎ
日陰に残る雪より先に 土に落ちた

山の 日が射す場所は暖かく
雪で登る事が難しいと思っている間に ....
転校
見かけだけでも明るい子になる

新規入社
しばらくの間仕事好きになる


朝晩マッサージをしてあげる

自分
肯定する

天気予報
ふざけるな

髪の毛
他人の ....
{画像=110515043203.jpg}

ぼくは夕方の景色が好きだ
建物に夕日が当たって輝き出す

 ( と直ぐに )

周辺の空気が藍色に染まり出す

 ( それでもまだ ) ....
土手の切れ目が1本のラインに見えるから
平らになってる地面ギリギリまで 後方にバックして
50m走でそれなりに女子に褒められた 足の速さをもって
ホップステップで 夕陽に煌く川面に行ってみる。
 ....
おまえがねむらなくても
かわりはいくらでもいる

といって
すいまがおとずれます

ああ、ねむることも
いきることなのだと

ゆめのせかいで
きがつくことができたなら
 ....
こころの中に 
一つの家を建てよう 

どんなに激しい嵐にも 
どんなに揺れる地震にも 
決して消えることの無い、一つの家を 

地面に膝を落とす、日も 
涙の絞り落ちる、夜も  
 ....
父親の圧迫骨折が悪化して 
日々の介護の不安に 
瞳を曇らせたまま 
嫁さんが布団に入った深夜に 

密かな寝息をたてはじめた寝顔を 
そっとみつめて、心配事の全てを
癒してあげたいと思 ....
もう一度
夢を
見せておくれ

輝いている
生きている
嬉しい。

守って
あげたい
感動をありがとう
 「モンゴル」

 トルフト族の住む
 モンゴルの地
 あてやかな衣装して
 踊る娘達
 朱を顔にぬり
 帯をしめ

 砂地ゆく
 ラクダの列
 箱に詰めし荷は
 常日頃の品の ....
言葉には温度があって
軽々しかったり 重々しかったり
しらじらしかったりするという

かき言葉に
それだけの意味を私が込めたとして
どの線からもそれは滲んではこない

私の指から離れた ....
身体を澄ませて

夜が囁く言葉に

精神を傾ける時

無限に広がる天球から

探していた答が

静かに降りてくる

五月の真夜中

足元の地球が緩やかに回転する

天恵 ....
少し冷たい雨が去り
やけに光った星がある

あなたはもう眠ったかしら
優しさなんかじゃないけれど
ぽおんとほおる この気持ち
できれば届いておくれよと

山吹色にみえている
私のすき ....
きょうび ここらの 界隈で
まともなもんが あるのなら
わたしは そこの よんちょめ あたりを
歩いてみたい ものなのです

ちびた下駄を ひっかけて
からん ころんと 歩くのです
 ....
昔に植えた
自慢の椰子を倒してくれという
七メートルほどあるトックリヤシモドキが四本
これから台風がくれば
隣の駐車場の人様の車の上にいつ倒れるかも知れないのが心配で
風の日はよく眠れないの ....
押勝の横顔は
琵琶湖に沈もうとする夕日
の照返しを受け
朱く染まっていた

湖畔勝野の鬼江から
船を出し、助かる見込みの無い闘争
せめて家族はという家長の気持ち
そんな気持ちも家族は一 ....
ふにゅっとした地面に打ち込む杭は 
手で押すだけで十分に ぐにゅっと沈む。
見てて 不安定さが心配になるけど
倒れたら また立てればいいかなと思う。
引越しで使った 余ったビニール紐を持って
 ....
加工を免れた水分も蒸発した紙の様子 その月日は残したいから
ホームセンターで購入したコロコロを使って
紙から浮いた「好き」を構成する言葉だけ 巻き取る。


口説きも含めて たくさん言葉は貰 ....
声高に叫べないから
文字の裏にスルリと隠す
ほとばしる感情をメタファーにゆだねて
苦く噛みしめる思いをほどいて昇華していく


そうやって幾つ言葉を散らしてきたのだろうか


押し黙 ....
昨日までの激しい雨が
嘘のように澄み切った青い空
なのに気分はブルー…


昨夜のデートで彼女が
「その紺のスーツとスカイブルーのネクタイ、すごく似合ってるよ」
って言ってくれた ....
さがしています
わかりやすい たいど
わかりやすい ことば

澤にいたのでしょうか
青筋アゲハが よこぎります
そんなはずはないのに
蝶番のように 澤の景色が見えました
 ....
{画像=080524153641.jpg}

話した途端に、あ痛ぇ、失敗したなんてありませんか? 言わなきゃよかった言葉を吐き出してから失敗に気が付く。

もう取り消せないけど、コチンって落ち ....
真っ直ぐな視線じゃなくて その少し斜め上
空中にある 円錐形を採用している 銀色の小さな突起物。
扉を開けば シチュエーションにそぐわない着信音が鳴り
詰め込まれていた伝言が 近所迷惑を心配させ ....
蛍光灯のタイムラグ


青白い光の中で


斜めになった椅子の

神経質な輪郭に



目を瞑る
雨の歩道を
黄色いひよこが歩いてた
小さい黄色いひよこと
もっと小さい黄色いひよこ

黄色いかっぱ着て
黄色い傘もって
とことこ とことこ

最後にゆくのは おとうさんかな
半歩離 ....
面倒なことを喋る縁
男女の関係


 (憶測


通りすがりの意識に残るわたしを美しく飾るため
きみの、その、言葉があって
縫い糸は池を泳ぐ



スプーン「 ....
あっというまもなく発射オーライかけ声もなくあ〜とかたもなく
あぜんとおぜん
ひっくりかえり
なすすべもなきもなさけもなくもないのに
ないのはないよう
たれながされた
たらしがたらしにたらしめてためしに ....
何かなくして
何かでつながる
あたしたち

あなたのことが
すき

すきってなんだろ
説明できるひと
えらいけどなんかそのまに
何かが変わりそう

何かわからないのが
すき
 ....
目の前にある一杯のぐい呑みに溢れた
桜政宗の燗酒をぐいと飲み干す

その傍らには酒の肴の赤身のマグロと
今日一日の痼(しこ)り
プルンと小鉢に鎮座して、
それを箸先で舐め
全てを忘れる切 ....
いつの日も
隠れてたんだね
このはちょう


でもぼくは
見つけたんだよ
このはちょう


ゆらゆらと
風に揺らめく
このはちょう


くるくると
首回すのは
 ....
身体の中の気の流れを
頭のてっぺんから放出する
身体にとりついている雑多な生き霊たちが
いたたまれすに身体から離れてゆく
このときに肩から背中にかけて
身体は痙攣する
しかし気分は悪くない ....
subaru★さんのおすすめリスト(5159)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
どこかで- 砂木自由詩7*11-5-15
変わる- 殿岡秀秋自由詩511-5-15
夕方、公園のベンチで_/_もう1つの生が始まる- beebee自由詩1411-5-15
行ってみる。- 電灯虫自由詩5*11-5-15
眠り- 小川 葉自由詩511-5-15
こころの家_- 服部 剛自由詩711-5-14
夫婦まじしゃん_- 服部 剛自由詩311-5-14
美しいもの- ペポパン ...自由詩5*11-5-14
「モンゴル」- 生田 稔自由詩311-5-14
もじの魚たち- 朧月自由詩611-5-14
身体を澄ませて- ジム・プ ...自由詩6*11-5-14
静かな心でみる星は- 朧月自由詩311-5-13
おさいせん- 月音自由詩7*11-5-13
椰子- 乾 加津 ...自由詩11*11-5-13
仲麻呂- ……とあ ...自由詩911-5-13
登記- 電灯虫自由詩3*11-5-13
失恋後- 電灯虫自由詩5*11-5-13
囀り- 渡 ひろ ...自由詩20*11-5-12
嗚呼、青い- Honesty自由詩4*11-5-12
変態の季節- るるりら自由詩12*11-5-12
言葉が石英だったら- beebee散文(批評 ...12*11-5-12
返答- 電灯虫自由詩4*11-5-12
欠片- 自由詩10*11-5-11
雨の日ひよこ隊- 朧月自由詩211-5-11
カロリーオフ- 山中 烏 ...自由詩3*11-5-10
あるひ- 阿ト理恵自由詩7*11-5-10
あなたをおっかけた- 朧月自由詩511-5-10
ぐい呑み- ……とあ ...自由詩17*11-5-10
Love_songs- Honesty自由詩4*11-5-10
僕のささやかな儀式- ジム・プ ...自由詩7*11-5-10

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172