指関節をなんど曲げても
          言葉がどこにあるか
          わからない


人類の要素のひとつ わたくしも
紙とペンで書いた言葉を 今は ....
強い鳥になりたくて

わたしは強い鳥試験を受けにゆく

都では申し込みが間に合わなかったから

すこし遠いところで申し込んでいた

三日ぐらい前からどきどきして

寝れない夜が続い ....
 
目が覚めたらやっぱりおっちゃんやった おっちゃん

ひとりやったら泣いちゃう おっちゃん

そんなおっちゃん、やさしいしたってやー


 
いたずらなことをくりかえすことによって

私にとって本当に大切なことを

忘れてしまったような気がする

覚えておきたい断片的な記憶を

輪ゴムで留めておいたはずなのだが

いつの ....
ぴゅん ぴょぴょ ぴゅんぴゅん ぴょぴょ

美観地区の入り口の交差点が

信号がかわるたびにそう囀る

ぴゅん ぴょぴょ ぴゅんぴゅん ぴょぴょ

欠けたまま生きている

欠けてい ....
この仮説を思うたび痛快な気持ちになる

そして切なくなる

逞しくてあたたかな哀しみが広がってゆく


日本では麻婆豆腐の色と言えば赤だが

中国では麻婆豆腐の色と言えば黒だ

唐辛子の赤ではなくて山 ....
自分の記憶から消えた
自分の過去を
そっと胸に抱きながら
思い続けている人がいたら
どれだけ幸せだろう
でも
知らせてもらいたいなんて言ったら
やっぱ、クールじゃないよね
たから
ず ....
触れると
ひやり
身悶える

絡ますと
ふわり
癒される

冷たくて
そして
温かくて

手を繋ぎ
一緒に
歩めれば

白い息も
きっと
温かいよ
ひろげたお店を片付ける

そしてトイレで用を足したなら必ず水を流す

便器の底を覗けば
生きてきた私自身の素性が判る




早や店じまいの季節になったものだと
ひろげすぎた店 ....
巧みな話術
タクラマカン砂漠
ラジオスターの悲劇
リンゴ・スターの打撃

豆腐一丁
一丁目の銀杏
ちょうちょ捕まえて
情緒不安定

束の間の夢
伝う馬の船
つま先立ちの毎日
 ....
ピントの合わないこの感じが好き

行っては戻り回り道

落ち葉が綺麗で下ばかり向いて歩いているから

行き過ぎてしまったよ

まだこんな時間なのに

夕焼けが繊細な色合いで空を幾重 ....
ホホノホホホ 秋の穂ホホホ

掌から伝わる 生命の輝き
金色に映る波をかき分けて全身に駆け巡る新しい血

ホホノホホホ 秋の穂ホホホ

瞳に流れ込む 銀色の月
月の穂体中を撫でまわし全 ....
気付きもしなかった寒さが
心を貫く
お前
そこに一人で
平気なの


砂漠を凍らした夜風が
鼻をツンとさせた
まだ今日も終わらない
この夜は今
始まったばかり


一人のベ ....
幼子は俺にとっての
起源にして頂点
願わくば
これからの一日一日の
当たり前のことに
畏敬の念で結ばれていますように


かつては野も森も小川も大地も
目に写るありとあらゆる光景が ....
ドは横たわっている音
いつまでも重い音
太りじしのオダリスク

レは小さな女の子
たんぽぽ色で爪先歩き
笑ったね?無邪気なお目目

ミは若草のさざめき
さ緑の丘 駆け下りる若者
涼 ....
どんなに難解な熟語を知っていても、
ムズカしいことを言っているとは限りません。
どんな言葉をどう操っていても、
それが根っからの本心であるとは限りません。
僕にとって僕が僕であるように、
誰 ....
新規事業として計画しているレストランについて

既に上場を果たしているレストラン経営者に話をしたとき

素人が手を出して成功するような甘い業界ではない

僕の名刺を裏返したりしながらそう憎 ....
僕たちは立っていた
路上に立ちつくして
いつ訪れるかわからない
僕たちをどこかに
連れていってくれるであろうものを
ひとすら待ちつづけていた
僕たちは整然と列を
乱さずに立っていた
僕 ....
不安は不安として
いつもそこにあった
薬箱の正露丸のように

悪い予兆
紫のカラスが一斉に笑う夢
永遠のレム睡眠

新しい出来事は
新しい傷のはじまり

賑やかなモーメントも
 ....
 
 
身体と言葉の境界に沿って
路面電車が夜を走る
ミルクをつなぐ、世界はまだ
つぶやきをやめない

みんな季節
みんな瞬間
みんな波、その動き
みんないつか
割れていきたい
 ....
グラウンド・ゼロに何が建つのか
私は知らない

おそらく
洒落たショッピングセンターと
御影石のモニュメント

原爆ドームを見上げると
青空が見える

ドームの小ささを
私たちは ....
子供のとき、たとえば自転車に乗れるようになっただとか

じぶんの成長が素直に喜べたあの時代

どんなにいやなことがあろうと、それだけは手放さないでおこう


散歩をしていて

きょうも綺麗だったから
 ....
ぼくはずっと緊張しています

あなたからの本当の訣別の言葉に

ぼくがどうなってしまうのか


今朝、宇宙のようだった黄色い実が

夜道ではぼくのこころたちのようでした

こころたちがじっと身を潜めて ....
これからはひとりで考えなければならない

ぼくを癒すメルヘンを

ぼくはひとりで思いつかなければらない


惑星は3Dみたいに浮かんでいる

引力で引っ張りあったり

いろんな物理の法則が働いたりして ....
しっかりとした流れ星は

これまでに三回見たことがある

一回目はランニングしていたときだ

白い光の線がカッと現れて消えた

二回目はあなたと窓辺に見たあれだ

あなたも見たのか ....
新幹線の車窓が

群青の夕景に支配されている

そこにはスーツ姿のぼくが

影のようだ

目線よりしたの建物たちが

ミニチュアのように見える

目線よりしたの建物を

勝 ....
私とあなたのこれからを
たとえるなら広い広い海であり
小さな舟であっても
きっと二人なら渡ってゆける

嵐に巻き込まれ
高波にあおられて
突然の海流に流されても
きっと私たちは離れずに ....
ほんとうの愛は

幸福な着地を

理屈ぬきに

切実に

一瞬のうちに

そう


きのうお尻が赤くて

全体的には白光りした黄色の

流星が夜の一角にあった

 ....
{画像=111126115111.jpg}


自由 / フリー でいたい

色々なことに捕らわれていては見失ってしまう

ただ真っ直ぐ向いていたい

でも君は時折ぼくに向かって言う ....
 私の中には時折他人が入ってくる。私が食器を洗っていたとき、気がついたら私は田淵さんだった。田淵さんは私の部屋に勝手に入ってしまったことを申し訳なく思い、靴をはいて部屋の外に出たが、そのとき田淵さんは ....
subaru★さんのおすすめリスト(5159)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
痴呆の季節- 乾 加津 ...自由詩17*11-11-29
強い鳥試験- 吉岡ペペ ...自由詩5+11-11-29
おっちゃん- 殿上 童自由詩19*11-11-29
初めての衝動- 灰泥軽茶自由詩411-11-29
ひとは白を正視しない- 吉岡ペペ ...自由詩7+11-11-28
哀しみ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...1+11-11-28
デブだからこそクールに憧れるものです- 花形新次自由詩1*11-11-28
- りり自由詩2*11-11-28
旬なひと- 恋月 ぴ ...自由詩2311-11-28
うんたらかんたら- 葛西曹達自由詩411-11-28
ピンボケ- 灰泥軽茶自由詩5*11-11-28
秋の穂ホホホ- 灰泥軽茶自由詩8*11-11-28
カシオペヤ- さき自由詩611-11-27
あの日に還りたい- 一 二自由詩511-11-27
1オクターブのバイエル_/_ハ長調- salco自由詩6*11-11-27
雑草の云々- faik自由詩11*11-11-27
鉄人の言葉- 吉岡ペペ ...自由詩511-11-27
壁画- 岡部淳太 ...自由詩1511-11-27
ブルーザーブロディ_カムズ_アライヴ- 花形新次自由詩2*11-11-27
罫線- たもつ自由詩911-11-27
グラウンド・ゼロ- umineko自由詩17*11-11-27
流れ星の頃- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...2+11-11-27
今朝の実- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...1+11-11-27
ぼんぼんぼんと宇宙鳴る- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...2+11-11-27
三回目の流れ星- 吉岡ペペ ...自由詩2+11-11-27
群青の夕景- 吉岡ペペ ...自由詩5+11-11-27
蜃気楼の魚- 三条麗菜自由詩6*11-11-27
ほんとうの愛- 吉岡ペペ ...自由詩1+11-11-26
不埒な野心家でいたい- beebee自由詩23*11-11-26
他人- 葉leaf自由詩6+*11-11-26

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