真夜中のいきものたち

真夜中の市場にはすでに
大都会の胃袋を満たすための供物が
続々と魁偉な動物のような巨大車両や
あるいは中型や小型のさまざまな甲虫たちによって
到着し並びはじめて ....
夏の雲は膨らんだ自我
眩暈 土砂降り 稲光


遥か上には秋の雲たなびく
天使の翼のように


美しき日に坂道を上り また下り
廃屋の漆喰は剥がれ落ち
背の高い草が住む
暗がりに ....
山がすきだ
遠く離れた場所で
ただながめているのがすきだ

けわしい道も
おそろしい生き物も
触ればかぶれてしまう植物も
いない場所から
のぞいているのがすきだ

山はこばまない
 ....
人は生まれながらに、
生きる権利を持つ。

もとい、

人は生まれながらに
表現できる権利を持つ。

であるからに人は皆
アーティストである。
電車のストライキはなくなった

空き地からは土管がなくなって

田んぼに案山子はいなくなった


GDPはもう20年アタマ打ちだから

ストックするほどの土管を使う工事がなくなったか ....
よしだ自転車

マドモワゼル美容院

スーパーコスモス
夜10時までやってます

パーラーラスベガス

猫を探してます
見かけた方はジェリー佐藤まで

スモッグ注意報発令中
 ....
潤みながら飢えている目は
風の日に飛べそうで叩きつけられた原理と似ている
美しくなったら会いに行くわと言う恋人のために用意した指輪は痩せすぎた彼女の指から抜け落ちて朝が来ない

朝は来ない ....
伝えることができたのだろうか
熟れ落ちていく夕陽の悲鳴を

表わすことができたのだろうか
沈殿していく闇の舌なめずりを

キーを叩く指の隙間から
瞬間は呆気なく零れ落ちてしまう
慌 ....
眠るときはまるくなる
骨を抜いたイカのように
立派な毛皮に包まれた
ただの肉塊になる

目の玉はビー玉
なにを映すかはまだ決めてない
占いはできないけど明日はみえる
今日と似ていて少し ....
きみと最後に観た十五夜は
もうどのくらい前だったのだろうか

きみは教えてくれた
中秋の名月はもともと中国から
伝来したものだと

ぼくはそれは知っているよときみに答えた
じゃ十三夜は ....
治りかけの小さな傷は
ちょっと痒くなる

我慢できなくなって
その周りをおそるおそる掻いてみたりして

治ってしまえば
こんな小さな傷のことなど
きれいさっぱり忘れてしまうだろうに
 ....
なんでもない詩人たちがけっこう好きなのです
ごく私的でもよいのです
ときに詩的でさえなくとも

ぼくのちっぽけな世界をあたためてくれる
ひとひらの言葉たちがたぶん
ぼくがなんとなくたいせつ ....
信号機が一つ増えただけだった

それが妙に腹立たしくて

この道を使うわたしはエゴイスト


狭い

直角に曲がることの

繰り返し 運転は苦手


3つ目の突き当たりで気 ....
眠れない夜にはふらり

外に出てあてなく歩く

優しくて淋しげな

秋の夜の風の涼しさ

虫の音が

まあいいじゃん

と囁いているようだ

ふと目を閉じて

 ....
  バスタブに水を張って
  女の手のひらを投げこむ
  まだ、
  切り落とされたばかりの



  まるい骨ののぞく
  その切りくちにも似た
  鮮やかな真夜中
   ....
コーヒー飲んだって

飲み屋に行ったって

言葉にならなことが

言葉にしたいことで

言葉にできないから

詩を書いたりするんだよ。

誰に ではなく

誰か に。
月よ お前様は 自ら輝く事も出来ない身の上だと言うのに

借り物の服を着て

ものまねの明かりの下に 私を座らせて この めくるめぐる思いを

ただ 寂しいよ と一言だけ 言わせて 癒 ....
それは
いつも夜でした

横たえたただしさに水をそそぎ
愛や嘘が流れる扉を背に

あきらめるように
また
生きることを決めるのは
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小学生になった子供の頃
よく新聞に挟まれてくるチラシの裏に地下世界を書いた。

それは壮大な地図で
地上世界の下にもう一つの世界が ....
高い所や高級な場所が好きになれなくて

そんなところに行くことはなかった

それはぼくのわがままで

そんなわがままに象徴されるぼく自身が

宇宙レベルのまちがいでもあったのだ!

 ....
最近付き合いが良くなった。
気も遣える様になった。
少し許してもらった。
嬉しかった。

待つことを覚えなくては
人が心を開くまで
じっと耐えて待つ。
いつも心と愛情を持って

慌 ....
もしもツバサがあったなら

あなたのところへ

飛んで行けるのに



もしもツバサがあったなら

あなたのところへは

飛んで行かない


背中にツバサを背負った姿で
 ....
責任とってあたしをお嫁にもらってよ

こんどは男と女になってみましょうか?

どうせ恋愛も結婚もあきらめていたから

男運がわるいっていつも言われてた

いいの一時でもあたしを必要 ....
ハムスターは耳がいい
ささいな音も知っている

がじがじ がじがじケージをかんで
えさよこせ
えさよこせ

飼い主はねむってる
飼い主は怒ってる
飼い主は ナイテイル

やれやれ ....
漂えど沈まず

なんとなくカッコイイ気もする言葉だ

でも

沈むことがまるでダメなことみたいで

この言葉が嘘くさくて嫌いだ


沈みたければ沈む

漂えど

沈みたい ....
いつ見ても芙蓉の花は綺麗だな 余裕出て草花よく見癒されて 大きな鬼と琵琶湖に入りブラックバスを食べ尽くす 連れられて来て
放たれて

追いかけられて
追いかけられて

すくわれて

入れられ

揺すられ
揺すられて

閉じ込められ
名前を付けられ

見つめられ
見つめられ ....
歩きたいのです

何もなかったから ただそれだけ


誰もが 妙に速足でいくものだ

そんな風に思うでしょ?

わたしが こんなに止まった世界にいるなんて

知る ....
subaru★さんのおすすめリスト(5159)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
目覚めゆく街- 梅昆布茶自由詩15+12-10-4
美しき日に坂道を上り_また下り- ただのみ ...自由詩22*12-10-4
遠くの山- 朧月自由詩312-10-4
土俵は地球- 唄種自由詩312-10-4
案山子を見ない- 吉岡ペペ ...自由詩512-10-4
暗号の街- そらの珊 ...自由詩14*12-10-4
指輪- はるな自由詩4+12-10-4
手の届かない場所- nonya自由詩23*12-10-3
模様- アルビノ自由詩8*12-10-3
片見月- HAL自由詩11*12-10-3
メモワール- そらの珊 ...自由詩33*12-10-3
所属しないうた- 梅昆布茶自由詩28+12-10-3
サングラスのキューピット- 芦沢 恵自由詩24+*12-10-3
溶ける- 三田九郎自由詩412-10-2
バスタブ- 草野春心自由詩512-10-2
宛先- 三田九郎自由詩5*12-10-1
仲秋の夜に- ぎへいじ自由詩17*12-10-1
水びたしの夜- はるな自由詩612-10-1
地下世界の大地図__/_鉛筆を握りしめて- beebee自由詩29*12-10-1
ぼくのわがまま- 吉岡ペペ ...自由詩1012-10-1
今日は調子が良い- ペポパン ...自由詩9*12-9-29
イフ・アイ・ラヴド・ユー- 芦沢 恵自由詩21*12-9-29
彼女の箴言集- 梅昆布茶川柳912-9-29
ハムスターは耳がいい- 朧月自由詩912-9-29
漂えど沈めず- 吉岡ペペ ...自由詩712-9-29
フヨウ- ペポパン ...川柳3*12-9-29
自然- ペポパン ...川柳4*12-9-29
琵琶湖【都々逸】- 北大路京 ...伝統定型各 ...1012-9-29
金魚の命- 夏美かを ...自由詩26*12-9-28
彼の方は- 芦沢 恵自由詩11+*12-9-28

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