遅すぎた雪は
後から追ってきた 雨に溶かされて
もう 降らない
でも 雪は
きみが大切に育てた
色とりどりの花たちを 皆殺しにしていった
夕時雨に
垂れた 白い涙 啜って
重く ....
夏羽に着替えて
飛びすぎたスケートボード
今はナマズの寝床
あいつ 死なねーかな
死ねばいいな
殺すのは嫌だ
そんなに馬鹿でもないし 度胸もない
事故か 病気で急死
明日
いいな それ
ただ 自殺は許さない
....
燃えろ
枯れた老人のように
燃えろ
脂身のった中年のように
さよなら
親切
さよなら
思いやり
下降はしない
硬質な平面 ....
わたしは、ぬけがらです
わたしの中身は かつて鳥篭に押し込み、鍵をかけ、どこかへやってしまった
だから、わたしは ぬけがらです
今日も わたしはわたしの存在理由をさがして ....
被災地よりみなさんへ。
なんでもいい、花を育ててください。
こちらには手向けの花も祝う花も慰めの花もない。
どうか花を育てて、祈ってください。
熟睡までしばし
左腕はロボットの優雅
無駄を許さぬアルミ色
組立て式安物音楽のリストは以下
・ペーパー・クリップ
・油粘土の緑
・びよよんなバネ
・一応 悲 ....
ジーザス
その掌を十字架に繋ぎ止める
楔の持つ結束力
ぼくときみ
裏側から向こう側を見つめ返そう
ブラウン管を見つめてる
スクリーンを見つめてる
モニターを見つめてる
ペ ....
北 横殴りの吹雪
厳しく美しい その事態を 知らない 彼らが
雪原で 凍えながら 夜空を見上げている きみのことを
南 さらさらした柔かな 砂浜の上で サングラス越しに
スクリーンから 眺め ....
無音 やがて そして
銀に回転する木霊を破壊する金の雷鳴
その雷鳴が回転して赤土色の轟鳴となる
その轟鳴が崩壊して土砂のように大地は捻れる
酷い眩暈が頭痛へと直結する
感覚神 ....
宇宙式の貨物船にのって
オールトの雲のなかを航海している
太陽から1.47光年離れても
まだお前の重力圏内にいる
まったく、すごいやつだよ
お前ってやつは
RC2052年18月03 ....
言葉・詩は、高揚に逆らって下方へ構築されてゆく。
その「深淵」の透明度は、凄まじく高い。
また色彩豊かなモザイク技法で描かれたかのような詩には
読み手の「視・聴覚」を惑わす効果がある。
風、水 ....
瑞々しく淡い光。
柔らかな黄金と緑と午後の黄昏。
風と光が静かな歌声で話し合っているのが聞こえる。
詩だけが引き出せる言葉の葉脈、その息遣い、温度、色合い。
まるで預言のような神秘性にも満ちて ....
ロメオ
プロチアデンが呼んでいる
アモキサンが招いている
コンソールの高台
かびた毛布の洞窟
萎びた雑誌の湿地
乱雑に走るシールドは葦 黄ばんだ紙屑の落葉に絡んでいる
色とりどり ....
露が蝋燭の揺れる光を閉じ込めて凍りつく刻
オリンポスの崖の左下
珊瑚の馬に乗って
パンデモニウムから一人の歌い手
ローブを靡かす
痩身にビロード
ファルセットで風をも泣かす ....
君の包容力以上に ぼくの欲望以上に
この飛翔は力強い
その羽ばたきは 常識の追従を許さない
だが
舞いながら上昇し続けた その最後に
君がいたとしたら
この体は そこを死に場所にするだろう ....
見てくれ 秒針と分針が絡み合い
朽ち果てた
世界の果ての大きな滝に立て掛けられた 大時計
ぼくはこんなにも矮小だ
聞いてくれ 鳩時計の断末魔
ロックンロール
血圧の上昇には気をつけろ 入浴 ....
ウマウアカの谷に
春が来たよ お嬢さん
ウマウアカの谷が
歌っているよ お嬢さん
聞きかじったフォルクローレが
頭の中でループする
空を突き刺す白い山脈の彼方から
響いてくる ....
日が沈むと駅は
生きるものの
蒸れた匂いで一杯になる
人々はそぞろ歩き
鴉が飛んでゆく
何もかもが
草臥れてしまったようで
それでいて
....
偏差値が1違うだけで
たいへんな扱いの差があるのに
30違ったらどれだけの
差があるかというと
わりとない
基本的人権とか、
あるし
ねこがやわらかいことを
しめすために
ひ ....
富士見台駅
ホームのベンチに
ぽつねんと腰おろし
夕ぐれどき
カレーパンを食べる
べつに食べたくもない
電車ではない
待っ ....
にほんこくは
ちゅうごくのぼうはていとして
つなみからたいりくをまもった
しかしひさいちは
げんばくをとうかされた
しょうどのけしきににている
このくにには
かいこく ....
もしそれが 性急で短命な安息だろうと
たとえそれが 如何わしい行為と呼ばれようと
決してそれが 確保不能の妄想だろうと
それがぼくにとっての真実ならば
多くのものを犠牲にしても ....
めくるめく パルスの反復の狭間
弱電子に体を震わせて
目蓋にきらめく光を集める ぼく達は
大きく羽ばたく セルロイドの羽根を持つ
あいつらが
アタマで知る事柄を
....
風が涙を後ろに吹き飛ばしてくれるよう
顔を切り裂くような冷たい北風に顔を向けて
身体をつんのめるようにして歩き出す。
冬の並木道は魚の骨のような街路樹と
銀色に輝くアスファルトの路面が光って
....
2013年を境に世界が変わるような
そんなことを詩に書いたけど
現在、考えてみると何の確証もない
中国に来て経済的には楽になったので
日本で感じていた焦りみたいなものから
....
雨よ 今は降らないで
あの子が 泣いているから
そんなふうに 冷たく 無残に しとしとと
愛しいあの子に 降らないで
今だけは 太陽よ
あの子に笑いかけてやって
きっと き ....
あんなに怖かったのに
考えてもかんがえても
答えはなかったのに
きみと話した時間に
茜いろの帰り道に
電車の窓からのぞく空に
やさしさの意味 ....
本来 ぼくは
日本一のガンジャポエトだった
前科を背負い込まず のうのうと生きてきた
それが最近では
日々
−化学物質で肥えてゆく
眼つきだけは痩せて尖る−
....
岡ちゃんはフラれた昨日をネタにしてジョークジョークと高笑う
ねじり鉢巻キマってんのにモテねぇじゃんか
あらよっ もいっちょ
ソビエト連邦崩壊しても
コンベアの冷凍サーモン高々と積みあげ
平和 ....
subaru★さんのおすすめリスト
(5159)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
春雨_/_****'99
-
小野 一 ...
自由詩
5*
11-4-3
小川
-
トキハ ...
自由詩
5*
11-4-2
**_/_****年不明
-
小野 一 ...
自由詩
3*
11-4-1
連れ立って_/****'99
-
小野 一 ...
自由詩
7*
11-4-1
ぬけがらです
-
仁村仁亮
自由詩
4
11-4-1
春に寄せて
-
縞田みや ...
散文(批評 ...
11
11-4-1
震度13.2_/_****'99
-
小野 一 ...
自由詩
4*
11-3-31
エルサレムの売春婦_/_****'99〜'03
-
小野 一 ...
自由詩
3*
11-3-30
slide_away_/_****'99〜'03
-
小野 一 ...
自由詩
6*
11-3-30
enjoy_the_silence_/_****'04
-
小野 一 ...
自由詩
6*
11-3-29
オールトの雲をぬけて
-
たま
自由詩
16*
11-3-29
詩人から詩人へ_2_/_掛川_享嗣_氏_to_岡崎_よしゆき ...
-
小野 一 ...
散文(批評 ...
2*
11-3-28
詩人から詩人へ_1_/_掛川_享嗣_氏_to_木立_悟_氏
-
小野 一 ...
散文(批評 ...
5*
11-3-28
眠れぬ森のロミオ_/_****'01
-
小野 一 ...
自由詩
5*
11-3-28
Siren_master_/_****'99
-
小野 一 ...
自由詩
4*
11-3-27
響_/_****'99
-
小野 一 ...
自由詩
4*
11-3-27
クロックワーク_ポエトリィ/_****Until_dying ...
-
小野 一 ...
自由詩
5*
11-3-26
ソング_・_オブ_・_インディオ
-
nonya
自由詩
15*
11-3-26
駅_2
-
草野春心
自由詩
4
11-3-26
無視キング
-
6
自由詩
2
11-3-25
駅
-
草野春心
自由詩
2
11-3-25
防波堤
-
小川 葉
自由詩
2
11-3-25
走る者として_/_****'91
-
小野 一 ...
自由詩
5*
11-3-25
羽虫_/_****'91
-
小野 一 ...
自由詩
3*
11-3-25
風邪
-
……とあ ...
自由詩
6*
11-3-25
中国に来て
-
ジム・プ ...
自由詩
2*
11-3-24
『愛しいあの子が泣いている…』
-
座一
自由詩
3*
11-3-24
恋のうた
-
草野春心
自由詩
5*
11-3-23
麻葉童子/_****'04
-
小野 一 ...
自由詩
4*
11-3-23
ボクらのバラエティーブック
-
乾 加津 ...
自由詩
12*
11-3-23
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5
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