花屋にてお勧めの花聞いてみるピンクの薔薇が想いを告げる

僕と君付き合い始めてもう五年新発見は今もまだある

カーテンを開ければそこは別世界君と二人で作るこれから

眠る時僕の隣に君がいる ....
わたしは森の中にいるようだ
ときには幹の表皮をかけあがり
ときには維管束の中をかけめぐり
ときには分解者として仕事をこなし
ときには苔の羽毛に正体をなくし
ときには朝露のひとたまにな ....
裏山で雪に潰され 折れた枝を集める

曲がった杉の木に足をかけて 
土と雪を這い上がり 山道に出ようとすると
蝉の抜け殻が
木の根元 小枝にまじってあった

雪溶け水の下る 
山道 ....
また つまづいたよ 言葉に
ころんとひとつ転がってたんだ
言葉がひとつ

だれのものでもないこの言葉が
なんだか重くって
僕の目も口も耳も
閉じてしまった

どうして僕はいつも
言 ....
1.詩人

  一人の詩人は
  自らの詩をオルゴールに閉まった
  そして時々、宝石が
  散りばめられた蓋を開ける
  身分証明が必要なときや
  金に困ったとき


 ....
{画像=080406010521.jpg}

                     光りと闇

               陰と陽は対局でもあり

            xyのよう ....
  おなじ手
  きみが
  仔犬をなでた手
  大根をきざむ手
  ぼくを
  柔かくつつむ手
  おなじ手



  おなじ手
  かなしみに
  涙をぬぐった手
 ....
手前の 二段に詰まれた段ボール箱 ぴったり揃ってない。
上の段ボール箱の下部面積中 外側に出てる部分がやや多め 
だから 自分が前方部分に座って 
そん時はそん時で 後ろに倒れるのを回避している ....
そのひとが
最後のひとで
ないことを

 きみはそろそろ
 認めるべき
にゃーちゃん

その首筋に
そっと
顔をうずめると

とても
安らいだ
気分になるんだ

ほのかな
洗濯の匂いと
慣れ親しんだ


ぐぅぐぅと
寝息をたてて
ぐっす ....
天に敷き詰められた灰色のふとん
かみさまがおねしょをしたから
ほら、雲間から
かみさまが恥ずかしそうに手をふってる
上手に絵を描こうとしても
それが思い通りにならないように

ある夜夢の中で素敵な未来を見てしまったら
現実的な未来を考えることは
遥かに遠い星に辿り着こうとすることに似ている

誰にも約 ....
長く歩いてくると
道に落ちているゴミの類い

しがらみという糸屑や
負い目というガムの滓
義理という不燃物
扶養義務って言う海綿動物の亡骸

みんなすねに絡み付いて
どうにもこうにも ....
  たばこのけむり
  あいまいのなか
  そっと
  てをふるもの
  ひかり



  ふりつもるゆき
  とうめいなゆき
  ぼくを
  ふちどるもの
  ひかり ....
  短くなった
  夜をうち捨て
  靴の裏で
  光をつぶした



  だれでも
  知っている
  夜の次は
  朝だ



  そして立ち昇る
  あいま ....
ホントにナイスタイミング。
一瞬のためらいもない言葉は 気持ち先行で 認識が後から追いつくぐらい。
隙間を探して 疑いを差し挟むのがもったいなくなる。
受け取る私も 発したあなたも 言葉に置いて ....
 
 
夜、起きて台所に行く
冷蔵庫を開ける
豆腐が二丁入っている
皿に豆腐をのせる
豆腐を握りつぶす
二丁ともつぶす

皿も豆腐も白いのに
皿を握りつぶすことはない
世の中の仕 ....
〈好き〉ってなんだろうね




わたしってさ
誰かを〈好き〉なったことってあるのかな

〈好き〉ってね
愛しているとは違うし

意外と精神的なものだったりして

Like ....
  光が
  目蓋を開き



  じっと
  私は視られていた



  世界に
  回想されていた
夢は起きたらさめちゃうの?

さめちゃったらナカッタコトになっちゃうの?

気分で ノリで 

うん

わかってるよ

嘘じゃないのも

ほんとじゃないのも

あんたなんか ....
怜悧な感覚を研ぎ澄まして
詩人は眠れない夜明けに言葉を紡ぐ
天球と地球と一直線に繋がろうと
懸命に哀れにもがく
その姿は滑稽でもある
天恵はやがてもたらされるのだろうか
詩人はその答えを知 ....
{画像=110417072954.jpg}


(一)


大きな風は流れ


黄色い砂を運び


赤い砂を運び


緑の大地へ至る


(二)


街に砂が ....
 
 
にんげんかんけいって
なんなんだ

はながさいたとか
むしがうるさいとか

そういうことじゃ
ないのか

はるは
とくにうるさい

さかなかった
はなのこえが
 ....
赤い血で
レッドフラグを
ひるがえし

 志すまま
 旅ゆく君と





    *{ルビ翻=ひるがえ}す…急に向きを変えて、
         他・(反対)の面を現す
  あのさ。
  なんもなんないよ
  首つったって
  リスト切ったってなんも



  あのさ。
  敬ってみなよ
  盗人を
  そこらのホームレスを



 ....
私の胸の
奥に手をいれて風がなく

どこからの風か
不安の風か

震えながら抱きしめる
私のいのちが
かきけされない今は

この震える風が
どこからきていようと
一身にうける
 ....
わたしが覚えた涙のあまみは
傍らの辞書によれば
もろみ、と呼ぶそうで
カーテン越しの陽射しの匂いは
ときどき広くて
ときどき鋭い


いつか見た夢の数々が
今でもずっと夢なのは
 ....
澄んだ水にウチは住めぬ

これだけは言っとくよ

by ウチ
 
 
空車、と書かれた
駐車場の表示を見て
娘が空を見上げる

もちろん空に
車などあるわけがない
雲しかないね
つまらなそうに言う

娘よ、きみには
遠い昔のことかもし ....
まどろみの風下で
アミメキリンの夢を見た

縁側の木漏れ日の
網目をかいくぐって
鯨偶蹄目キリン科の
枝先に腰掛けていた

うたたねの岸辺で
アミメキリンの夢を見た

首を長 ....
subaru★さんのおすすめリスト(5159)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ハートマーク- 夏川ゆう短歌111-5-5
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- 草野春心自由詩4*11-5-4
混沌を規定するもの- beebee自由詩1711-5-4
おなじ手- 草野春心自由詩3*11-5-4
アプローチ- 電灯虫自由詩7*11-5-4
旅びと- Wasabi 短歌311-5-3
にゃーちゃん- 森の猫自由詩14*11-5-3
かみさま- マフラー ...自由詩2*11-5-3
幾千通りの未来- ベンジャ ...自由詩611-5-3
支払い停止を宣言しよう!- ……とあ ...自由詩6*11-5-3
ひびき- 草野春心自由詩411-5-3
- 草野春心自由詩311-5-3
ナイスタイミング。- 電灯虫自由詩4*11-5-3
深夜豆腐- たもつ自由詩811-5-2
託すひと- 恋月 ぴ ...自由詩24+*11-5-2
既視- 草野春心自由詩2*11-5-2
都合のいい男- 朧月自由詩211-5-2
詩人は眠れない夜明けに言葉を紡ぐ- ジム・プ ...自由詩4*11-5-2
微熱_/_風に舞う砂- beebee自由詩1111-5-1
人間関係- 小川 葉自由詩311-5-1
約束の旗- Wasabi 短歌211-5-1
歳をとろう- 草野春心自由詩2*11-5-1
春風- 朧月自由詩411-5-1
午睡- 千波 一 ...自由詩3*11-5-1
これだけは- 殿上 童自由詩11*11-5-1
空車- たもつ自由詩711-4-30
キリンの夢- nonya自由詩20*11-4-30

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