愛するほどに遠くなる

貴方は私をやさしく傷付けて

飛ぶ鳥は振り向かないからと言って

背中だけ向けて私の知らない世界へ歩き出す



あの花束は

もう枯れたでしょ ....
ぼくは怒鳴らない

暴力をきらう君のために

ぼくは怒鳴らない

怒鳴らないどころか

君の寝顔に

クリームを塗ってあげる

ぱたぱたぱたぱた綺麗にしてから

君の寝顔に ....
きっかけは女の子がいれた一杯のコーヒーだった

「エスプレッソが苦いって誰が決めたの?」
その余韻は記憶となり小生意気な声で
私を侵食して何かを変えた
その時感じたフルーツのような新鮮な酸味 ....
夏雲がつくる横顔誰かしら似ているようでもありますね

客はみなミステリーだと気づかずに四十五円の特売卵売られ

病院の長椅子にて縁もゆかりもない人のあくびをもらう

咲かぬまま枯れてしまっ ....
筋肉痛に薬をぬりこむと
段々 痛みが薄くなる
不思議だ
そういうものだから買ったのに
神経が感じなくなる痛みに
漠然とした不安がひろがる
しかし 不安より生活だ

とにかく痛まなければ ....
 
いつもの朝食 いつものテレビ
そして、いつもの一日

いつもの幸せ




 
左目はいつのまにか
左目になった
今も
怪訝な顔をしている


花を折っても
花のまま笑む
悲しくて
誰も見なくなった


海が窓を切り
壁にしたたる
冬の ....
潮騒を聞いてあなたを見ていたのあなたはずっと海を見ていた 山のあなたに辿り着き
人生全部吸い込んで
空に向かって叫んでみたら
先っぽ なぜか膨らんだ
どういう訳か膨らんだ

いつまで経っても捌け口は
見えぬ病のその先に
空に向かって叫んだら
 ....
いつまでたっても電信柱のようにたっています
恋は百万遍すどうりしてほかの誰かをむすんでます

それでもけっこう嬉しかったりするのですが
もうちょっといい脇役にもなりたかったりして

ギ ....
読みかけの本を閉じて結んだ髪をほどく
夜は音もなくすべってゆくベルベット
やわらかに{ルビ項=うなじ}にまとわりつき


わたしは旅に出る 夜の時間に分け入り
夢の中で出会ったあなたに会い ....
踊らないか ぼくと一緒に
踊り尽くして一生を終えないか
そうすればきみの一生もぼくの一生も
意味あるものとしてこの世を去れる

だからぼくと踊らないか
壁の花になることはなく
ホールのセ ....
息の吸いかたも

息の吐きかたも

忘れてしまった

私は愛しき敗残兵

顔の作りかたも

その戻しかたも

忘れてしまった


夏が逝きます

今度こそ

言葉 ....
山ぶどうに覆われた丘陵地沿いに車を止め
アキアカネの静止
止みきらない雨
昼から夕へ傾むいてゆく
キリギリスたちの単調なコーラスに
ヒヨドリの絞り出すような歌声が響いていた

この辺りの ....
蟻だ
物凄い数の蟻だ

僕は
涎を垂らしながら
テレビのニュース映像に
釘付けになっている

パレードだ
角砂糖の数珠繋ぎだ

僕は
指をくわえながら
熱狂と陶酔の蟻の行 ....
読んだふりして投げ出した恨みも捨てにブックオフ

いまさら人生の意味なんてと言いながら尾崎豊を聴いている

じゃんけんに勝ったら寝るよと言った娘のおそだしのズルを言えなかった夜

恋人にな ....
サイレンをならし走り来る救急車
みな時をとめ 道をゆずる

優しさの道を
願いに包まれて去る白い車

大事なひとに無事でいてほしい
はっとするほどはっきりと
一致して
家路へ急ぐ通り ....
藪虱一秒前は過去のこと

鯊釣や猫の顔した太公望

気がつけば赤坂サカス今朝の秋

色褪せた虎の法被や秋に入る

鬼灯や一歩一歩が嘘となる

竹島は島根県だよ笛ラムネ

鬼灯の ....
まるでぱっとしない南のそらの彫刻室座
でもそれは深宇宙への小窓でもあるらしい

かつてない鮮明さの神の領域が
彫刻家の仄暗い室内に展開されてゆく

ひかりと闇の融合が
可視光の色調の変化 ....
あたしに咲く

ムラサキノハナ

いいかげんなやさしさと

今だけのしあわせと

信じることはいいことです

だけど

不安だらけの穴ポコだらけの

ほんとのあたしのこころ ....
熱射を吐き出してしまった夏は
老いて死んでいく
鎮魂歌を捧げられながら

あれは一時のめまい

傾斜する意識が
さらに勢いを増して
海の底に沈もうとしている

戦場に散った無名戦士 ....
ハローワークに行ったふりをした帰りに
そうえいばキムからの着信があったなと
スリーエフの交差点で電話したら
おばさんが出て
ミキくん、ブログの作り方を教えてというので
一体あのババアが何をイ ....
脂喰い猿

彼らに鉱物性の脂を喰わせた

OPECのスペックは
その金でボール遊びに大金をつぎ込む
あの黒い大地という偏見に人攫いを雇い

人攫いにオファーされた子は
契約というリバ ....
昨日そんな気持ちになった。
未来なんてない
夢は叶えられない。
滅びゆくのみ

彼女との秘密は守れるか?
悪い事をしてしまわないか?
友達の言葉を思い出す。
仕事ができなくなるのではな ....
羽根をふるわせ

鈴の音をふるわせ

逝く夏を見送る

秋虫が鳴いている


僕のふるえは

なかなか止まずに

いったい何を我慢したのか

僕はふるえる

弱虫が泣いている


羽根をふるわせ

鈴 ....
  夜が、
  たえまなく改行を続けているあいだ
  いくつかのケーキがゴミ箱に捨てられ
  何匹もの犬が鳴きながら焼き殺され
  きみの体に秘められた、すべての
  愛らしい軟骨は ....
{画像=120820013040.jpg}


風の音がとまった
日の光が強く押え付けてくる
ガラス窓のこちら側は醒めた水の中だ
連れ立った女学生が口をパクパク動かしている
子供を連れた ....
夜よ ご機嫌麗しゅう
少し話していきません
ぬるい時間をちびりちびり
ロッキングチェアで揺られるような
取りとめのない浮世のことを

露出狂の政治家たちが
脂っこいことばを吐き出してはそ ....
悪い事ばかりは続かない。
良い時ばかりは続かない。
プラス思考
いつの良いように考える。

歌を口ずさみ
涙を流す。
信じることを忘れずに
今日も歩き出す。

今が最高の時
そう ....
                   120818




最近は、お米が余るのか
カロリー換算だとジャガイモよりも安い感じだなと思ったら
輸入米だった
海の彼方から運ばれてきたのに
 ....
subaru★さんのおすすめリスト(5159)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あの花束は- 永乃ゆち自由詩8*12-8-24
ぼくは怒鳴らない- 吉岡ペペ ...自由詩312-8-24
海の記憶とコーヒーと- 深水遊脚自由詩10+*12-8-24
今日が発泡している- そらの珊 ...短歌7*12-8-24
かもね- 砂木自由詩6*12-8-24
いつもの- 殿上 童自由詩20+*12-8-24
ノート(冬とけだもの)- 木立 悟自由詩512-8-23
「海辺」_短歌de胸キュン- 北大路京 ...短歌12*12-8-23
さきっぽ- ……とあ ...自由詩16*12-8-23
いつか詩人になれるなら- 梅昆布茶自由詩2412-8-23
瓶詰の夜- 石瀬琳々自由詩9*12-8-23
ぼくらは踊る- HAL自由詩6*12-8-23
私の愛しき敗残兵- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...612-8-23
境目も変わり目もなく_ただ足音が響くだけ- ただのみ ...自由詩14*12-8-22
パレードには行かない- nonya自由詩29*12-8-22
ちょっとだけ哀しい人生- 梅昆布茶自由詩1112-8-22
夕方の交差点- 朧月自由詩212-8-22
俳句2012_8月中旬- 北大路京 ...俳句10*12-8-21
彫刻室座のよる- 梅昆布茶自由詩1412-8-21
ムラサキノハナ- じじ自由詩18*12-8-21
不可逆- 乱太郎自由詩25*12-8-21
都営団地の屋上で- 馬野ミキ自由詩1712-8-21
脂喰いザルの正義- ……とあ ...自由詩8*12-8-21
全ては終わった。- ペポパン ...自由詩4*12-8-21
秋虫が鳴いている- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...312-8-21
たえまなく改行を続けているあいだ- 草野春心自由詩812-8-20
マクドナルドから見える夏- beebee自由詩25*12-8-20
夜よ_ご機嫌麗しゅう- ただのみ ...自由詩13*12-8-19
人生楽しく- ペポパン ...自由詩4*12-8-18
過剰- あおば自由詩8*12-8-18

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172