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光りのない浜辺を一人で歩いていた
打ち寄せる波は果てしなく
足下は脆くも流れて行く砂の水際だった

遠くの町の灯りが水面に
煌めきを残し ....
見透かされるわ
欲望を
潜在意識に
秘めてある
自分のための
ためだけの
秘かな遊びを
開いたら
そっとフタして
閉ざしましょ
いつか誰かが
気づくまで
そっと寝かせ ....
学校帰りは抑えていた 
わくわくがはしゃぐから
本人達より先走って 
二人の影の一方が遊びに誘い
もう片方の影が誘いに乗って
周りの建物の影と一緒に遊びに行く。


夕陽が帰宅時間の陽 ....
茂みの中にある
人が成らした道を行く。
石がゴロゴロ 足を触る中で
踏ん張っている土が 
突風で飛んでいくとき
土だって限りがあるのか 
そう思って
土がない世界が 寂しくて
でも
 ....
惹きつけられる絵があって
なにに感じて
涙腺がゆるみそうなのか
言葉でいいたくてたまらないのに
海に泳ぐ砂みたい
文字がさらさらおちる

心の中の流れは
少しもとまらなくて
なぜ な ....
おじいちゃんが
よければそれで良い。
おじいちゃん好きだったけど
仕方がない。

怨んではいない
平静を保ち
苦しみを噛み締める。
おじいちゃんが幸せなら
それでいい

パワハラ ....
地面の上で
濡れているパンの耳を拾った
食べたりはしなかった
隣に 湿った草が生えていただけで

木立の隙間に見え隠れする山なみが
雨を伝って雲の香りを運んでくる
したしたと滴る 路地の ....
ひまなもんで
プラトニックラブとは何であるか
つらつら考えてみた

肉欲を離れた精神的な恋愛である
とすれば例えばネットで知り合い
相手を見たこともないような恋愛は
プラトニックラッヴな ....
貧しい公園の貧しいベンチで
貧しい僕らが座っていて
コーヒーをひと缶
分け合って飲んで
だけど、愛だけはあるから
寂しくはないよ

お金が入ったら
二人で公営の団地に住もう
そこには ....
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ヒヨコの足首を二つの指で掴む

飛ぶように羽を振り
尻を振り
首を振り
嘴を振り
黒い止め穴のような眼から溶剤の涙を幾筋も流した
幼い黄 ....
引っ掻き傷のような雨に
ふやけていく街の輪郭を
見ているようで見ていない
雨のまにまに
彼女の打算

蒸留水のような嘘が
グラスのふちを伝うのを
見ていないようで見てしまう
雨の ....
歩かなあかんと思ってきたけど
歩きたいって思えたらいいな
立ち止まってもかまへんな

うずくまったら
だいじょうぶか?と
きいてくれる人もおるねんな

おんなじ背中があったなら
一緒 ....
  歓びの光を食べて
  すくすく笑う
  痛みの雨を呑んで
  それでも笑う



  初めは小さな種だった
  それがだんだん根を張って
  それがだんだん茎を伸ばし ....
そこを開けると
花畑のパノラマ
南風が吹いてて
髪を撫でてくる

ミツバチがこんにちは
カマキリがご機嫌よう
チョウがさようなら
蟻さんゴッツンコ

夏が好きなんです。
麦茶が好 ....
良かった とたくさん書いてある手紙
挫折した私にあてた 亡き先生の言葉

都会の勤めを一年で辞め地元に再就職した
仕事を覚えたての私に

あなたの事だから きっと会社の利益になる
早く決 ....
5月の朝
空に光は形を成し
僕は空を歩く

足跡は新緑の木々に
萌え初めた木の葉に
閉ざされた瞼のような、そのそよぎに

色を変え、心を留め
未来を孕まず
輝く朝の
今を握りしめ ....
{引用=
「社会人とは」
「大人とは」


それは幼いころの夢だった
それは、つよい、ものだった
それは


{引用=
「SEX」
「化粧」
「男」


何を言 ....
プラスチックに入れられた 三個のタイヤキ。
自転車で しゃかしゃか走るのに一所懸命で
折り重なって 上蓋を圧迫ぎみの危険に気を配れない。
赤くて細い 一本の輪ゴムに運命を託す。



  ....
お客様 忘れ物でございます。
振り返ると 拗ねた私が席に座っていた。
すいません ありがとうございます。
お礼をいい 私の手を引く。


夕方 電車に乗る。
空いている座席がなかったので ....
樹と水と夜
波の下の島
森のはざまの道
しじま 明るく


緑の行く末
曇は曇を視る
すぎる狼煙
高く細い声


丸い角が沈み
翳りのなか浮かび
遠い縦 ....
梅雨前線
低気圧

湿って
じとじと
一日中の雨

太陽光はなく

昼でも
薄暗い北の部屋

聞こえるのは
雨だれの
音ばかり

寒いのに
蒸し暑く

頭を置いた ....
秘密だよ
誰にも言っちゃ
ダメだよ
2人だけだよ

貴方にだけは
わかって貰いたい
貴方もわかりたい
味方じゃない。

後戻りできないよ
逆戻りはできないよ
後悔はさせないよ
 ....
高速を飛ばし
300km
白バイも
追いつけない。

南風を受け
口笛を吹く
カーステを
フルボリューム

君もこれで
スピード狂
命が軽い
死と向き合せ
電話もメール遠慮して
出さない。
返事も無いまま
毎日を過ごす。

成就したら
思いっ切り泣くだろう
君となら分かり合えると
思う。

神様は全て知っている。
愛だけ愛だけ
信 ....
  夏が来て
  巨きな足で僕を
  やさしく踏みつぶしていった
  蟻より小さく
  原子よりもっと小さく
  僕は
  ただの言葉になった



  それから南風に運ばれ
  ....
恋してる人は
ばかみたいに熱がある

直射日光みたいに直視できない

強になってる暖房機みたい

恋してる人は
前線でコトにあたるといいよ
無敵で不敵な
シュプレヒコールで恋人との ....
信号無視するあなたが好き
駆けることもなく悠々と
赤いランプの意味をかき消して

あなたはそんなあなた自身が大好き
私よりも家族よりも誰よりも

孤独の壁はそびえ立ち いつまでも近づけな ....
雨が濡らす新緑の並木道
歩道を楽しげに歩く老婆と中年の女性
一つ傘の下まるで恋人のように腕を組み
女性は老婆の顔をのぞき
満面の笑みを浮かべて話しかけ
老婆は斜め上、女性の顔を見つめ
ニコ ....
朝顔の苗を植えてから眠りたい
朝顔の種を蒔いたのは遠いむかし
空が晴れ渡る季節だったから
プランター 淡いひかり
うすむらさき「街角
ジョロ(夕立 白い指先
うすべに色の ....
きみを救うのはだれだろう
水底でうずくまるきみのせなかを
撫でるやわらかいてのひらをもつのはだれ


 きずつかないために
 きずつけるしかしらないきみは
 しんでもいいような理由を ....
subaru★さんのおすすめリスト(5159)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
5月の夜の浜辺で- beebee自由詩1511-6-5
- Wasabi 自由詩411-6-5
影ながら- 電灯虫自由詩4*11-6-5
繋げる想像- 電灯虫自由詩4*11-6-5
絵画の中の少女- 朧月自由詩411-6-4
たいした事じゃない- ペポパン ...自由詩3*11-6-4
春おばさんに- オイタル自由詩3*11-6-4
愛_÷_欲望- シャドウ ...自由詩311-6-4
不滅- 真山義一 ...自由詩2511-6-4
変容する熱の色の研究_/_自我の絞殺(考察)- beebee自由詩711-6-4
まにまに- nonya自由詩16*11-6-4
ぼちぼちいこか- 朧月自由詩611-6-4
ことの花- 草野春心自由詩5*11-6-4
夏子の酒- ペポパン ...自由詩4*11-6-3
日本画家の先生へ- 砂木自由詩22+*11-6-3
僕は空を歩く- 夜雨自由詩611-6-3
一番欲しいもの?金だよ金、それしかいらない。- 三上あず自由詩5*11-6-3
一緒に食べよ。- 電灯虫自由詩5*11-6-3
私の視線- 電灯虫自由詩5*11-6-3
ひとつ_うつろい_Ⅴ- 木立 悟自由詩611-6-2
フリーズ- 森の猫自由詩10*11-6-2
わかってるね- ペポパン ...自由詩3*11-6-2
ルート68- ペポパン ...自由詩2*11-6-2
恋しちゃったの- ペポパン ...自由詩3*11-6-2
夏が来て- 草野春心自由詩411-6-2
恋する発熱塔- 朧月自由詩411-6-2
信号無視- れもん自由詩5*11-6-2
雨の交差点2- ……とあ ...自由詩15*11-6-2
ショーロス_No.5- アラガイ ...自由詩4*11-6-2
ゆるやかにおやすみ- 佐古自由詩211-6-2

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