静かに明るい
夜の午後の朝
ひとつの曇から
すべてはすべてにはじまってゆく


花の窓に映る午後
通りには
黒い服の人々が立ち
じっと空を染めている


路地へ ....
公園の広場で 黄いろく飛び交っている
「もう いぃかい」
「まぁーだだょ」

おらもかくれんぼに加わる
「もういい かい」
「まだまだだよ」

(生涯の隠れ場所が探しかねて)


 ....
おはよう
昨日までやり残したことが
今日の地盤を揺らし
タスクリストの波となって押し寄せてくる
後手後手で考えたくはないから
見晴らしのいい
高台へゆこう
筋道が見えるといいね
対岸が ....
連絡無いし

ウンじゃあー

先に

行っちゃおうかな


さてと

でも。

何処へ行こうか

東京さんど


さすらいの

途中にいるひと

探そうか
 ....
  そらには大きな口がある
  風でくちづけしてくるくせに
  無口なところがいとおしい



  そらには大きな腕もある
  胸いっぱいに星を抱き
  ついでに燕をつまめるく ....
全てが美しい時と共に1つの夢を連れてくる。 

狂おしい程の愛情を 

1つの命がもう1つの命を宿し
美しい「生」を創りだす 
世界に「入」り そして「人」となる鏡文字は
一人の美 ....
無口な人は悲しげだ
無口な人はうれしそう

主人公って大抵無口だ
そんなに話さないのにどうして
人をひきつけられるのか
そんな気になる設定は
やっぱりテレビの中にしかない

無口な人 ....
時の流れと
空のいろに

もう
何も
望みはしないから

もう
我が儘言わないから

もう
何も要らないから

どうか安息を。
窓から降りしきる花びらは
想い出の涙のように音も無く
唯、湿った空気の中に消えていった

雨音は誰も否定しない
部屋の中の孤独をひっそり温める
唯、自己愛のかたまりを照らし出す
               赤く開いた傷口に

           橙の光をなすりつけ合って

       黄ばんだ言葉を交わしながらも

    緑葉であり続けようとした僕達は
 ....
喫茶店で店主と話をしている

窓の外で 緑が風に揺れている



店主との話の中で しばし つまずきそうなことも

あるが それは言葉のことだけで


何かが一体になりつつあ ....
退屈な黄 雨の日水玉 おめかしピンク 乙女心と躍るペディキュア

待ってないって素振りで 待ち合わせまであと5分 桃色チークにときめき重ねて

黒板にこっそり名前を書いてみた 指先震えるチョー ....
{画像=110612024826.jpg}

日焼けに火照った肌が大理石を求める
君の肌えを求める
つやつやした冷ややかさがぼくを貶める
こころが求めている君の冷たい瞳を凝視めながら
ズブ ....
泥の水しぶきが見えた
遠くで 鴨が日差しと戯れていた
私は持っていたはずの金を無くし
憧れていた 遠い故郷の アメリカへの思いを馳せるばかりだ


今日することは もう 無くした
こ ....
押入れの年月を乱しつつ
奥からあの頃がつまった
プラスチックな衣装ケースを取り出す。
サイドの留めを外し
外気に飛び出た空気を嗅ぐ。
服の折り重なりに手を入れて探り
小さくたたまれた私だっ ....
売れ筋の人生論の本にある
「30代でやっておくべきこと」という言葉の裏には
「20代でやっておくべきこと」がある
「20代でやっておくべきこと」という言葉の裏には
「10代でやっておく ....
ねえ

理由なんて

なくても良いこともあることを

君に伝えたいんだ
  唄うもの
  唄われるもの
  輪をなし
  浮かんでいるだけの
  此処



  犬の夢
  維管束の音
  電子たちの
  青い鬱



  在れ
  ....
箍を外すとほうていがへいていしましたが霊気でぬれそぼりました
、箍を外すとらららん星団がシャチのあいだをながれていきまし
た、箍を外すとすでにありづかの収益構造ができあがっていま
した、箍を外す ....
川の流れは清冽
岩に激突した飛沫の中
一服の涼を見るが

飛翔する山鳥
容姿は狡猾で
空腹を満たそうと
水中の魚群を窺う

山猫もまた、
山鳥を捕獲しようと
首擡(もた)げ見上げ ....
知らない町
知らない公園
知らない老紳士

どこも同じように雨が降るから
誰も他人になんてなれない
なけなしのお金をはたいて
選挙権を買った
一番かわいいと思う女の子に
一票を投じた

結果発表はテレビ放映された
もちろん かじりついた
名前を書いた女の子が
トップで当 ....
指先を動かせば
共に動く。
指先十本で
繋がる糸。
受け継いでからの
この物理的な絆が私の頼り。


ランドセルを担いで一緒に歩いた。
小石をよけるには 
片足を上げて
歩を進ま ....
あの日あなたは
この世からこぼれてしまって

涙が止まらないのはなぜだろう
瞳があって
涙腺があって
涙がこぼれて
そのことと悲しみにどんな関係があるんだろう


あの夜
寒い ....
低気圧の接近、
する唇から
漏れる苦い言葉
水へと沈み
二度と浮上しない深海の
珍しい魚になる
従兄は輪転機を回し
僕らの指紋を
大量印刷している
これでも昔はお医者さんだったんだよ ....
無視される自由詩やめて短歌かな



だらだらと安心できる短歌かな



右目みて左目を見ず短歌かな



長すぎてどこが「短」だか短歌かな



 ....
ブレーキのない

走る事しか
能がない

カーブは
スピードを出し
目隠しで
ナビ当てに走る

命はいらない
車が止まるときは
死んだ時
スリルの満点
フラッシュのように
断片的に動く
カクカクぎこちなく
破壊的に動く

スネアドラム片手に
行進のソロ
カクカク行進する
人生のソロ

シンセドラムは
とどろく!
ギターは
唸 ....
これから先も
これまでも
私たち
出会ってたかも
しれないし
出会ったりする
かもしれないね

それは本当に
おっきなこと
だけど同時に
ちっさなこと

なにかは変わり
な ....
つんぼになった君の耳に
僕は優しく唄を語りかける
僕たちの周りにいる人々は
みんな一斉に虜になるのに
君は素知らぬ顔で本をめくる

試しに今開かれているページの文を
唄に乗せて歌ってみる ....
subaru★さんのおすすめリスト(5159)
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