てのひらひらひら

紅葉ひらりひら

ほぅらほら

どこかでだれかが呼んでいるよ

重なり合った呼吸が

色を濃くしはぜる音

夕焼けが沈んでいくように

どこかに吸い込ま ....
冬の祖国から君はやって来た

ぼくは君にサーフィンを教えた

君はぼくに祖国の秋の美しさと

命を使うということを教えた


君は祖国に殉ずる

冬の祖国から来た君に殉ずる

ぼくは君に殉ずる


冬 ....
 
 
ことばは
しょうじきなのだ

できないときは
できないと
わたしにいわせる

むりなことは
むりだと
わたしにいわせる

わたしよりさきに
いきものなのだ
ことば ....
クリスマス会が行われた
みんなまだ小学生だった
りんごすくいをして プレゼント交換をして ケーキを食べた
だけど一番覚えているのは会場の窓だ
吹雪で窓の外は真っ暗で何も見えなかったけど
その ....
神無月歌舞伎町まで追い込まれ 祭りのあとに目を覚ます 命は異相にも存在する

断て断て

忍耐

断て忍耐

でも命を使うのは此処


ばら色の人生からまる

いばらの人生からまる

美しさは永遠からまる


命は異相 ....
時間を掴み取って宝箱に仕舞っておけるのなら
僕は、初めて君と会ったあの古ぼけた体育館の片隅で
君に卓球をやろうと声を掛け、ガムをあげた
あの時間をそのまま宝箱に入れよう。
あの時の気分あの時の ....
泣いていた心理相談受けた人 ひとの嫌なところばかり目につくようなときは

いつも体調の良くないときだった

窓ガラスに切り取られ

ビルから眺める

都会の光や影そのもの

そんなことはこんなところじゃないと ....
明かりども近づくな

残酷な街明かり

孤独が

影が

輪郭が濃く

刻み込まれる

できたばかりの傷跡に

秋の夜風が吹きすさぶ

明かりども近づくな

すがる ....
虹は空を
支えているいきものです
わすれてはいけない

私のこころが
空にのぼりたがっても
足ふんばってとどめる

まだまだまだ
やることが
やりたいことが
あるから

虹よ ....
冬の季語は陽だまりの猫
私は三匹の寝子の母親だから
人間だけどまどろんでしまおう
北風の中を歩いたところで
ろくな事はないよ
みっともないほど着膨れしてても
身ぐるみ剥がれた樹分でみじめだ ....
気がつけば周りは全部女なり

料理好きいっそ女に産まれれば

女々しいと優しい違い分からない
スペインで
闘牛反対の活動家の列に
牛が突っ込んで
負傷者が出たという
ニュースは
なんとも
痛微笑ましいものですが

反捕鯨団体の
オーストラリア人船長500名が
抗議船内 ....
閑散とした海辺のペンションのように

広々と逸脱した時が迎えてくれるのなら

片手間に解いてみるのも良い

この絡まった七色の意図を


だが

雨の指で打たれ続けることばは嘘
 ....
濃い目の紅茶をひとくち舐めて
すすけた砂漠でくるくるとステップを踏む

気をつけて
地雷に触ると危ないよ

金ぴかのさそりに心を噛まれたら
白かった地図がなんとなく退屈になっている

 ....
     


水路沿いにある病院を
服薬をもらって出た
六番目だった
先生は機械のように診察した
わたしは それにふさわしく
死人のように応えた
道路では 
駅からくる通行人がま ....
体脂肪100%グルメだし好きなもの食べ死んでかまわぬ バイクの後ろに乗せられて バイバイと
母の実家に行った 四歳の頃
家族と離れて 初めて一人
そんな自覚もないままに
しーんとして広く感じる居間や台所
少し高い所にある黒電話をみつめた
しば ....
あなたが珍しく
自ら自分のアルバムを持ち出してきたから
少し不思議だった
「なんとなく」
なんて言うけど
これまで一度も
開いて見せたことなどなかったのに

あなたのアルバムには
当 ....
数多の蛍が男の全身を包んだかと思ったら消えてなくなった               121125


急げや急げ
のろまなノルマを追い立てて
波路から陸路を隈無く回れ
クチやかましくせわしなく
イソゲヤイソゲの杖突き立てて
乱暴者がやってく ....
東日本大震災・死者・行方不明者数
            二〇十二年三月十日 

死者 15854名
 宮城県 9512名 岩手県 4671名 福島県 1605名
 茨城県   24名 千葉 ....
美しい満月が浮かぶ今宵
僕を見ている黒

染まる 一羽の鴉
月光が黒い羽の上で輝く

「黒い鴉が僕を見てる。」
その僕の言葉と共に
僕も黒に染まった気がした

次の満月
僕は誰か ....
  頭の中に
  一匹の犬が眠っている
  擦れてしまって読みとれない
  古い名札のついた小屋で



  静脈のほそい暗がりを
  血液がそっと滑ってゆく
  夜、
  ....
見せないこと

言えないことで

人はたぶんできているから

呑まずにはいられない人

酔いつぶれている人が

ときどき無性に

愛しくなる

前後不覚になってさえ

 ....
 
オラオラオラァ!

モダンで薄っぺらな靴なんて目じゃねぇ

ちびて薄汚れちゃぁいるが、これが歩み続けたおいらの勲章でぇ




 
 
          
わずかにからだがゆれている
冷気さえ眠る夜に
自分がふれた蛍光灯のスイッチの紐が
ゆれているのを見て
からだがむしょうにふるえてくる
ずいぶんと経たが
もうな ....
深紅の薔薇を投げた夜
いくつもの吐息をかさねていた

僕達の想いには名前がなかった
そんなもてあました悲しみが
僕達は好きだった

いくつもの季節を共有し
違和を閉じ込めた小箱を持って ....
subaru★さんのおすすめリスト(5159)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
さようなら- 灰泥軽茶自由詩10*12-11-29
冬の祖国- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...312-11-29
ことばはいきもの- 小川 葉自由詩1112-11-29
祈り- 加藤自由詩3*12-11-29
神無月- 北大路京 ...俳句412-11-28
祭りのあとに目を覚ます- 北大路京 ...自由詩4+12-11-28
ばら色の人生- 吉岡ペペ ...自由詩312-11-28
時間の感触- ……とあ ...自由詩18*12-11-28
人生好転しない- ペポパン ...川柳6*12-11-28
いのちを使って- 吉岡ペペ ...自由詩212-11-28
傷跡- 三田九郎自由詩2*12-11-28
虹の柱- 朧月自由詩512-11-27
北風- salco自由詩5*12-11-27
女に産まれたら?- ペポパン ...川柳6*12-11-27
KKP交渉- 花形新次自由詩4+12-11-26
七色の意図- ただのみ ...自由詩17*12-11-26
なんか本棚で寝ちゃったみたい- カマキリ自由詩7*12-11-26
一月の空—デッサン_- 前田ふむ ...自由詩512-11-26
- 北大路京 ...短歌412-11-26
幸せは眠っている- 砂木自由詩15*12-11-25
アルバム- 小原あき自由詩14*12-11-25
数多の蛍が男の全身を包んだかと思ったら消えてなくなった- 北大路京 ...自由詩2*12-11-25
フリージア- あおば自由詩5*12-11-25
透明な統計表—デッサン- 前田ふむ ...自由詩312-11-25
明月に- 柊 蒼衣自由詩412-11-24
静脈- 草野春心自由詩13*12-11-24
流儀- 三田九郎自由詩312-11-24
オラオラオラァ!- 殿上 童自由詩24*12-11-24
新生_デッサン- 前田ふむ ...自由詩912-11-23
デスペラード- 梅昆布茶自由詩3112-11-23

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