すべてのおすすめ
言葉は
意味より
力技

繊細
かつ
大胆に

文字の羅列に
力を吹き込み
放つこと

行間に
力を含ませ
表すこと

はりぼての
修飾を剥ぎ
骨を出す
 ....
射抜いた眼から
芽が出てくる

明るい黄緑
君の色



苦しい息して
生きている

はかない願いの
蓋然性



かき流すもの
気長に構える

つくりご ....
西日に向かって
歩いてく

まぶしい光に
眼を伏せる

道の上に
日の残像

進むゆくさき
人しれず



明日が背後から
やってくる

肩をたたかれ
振り返る ....
自由という
苦境
自我という
魔物

奔走する
道程
翻弄される
生命

この身は
いったい
なにものか

なにものでもない
混沌のうちの
ひと泡
目を見て
と言われる


視覚優位の
人体の脳

脳の統制は
ある種の幻想


見るためには
もはや目を開かない

涙のためにだけ
目を開閉する


耳で聞 ....
「旅人よ
うしろには
できたばかりの
道がある」

道はあるけれど
道は何も語らない
歩いてきた道を
ふり返って見つめたりはしない
つぎの一歩をふみだすたびに
その前の一歩は
 ....
風の吹聴
空の怒号
言葉にならぬコトバが
聞こえる


自然の擬人
宇宙の無尽
大なるものの前に
人は小さい


青天の霹靂
雷雨は決行
荒れる世界へ
力を向ける
 ....
あなたよぼくの
燃える
イノチを見よ

ぼくはもう
何も言わない
何も見ない
何も感じない

何もしない
何も書かない
何も考えない

ぼくを過ぎ去るものはなく
ぼくに ....
なにも
見えなくなったとき

おどらされるのは
ごめんだから

自分の眼で見て
自分の脳で考え鍛えよう

鍛えたすえに
自分の脳さえ

信じられなくなったら
きっとそれが ....
でも
生きている
それでも
息して生きている

でも
考えている
それでも
感じて考えている

廃人が
灰になるまで
苦楽と暮らす

呟きを
つぶさにとらえて
書く ....
生まれぬ仔を
待望して止まないように
生まれぬ言葉の
形なき存在を想う

非存在という
存在のありかた
存在なきことは
ひとつの救いでもある

発そうとした言葉を
失いつづけ ....
拳を突きあげて
つきつける
つきつける

息してる
息してる
生きている身


感性を掘りさげて
彫っていく
彫っていく

おごるな
おごるな
おごり多き理性

 ....
生きていくのは
老いゆくこと
病む心身ともに
死にゆくこと

愛でたいものとは
いずれ別れる
怨みつらみは
つのるのみ

求めるものは
手に入らず
感覚過剰で
脳の混乱
 ....
今をひとつ
今をひとつと
拾っていく

両手に抱えても
指のあいだから
こぼれ落ちていくもの

拾った今は
手に取る途端に
今ではなくなる

過去は
記憶として変質し
 ....
希望をもっては
挫折をおぼえ
夢を見ては
幻想と気付き

目覚めては
明るさにうちのめされ
眠りにつけば
だるさが増し

自らの闇が
意識にのぼれば
自らの不如意に
恐れ ....
純粋な不機嫌
憂鬱ではなく
正しく怒るのでもなく
ニィと笑える
この不機嫌

病気の子供のそれらしさで
つねに何かを云う事ができる
イエス、ノオ、
肯定でなく否定でなく
沈黙し ....
重みのみ
かたどられて
古びたソファに
なお
居つづけるものあり

存在しないことの
実在
居つづける
無きもの

その日の窓枠が低すぎたので
思惑どおり
その人は落ちて ....
どんづまり!
この
どうしようもないどんづまり
にやって来た

しかしながらそう言う文句が
初めて聞く人にさえ
了解可能な
どんな絶望的事件もここになく
そのこと自体が一つの絶望 ....
僕のキボウたちが
帰還した
脆弱で
ふわふわと
吹けば飛ぶような

キボウたちは
希望の面をかぶった
苦悩かもしれない
でもそんなことは
もうどうでもいいのだ
キボウたちは
 ....
すらりくらりと水面を這う
無音のみずおと

昨日でなくあすでなく
今日を這う

身をくるむ水流
撫ぜて去る矢印の群れ

ふとぷわりと
空気を割る一個の頭で見渡せば
未来はらん ....
かわず
井の中 水の際

にんげん
地の上 大気の中

せまきにおごる
生の限界

未知の世界へ
思いをはせる心をもとう

眠っている
脳の部分をはたらかせ

もてる ....
われわれは
枝葉末節にて
生きるもの

幹に遠い
根に遠い

地を摑めない
空を仰げない

無知の世界
生の盲目
見得るものしか
見られない

枝の一本 ....
荒れ狂う海の面前
母なる海よ
母なる大地
そのふところに
僕は立つ
母なる空の夜の星
漆黒の空を僕は見上げる

僕はどこへ行くのだろう
ふるさとよ
無よ
僕はどこへ
帰って ....
頭を沈めて枕が
パン
と音をたてれば
それは銃声

頭蓋をつらぬく
かわいた一撃
この夜最期に
落ちていく

すべてが止んで
すべては闇に
そうして時は
喪失するまま
 ....
薄紫の
花を
目が食べ
目覚めたとき

その直後も
草を食むように
咀嚼しつづける
夢見の歯車

ふと遠い日のすももの果実
熟れて柔らかに割れ
したたって染みる
濃い赤紫 ....
念のために確認しておく

モーソー
それはある
内容はない

カップラーメンのから
空っぽのビールの缶
それはある
それらに手はない
足もない

カッターナイフはある
ナ ....
暗くてもいいのだ
でも弱々しくてはいけない
偽善でもいいのだ
でも善の無力さはいけない
冷たくてもいいのだ
でもぬるま湯じゃいけない
信じてみてもいいのだ
でも批評眼をなくしてはいけ ....
窓の縦線だけが
くっきりと濃く
あわあわと振れる宙
影の格子の濃さを嗅ぐ

遠くて近い
雑踏のざわめきは
緊迫する耳の内圧につれ
次第に弛緩し浮遊する

易しい無理を
口 ....
僕のキボウたちよ
そんなに僕の周りを飛び交うな
僕には影が付き添っているのだ
君らの素敵な舞いに
僕は同調することができない

僕の小さなキボウたちよ
そんなにはしゃいでいるな
君 ....
螺旋

自由を我らに

糊のごとく
血は青ざめて
はりつきしたたりつつ

プウとひと鳴りする
我らの鼻孔

棒のような腕を
這ってゆく物ら

朗笑

えがく
螺旋 ....
subaru★さんのシホ.Nさんおすすめリスト(31)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
言葉に力を- シホ.N自由詩413-1-10
- シホ.N自由詩312-12-17
西日- シホ.N自由詩812-11-19
ひと泡- シホ.N自由詩6*12-11-5
心の目- シホ.N自由詩812-11-2
- シホ.N自由詩512-4-11
ままならぬもの- シホ.N自由詩312-4-3
- シホ.N自由詩312-4-1
懐疑論- シホ.N自由詩412-3-13
精なき生活- シホ.N自由詩412-2-23
存在の秘密- シホ.N自由詩612-1-20
僕はどこに- シホ.N自由詩411-11-30
深淵- シホ.N自由詩211-11-2
- シホ.N自由詩311-10-13
掌握- シホ.N自由詩211-10-11
無声の本当らしさ- シホ.N自由詩211-10-6
座る非在- シホ.N自由詩5*11-9-22
躓きのブレス- シホ.N自由詩311-9-17
あしあと- シホ.N自由詩511-9-13
クロール- シホ.N自由詩3*11-8-4
開く世界- シホ.N自由詩211-7-30
枝の葉- シホ.N自由詩411-7-21
母なるものの前に- シホ.N自由詩211-6-19
夜の銃声- シホ.N自由詩211-6-6
目覚めの鮮度- シホ.N自由詩611-6-1
自己確認- シホ.N自由詩411-5-30
夜明け- シホ.N自由詩411-5-25
徹底する夜- シホ.N自由詩611-5-23
- シホ.N自由詩411-4-24
我らの自由に- シホ.N自由詩111-3-4

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する