百足
アラガイs


「玄関口の先で大きなムカデが踏み潰されて死んでいた 。醜いのですぐに埋めてやった。
」鉢を動かしたら出てきたので踏みつけて殺してやったのだと
母が言っていた。

久しぶりのお天気に布団を丸めながら掃除機をかけていると、敷き布団の端を1?くらいの小さなムカデが這っていた 。
すぐに掃除機で吸い取ってやろうとしたが、死なないと思いティッシュで摘んで 殺してやった 。

庭で猫が何かをじっと見ている 。「」 鉢の方をよく見るとムカデが逃げようとしてじっとしていたから踏みつけて殺してやった 。
その夜は鵄もいない(ものいわぬ ひとりの朝)を迎えるのが またこわくなってしまった 。









自由詩 百足 Copyright アラガイs 2011-05-25 03:09:36
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