僕は疲れていた
疲れていないはずはないのだ だけど 
そんなことを 雲の向こうに 考えていた気がする
ぼやけた 島が見えた気がした


人に会った気はしない
眠気が次第にやってきた
僕 ....
息が上がる
罰ゲームのように選手になった
中学の時の駅伝大会の思い出が甦る
襷は受け渡されていた
持久走は苦手だったが
途中で放り出すわけにはいかなかった

息が上がる
今日襷は受け渡 ....
つるつるの
のっぺらぼうより
ささくれだった
心のほうが好きです
だって
何かが
引っかかりやすいから


という言葉を残して
その九十六年の生涯を
未だ全う中の
山本兵衛さん ....
できるなら
現場(そこ)でも祝福の気持ちでいたかった
たとえば
生涯一度の自分の家なら
これに関わるすべての人に
笑顔で労してほしいじゃないか


+ + +


行きの渋滞を避 ....
子どもが笑う
それがすべてだ

泣いている
理由はさまざま
見つけて
取りのぞいて
満たして
抱き締めて

温かい布団と
美味しいご飯と
安らかな心地を

子どもが笑う
 ....
海は青く大きくて

波はいい波ま白い飛沫

海は暗く明るくて

分厚い意味も光り輝く

おーい海、海よ、

風化させじと俺は行く


惨事の爪痕

整えられて

風化させじ

と俺は行く

校舎の張替 ....
                   121211





これからの音と色がかもじいー

頭のてっぺんから声がするから
おーいと叫べば、ほーいと応えるのさ
キラリと滑りながらゴ ....
ふるさとは青い色した星でした捨ててきましたアナタのために 肋骨が折れる咳してジンライム 風邪ひいて同時に休む深い仲 ばてている狛犬 昨日からにわかオリンピックファンと暮らしている 明けきらぬ朝
まだ薄暗い空に
ブーメランのような白い月が落ちている
あれは誰が投げたのであろうか

キミに投げた言葉は
めぐりめぐって
自分に帰ってくる
受け止めて ボクは自分という存 ....
遊女

太夫という名のあるいは
花魁という名の華があった

ほぼ大名や貴族あるいは富商といった上層の遊びであったらしい

歴史的考証は別にして
要するにスナックのねーちゃんだと思ってい ....
プリンも寂しがる夜が膝の上 冬の空秋とは違う青い色寒さ表す厚着した人

トキメキを抱き締めながら海を見る夕日に染まる波はキラキラ

手紙書き赤いポストに投函する届く頃には雪かもしれない

何気ない昔の景色目の前 ....
体臭は毛布のようだ
男臭い布団はそれだけで暖かい
男にとっては逆だろう
遠い子宮の記憶を辿り
疲れた胎児は体を丸めて
全てを忘れて眠るのだろうか
女の体の匂いの中で

私には子宮より
 ....
今が 日付を一歩跨いだのか
時が 向かい風のようなのか

昨夜から
     今朝へ
        光が溢れ

新雪積もって白紙に戻り
一文字人文字人間が
寒い眠いと起き出して
 ....
 
あっちゃむいて、ほい! あっちゃむいて、ほい!

たまには向きおうてもええんちゃうん?

こっちゃむいて、ほい!



 
歯ぎしりでイルカが集まる 喜びを主体と願いながらせせこましく生きてしまっている

加藤登紀子の72年のライブいまさらにすげー女の代表だって思ったんだが

革マルと民青の両方の姉ちゃんを恋してた頃まだ僕の声は小さかった
 ....
死ぬために
わたしという赤い水晶体が
こぼれ落ちた汚泥を胸に抱きしめて
最後の水道を歩いている船はもういってしまった
孤独が
わたしの人生の意味であるなら
わたしは十分孤独であったろうか
河の岸辺の柔らかき

柳の枝で縛り留め

貴女と私の幸せを

永遠にしたい

ただの一時さえ

繋ぎ止められはしないと

河は歌う

早瀬の石を撫でながら

おお

 ....
中村勘三郎が死んだ

勘九郎のイメージがぼくには強かった

ハッと驚いたようなとぼけたような目と口を思い出す

そばにいると誰もが惹かれた男ぶり、人間ぶりだったと言う

ぼくがそうなる ....
きっと君はおぼえていないんだろうな

僕たちが、まだ出会って間もない頃に

交わしたあの約束を。





それは記念日でもなんでもない

ごく普通の平日で

 ....
夜と朝の

境界線は

音もなく

やさしく引かれ

月の輪郭は

あわく

ほどかれ

いつのまに

僕らは

しんと

立たされる

夜の長さと引きかえ ....
ひとりでも生きていけるよ浮寝鳥 教習車で好きな子の家の前を通る  人生なんていうけれど

それって 今日のこと
それって 今のこと

ためいきも
呼吸のひとつなら
次すう息はあたらしい

まえをみて
まわりをみつめてあるきたい

今を
今日 ....
もうずっと
ぼくの肩に羽を痛めた鳥が止まっていて
まるでささやかなおとぎ話みたいだと思う
なのにぼくときたら
宝石も剣も持ち合わせてなくて
ひとつだけ残っている
鉛のこころくらいはあげられ ....
subaru★さんのおすすめリスト(5159)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
木の葉の詩- 番田 自由詩612-12-13
持久走による世界の捕え直しのためのエスキース(習作)- N.K.自由詩3*12-12-11
仮名の告白- 花形新次自由詩612-12-11
基礎に埋めたぜんまい- 乾 加津 ...自由詩19*12-12-11
幸せのゲーム- 小原あき自由詩12*12-12-11
海よ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...7*12-12-11
幸せのゲーム(縦書き)- あおば自由詩3*12-12-11
ふるさと- 北大路京 ...短歌512-12-11
- 北大路京 ...俳句312-12-11
風邪- 北大路京 ...俳句112-12-11
ばてている狛犬- 北大路京 ...自由詩212-12-11
昨日からにわかオリンピックファンと暮らしている- 北大路京 ...自由詩112-12-11
帰去来器- そらの珊 ...自由詩7*12-12-11
遊女- 梅昆布茶自由詩812-12-10
プリンも寂しがる夜が膝の上- 北大路京 ...自由詩512-12-10
冬の空- 夏川ゆう短歌212-12-10
- salco自由詩11*12-12-10
人間詩- ただのみ ...自由詩19*12-12-9
あっちゃむいて、ほい!- 殿上 童自由詩20*12-12-9
歯ぎしりでイルカが集まる- 北大路京 ...自由詩512-12-9
半句半日- 梅昆布茶短歌612-12-9
水晶- 佐藤伊織自由詩512-12-9
- ドクダミ ...自由詩8*12-12-9
中村勘三郎を思い浮かべる- 吉岡ペペ ...自由詩412-12-8
変な約束。- 元親 ミ ...自由詩212-12-8
希望の朝- 三田九郎自由詩4*12-12-8
浮寝鳥- 北大路京 ...俳句512-12-8
教習車で好きな子の家の前を通る_- 北大路京 ...自由詩1112-12-8
いま- 朧月自由詩412-12-8
三等星- 衣 ミコ自由詩512-12-8

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172