桜の最前列は

そろそろ 奥の細道へと趣く

 遊牧民族のカルマを受け継いだ 彼女は

 初めての転校生は 杜の都だった

縦長の豊かな6県は

そろそろ 桜の最前列に手招きする
 ....
からだのどこかでおぼえてる。
きみのこと、いくつかのこと。
ひとにはいえないような、
ひとのことはいえないはなしをしよう。

青信号であしたはすすみ、
赤信号できのうはとまる。
きょ ....
上り坂が続く

坂道が
「ごめんね、坂道で」
という

ギアなんてついてない
ママチャリですので
傾斜が上がるたびに
スピードが落ちていく
ペダルが
どんどん重くなる
後悔が
 ....
笑ったり
泣いたり
怒ったり
誰かを好きになったり
嫌いになったり
妬んだり
悔いたり

スポンジのように
生きている

疲れ過ぎてしまった時は
ぎゅっと
ねじれて
小さく ....
5時半にうちを出て朝一の新幹線で東京にゆく

坂道の向こうでは日が顔を出しているのだろう

まだ見えない太陽で外が明るかった

この時間三ヶ月まえまだ会社にゆく道は夜だった

そしてあの頃ぼくはまだ純 ....
どこまでも拡がる宇宙の果てから
針のその先のずっと奥までが見通せる眼がほしい
火や水や風
どんな重力にも耐えてゆける変わらない筋肉と骨
未知の細菌には負けない内臓器官
見えない放射 ....
新聞紙の同じページに
震災への追悼が行われた事と
つい先日 襲撃された
日本大使館などの記事がのっている

犯人グループ 36人の死による鎮圧
犠牲者 11人 中に 民間人も含むらしい
 ....
焼夷弾爆撃によりアメリカは10万匹の天使つくった / 
「君だけを幸せにする! お返事を待っています♪」とメール爆撃 / 
繰り返し画面に映る商品は眼から脳への爆撃である / 
爆撃機ふたつ購入 ....
なぜ悲しいのに

あったかいんだ

張りつめてるのに

おだやかなんだ

大好きなのに

なんでなつかしいんだ


ぼかあやさしかなんかない

うしなうことよりも

 ....
世界の最果ての部屋で
無音のテレビが瞬いた

鬼が私を探しに来る
緋色に染まった夜の海から
シルクの魚雷に跨って

鳥は巣で寝返りを打ち
子供は母に抱かれて眠る
夜の付き添いに疲れて
人気のない待合室の
ソファでうつらうつら

窓際に置かれた
ヒヤシンスの根が
くねくねと
夢の中まで伸びてくる

先端の脈動に
病院のすべての機器が
 ....
【確信犯】
 
 ちょっとづつちょっとづつ間違っていく伝言ゲームのように、今日も


【からかい】
 
 本気かと問えばするっと逃げていき 遠くの空で春雷が鳴る


【三面記事】
 ....
君のために雨のなか
スーパーへ水菜を買いに行った
料理用の鋏を入れて
細い翡翠色のくきも緑の葉も
みんなガラス容器にあけて
たったそれだけのサラダ
台所には オリーブオイルしか
ないよ
 ....
装いして伝道奉仕に出る妻に声をかけては励ましにけり

病院の受付に坐す妻のかおどこか品ありこのましきかな

卯月きて半ばを過ぎて坐す机妻の歌をばつくりておりぬ
昨年のお昼まえ

花びらに涙するおんなを見つめていた

泣く理由なんてたくさんあった

だけどぼくは

それを不思議がるふりをしていた


サラダにスリゴマをかける

アボガドをいれる

炒めたベーコ ....
田んぼに水がはられる
ぬるんでいく季節
みずはこべの緑のフレイム
鏡に映るモネの雲
蛙の声はまだしない
蜂の羽音がしない
そういえば鳥の声もしない
人が
何かをしゃべっているのだが
 ....
寂しさを通り越して
感覚が麻痺すると
人は寄ってくる
面倒臭くなる

勉強せにゃあかんと
思う反面
遊びたい
夢心地

夢でイカ入りの
ホワイトシチューを
食べる。
皆の為に ....
{画像=080302220223.jpg}


おいらは鈎にぶらさがったあんこうさ
口からいっぱい水を呑まされて
ぶらさげられて
身を削ぎ落とされる

皮も
鰭も
胃も
腸も
 ....
四月病ってあるらしい
さりとて年度替りの初々しい賑わいとは
とうに縁遠くなっているのだから

花散らしの雨もあがり葉桜と化した桜並木を
これでよいのだと独りごちながら歩む




 ....
不器用な詩人を撫でる桜まじ

花篝燃えてくれるなまた泣ける 

哲学の道を流れる花筏  

散るまでの夢と知りつつ桜酒

高瀬川乳飲み子抱いて花の雨

岡崎の桜回廊象の声

 ....
大輪の花の引力凄まじい朝の雫が静かに落ちる

桜咲く微かな音が気になったピンクのものによく出逢う今日

咲く花は弱さと強さ兼ね備え朝霧に濡れ潤いが増す

児童館利用する人減ってきた遊 ....
インターホンの向こう
奥さんの返答が聞き取れなくなる
営業妨害の嫌なサイレンだ
気がつけば風にのって煙の臭いが満ちてくる
ますますサイレンが近づいて来た

    火事だ!

道路向か ....
湿った空気
それはイメージだけのもの
なのかもしれない
けれど好きなんだ

曇り空のもと
太陽を見失ったまま生きている
それでも十分すぎるくらい
明るいのが不思議で

どこから来る ....
スコップの目覚まし時計

雪が情熱で溶けるのは冬
つける薬を 欲しがるのは春

わびる氷 くびれ揺れる水のフレア
に 後ろ手で そくっと映し見る

白く なだけはなれなかった
夜 ....
  くらい魚が一匹
  つめたい壁をおよいでゆく



  誰かが忘れていった
  後ろめたいつくりごとが
  ライターの灯りに揺らめく
  髪の長い日暮れ
エンジンを切り 翼を風にのせた
吸気口を閉じて
機体を上昇気流に入れる

サンドウィッチを
縦に食べるような奴だった
トマトを抜いて・・

昔よくこうして飛んだよな と
風防が揺れる ....
サイトでニュースを読んでいたら、
おめでたとおくやみがねえ、
同列に並んでたんだ。
的を得ているというか、節操がないというか、そうさねえ。
生きて、足掻いて、殴られて、恋をして、まあ諸 ....
電線がそよぎ、枯木[こぼく]が揺らぐ。
片田舎の旧道に、どこからか舞い込んできた桜の花は、
はらほろと。誇張もなく、執念もなく、かといって無残でも無常でもなく。
昼下がりの淡い亜麻色の中、ただ静 ....
不器用なのだ

皆と一緒に
綺麗に泳げないから
海底の泥の中で
ぶつぶつと独り言を
溜め込んでいる

腹が減ると
ぬめったアンテナを
おずおずと立てて
雑魚をおびき寄せては
 ....
大人になって
出来なくなった

逆上がり

夕暮れのポストに
転送されてきた

手紙

差出人は
さかさまになった

世界

天をけりあげて
ポケットから落ちた

 ....
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