抱き締めて 夕日にかけるように 強い赤になって願う。 髪を伸ばしたんだね、と聞かれて
「ショートカット」と答える。
不思議そうに私を見つめる
あなたへのショートカット
植物は群れている

種は宇宙にばらまかれ

生き物も無生物も

その濃淡に存在している


昨夜ひさしぶりに徹マンした

運というものもまた

四人の男の間によこたわる宇宙に ....
  西向きの窓から
  斜光が射す



  食器が並べられ
  煙草に火が点けられ
  いくつかの詩が書かれ



  最後に僕が
  玄関から入ってくる


 ....
{ルビ涯=はて}を{ルビ悟=し}っている靴はさいわいである それから、わたしたちは
たわいもない話をした
例えば
太陽熱の行方であったり
入道雲の裏側についてだったり
陽炎みたいな
曖昧な、話ばかり選んで


窓から顔は出さない
直線的に切 ....
{画像=110812064713.jpg}




           不純結晶さ
           おれたちは


       ただ座っているだけで汗を出す
       ....
サイトでは

見たくない情報を

フィルターでブロックできる

いちばんのブロックは

忘れることか

憎みきることか

嫌悪することか

大きな愛になることなのか

 ....
かつて、
さよならをしたこと
あいしているよ

それはむかし
わたしがにんげんらしかったころ

いまはある

いまがある
久しぶりに実家でゆっくり過ごし 
今は亡き祖母の和室に坐り 
夕暮れの{ルビ蜩=ひぐらし}の音を聴いている 

掛け軸には富山の姪っ子の 
書き初め「広いうみ」が 
悠々とクーラーの風に揺 ....
のどかなメルヘン

手帳のちいさな文字

優勝は ツ

砂場のウルトラマン

中学生のころのクレープ

妹の拾ってきた猫、その前での誓い

ベランダから現れるお母さん

放課後の掃除のじかん

あだな ....
あまりにも
咲き過ぎているから、と
たんぽぽを抜く

紫いろの可愛い花や
可憐にしろい小花の群れは
そのままにして
たんぽぽを抜く


 たんぽぽは
 花、という肩書きを剥が ....
よく考えよう
その矛先は何処を向いているの?

ちょっとおかしいよ?
なんでそっちなの?
本当に怖いモノを考えたとき
それは人ではないという事が解るはず

そりゃあ
あそこまで念入り ....
死にたい死にたい
これは、私の子守唄

死にたい死にたい
すごく好きだったひとの口癖

死にたい死にたい
けど、死なない人。つまり彼の事。

死にたい死にたい
といいながら、彼は去 ....
こころが気持ちだと思っていた

こころで気持ちも変わるものだと思っていた

でも真実は違うようだ

脳で気持ちって変わるんだ

さっきのメールを読みながら

いや、削除したときそれを確信した

またひ ....
       
不整脈だといわれた日から
どんな脈にも反応して
性格は治せませんよと
ドクターの笑いながらの一言

わかっているのだが
上手に隠し事もできない
だから波形が几帳面に整列 ....
屋根の上の 空をみあげ

とらわれない 心を知るの

青い空の 雲をおって

この道を歩む 歩調を知るの

あなたはだれ

影がみえる

逆光の中に ほほえむ影が

走って ....
きらめく星に
願い事を込めて
手を合わせる
どうか...

この時が永遠ならば
安らかな時
心落ち着く時
どこかで太鼓の音

花火が上がり
盆踊りの人だかり
1日が終わり
行 ....
日焼け止めを嗅いで思う潮のにおい
白黒はっきりつけようじゃないか二の腕の日焼け
日焼け対策を怠れば手の平手の甲まるでお猿のよう
腹だけは未だ純白のままビキニなんて着れないもの
背中はノータッチ ....
       
送り火を焚いて送り出し
お盆の月を越えると
残暑という夏の名残りだけが残った

ご先祖様の供養を
夏の真ん中に置いて兄弟達で
あの頃を懐かしんだ

残暑お見舞いが届い ....
叩きつけるような
全てを絞り出しているかの

言葉、
言葉、
言葉、



言葉に魅入られた者は

言葉で自身を
癒やすのか…

痛い
痛すぎるよ

名前も
顔も知 ....
 
 
わたしが
きらいなのは
むし

なつにたくさん
でてくるから

むしもわたしが
きらいなのかしら

なつにたくさん
でてくるから

だとしたら
すこしかなしくて ....
ブランコにのろうとした
そのときだった

いちじんのかぜがふいて
ブランコをゆらした

たくさんのこどもたちが
ひとつのかぜになって
はしりぬけたかのように

わたしに ....
こいつの人生ぜんぶを

過去もいまも未来も

ぜんぶそばにいなければならないと思った


となりで女が泣いていた

手をあたためてやりたかった

肩をあたためてやりたかった

 ....
あらゆる存在は

たましいのものまねをしていたのだ

たましいは永遠だ

目に見えるものに

永遠のものまねをさせて

たましいの存在を教えるだなんて

まわりくどすぎやしないか


あなたをうしない ....
鯨は賢いから
殺してはいけないのだと
海の向こうでは騒ぎが続いている

賢くないわたしは
きっと殺されてしまうから
その前に沈んでしまおう
深く、深く
肺が潰れてしまうところまで
 ....
あなたは
決してわたしをゆるさなかった
はじまりの
隠しあう接触のぬくもり
黒くながれおちる髪を
手櫛でやさしく梳きながら
洩れる水を袖口に運ぶ


清潔な距離がくれた
まどろみの ....
背中が痛いよ
見上げればお月様
おなかが重いよ
だから
筋肉を伸ばしたり縮めたりするよ
今夜も
夜を着て

招けば水が湧きいずる
鏡に立木や鷲をうつしながら
わず ....
前の街で
俺は淫売宿のいかがわしい玄関口で
夕立に打たれて濡れながら歪んだ
恐ろしいほどの雷は
地上の何物かを鷲掴みにしようと
空から腕を突っ込むが
本当に一握りの無辜の生命を食い物にした ....
ペッシャンコの蝉が
歩道に転がっていた夏の朝
甘臭い生ゴミの袋の横に
カラリと乾いた屍一つ

カラッポの中身で七日間
うるさく喚いた命の遺したモノ
おい おまえそんな空しい姿になるため
 ....
subaru★さんのおすすめリスト(5159)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夕日の色- 山岸美香自由詩211-8-12
ショートカット- くしゃみ自由詩311-8-12
宇宙のからくり- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...111-8-12
斜光- 草野春心自由詩11*11-8-12
- もっぷ自由詩711-8-12
休息- あ。自由詩6*11-8-12
純粋さの定義_/_渇きと純化の関係- beebee自由詩1511-8-12
大きな愛- 吉岡ペペ ...自由詩211-8-12
象潟- 自由詩211-8-12
夕焼けの詩_- 服部 剛自由詩311-8-11
メルヘン- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...411-8-11
たんぽぽ日和- 千波 一 ...自由詩6*11-8-11
よく考えよう- 相差 遠 ...自由詩3*11-8-11
感染症- そよ風自由詩311-8-11
醒めてゆく脳- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...311-8-11
- 花キリン自由詩2*11-8-11
日常の中で- 加古川少 ...自由詩211-8-11
流れ星に願いを- ペポパン ...自由詩6*11-8-10
日焼けの夏- マフラー ...自由詩3*11-8-10
赤トンボ- 花キリン自由詩2*11-8-10
言葉が痛い- 森の猫自由詩9*11-8-10
わたしがきらいなわたしがだいすき- 小川 葉自由詩3*11-8-10
ブランコ- 小川 葉自由詩511-8-10
髪の匂い- 吉岡ペペ ...自由詩411-8-10
宇宙のからくり- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...211-8-9
24時に自殺する鯨- 士狼(銀)自由詩12*11-8-9
こいびと- 因幡菫子自由詩32*11-8-9
夜を着る- たちばな ...自由詩1911-8-9
履歴_ー野良猫3・5ー- ……とあ ...自由詩10*11-8-9
蝉の泣く- 相差 遠 ...自由詩7*11-8-9

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172