彼岸花が咲く
ある日突然咲いている
地獄の手紙みたいだ
曼珠紗華ともいう
けれど茎だけの禍々しい紅色の花は
なるほど死人の声を思わせる

秋の野面に咲いている
風は盲を押して行く
つ ....
ろうそくの寿命を
保たせたいのなら
使わないこと

点けても
すぐ消すこと

大事に
大事に
しているうちに
なくしてしまう
こともある
けれど


(おまえは
 ....
車のライトに浮かび上がったふたつの影は、やはりどこか
不釣合いだった。
男のジャンバーの下からはスウェットがのぞき、女は短い
スカートに、つんのめりそうなハイヒールを履いていた。

ヨシダさ ....
サツマイモ

さすがに君も化粧落として
掴んだものがコレ
真新しい長靴も泥だらけになって
急ぎ足で抜いてきたようだ
もしかして きみ

屈託のない笑顔に問い掛ける
うちだけど
渇いたくちびる三角帽子 ....
か弱いものでも生きてゆける
それが人間らしさってこと

それなのに時には誰かを押しのけては前に進み出て

この一歩が生死を分けるのよね
なんて言い訳をする




世の中は悲し ....
 
 
夕食の支度をする
そう言って彼女は
地下鉄に乗り込み
買い物に出かける

何となく僕は
ビールが飲みたくて
反対のホームから
地下鉄に乗る

笑っている人
泣いている ....
僕に詩(うた)を下さい
書き損じの紙切れ
池に舞い落ちた木の葉
真夜中の月の海

僕は何処かに置き忘れているのかも
駅の遺失物の棚
旅先のホテルの一室
ツンドラの森に

いつも
 ....
ふたり 夜空を見上げて
満天の星のした
夢 語り合ったね

不安な僕の心を
君の笑顔が支えてくれた
自信のない未来を
君が拓かせてくれた

ずっと君の隣を歩いてゆくと
思っていたけ ....
阪神芦屋から山側を眺めるのが好きだ

芦屋川から山にかけて

円満な景色がほっこりと浮かんでいる


ノイズだらけのイントロにぐちゃぐちゃにされた等身大のぶざま

意味みたいなからだ ....
真夏のような天気だけれど

窓辺からは空に

夏にはなかった濃い青が覗いていた


箱に入れられたようだった

ぼくらは黙って暇をつぶしていた

たいして暇でもないのに

ず ....
あなたに
似合う季節は
どれとは言いがたいので
あなたへおくる言葉はすべて
どうやらいまも
なりゆき
です


 探しものは箱の中
 箱という名に閉じこめられた
 とても ....
赤い感情と青い記憶とを
つむいで
むらさきを織る
夏の恋

ひざまでの深さのつもりで
いつのまにか飲みこまれている
息継ぎに顔をあげるたび
水面にゆれる ほほえみに似た光を
肺にかさ ....
{引用=箱舟の乗り合い名簿の吾が名消し} 罰 自然 罰 カタルシス

罰 自在 罰 カタストロフ

預言黙示書辞書辞典

考古古科学 汽船 水蒸気

ナチス以後 緑葬 微生物学 水族館

巨人痕跡 胸像翼 ディケーの斬 ....
できるだけ遠くまでいこう
できるだけ離ればなれになれるように
声もおもいだせないくらいに

いちばん遠くまでいこう
いちばん遠いもの同士になれるように
顔もおもいだせないくらいに

 ....
休日明けの朝
8時

初秋の太陽光は
さわやかに
澄んでいる

都心のここでも



ふたり
ゆっくりと起きて

ブュッフェ朝食を
たっぷりとる

彼の
ノーネクタ ....
君が放った白い空に
黒い機影が映ります

それは爆撃しにきたのか
それとも救援物資を運んできたのか
分からないけれど

ただ機影だけが
近づいてくるのです

かつて私の中に
雲一 ....
  黄   新   か   行   音
  揚   緑   げ   け   泣
瑠璃羽振りて薫風わたるは夏呼ばふみづくき。  
  舞   る   森   憂   虫
  ひ   山   の  ....
どんづまり!
この
どうしようもないどんづまり
にやって来た

しかしながらそう言う文句が
初めて聞く人にさえ
了解可能な
どんな絶望的事件もここになく
そのこと自体が一つの絶望 ....
「おくるから、したでまってて」
「うん」







































 ....
 ドライエリアに死す


トイ・プードルのロロちゃんの糞
またいで仰げば真白の太陽
お洗濯干すにもフルメイクで行く
口紅は三層塗りの林檎の色だよ
トップコートはシャネルのグロス
庭に出 ....
I love you が言えない僕
でも安心していられる。
Nothing to fear 怖くない
虐待された猫を飼う。

幼すぎた二人の心
人を傷つけあい
でも繋がっているものが
 ....
友へ

こころを寄せて
手紙をしたためています
わたしのうしろで書かれないものたちが
茶化して耳をくすぐります
フェルメールの筆は光の代用
ずっと見ていたかったのに
わたしは弁明しなけ ....
旅立ちは賑やかだ

大皿に盛り付けられた笑顔と
色とりどりの激励の前で
あくまでも清々しく感謝を歌い
覚悟の靴紐を適当に結んだら
潔く見えるように出発しよう

旅立つ者の不安は誰も ....
鏡像段階 理想自我 模倣建築

鐘楼群 自棄 現象界 

ステンドグラス

僕は僕はあり僕にさえなれず

僕は僕はあり僕にさえなれず

僕は僕はあり僕にさえなれず

想像界 ....
緑道公園の木の上で

最後の蝉が鳴いている


ジリジリ・・・
ジリジリ・・・


今にも力つきそうな声で鳴いている

その声は一瞬一瞬過ぎるごとに
確かに弱々しくなっ ....
{画像=110917004242.jpg}



わたしはひかり / わたしはしずく

ふようして / こうかする


あなたはやみ / あなたはこうずい

かくさんして / ....
はじけるから雨なんだね

ぽたり

静かな夜に

ぽたり

私の心にも

おちてこい

どうして

瞳が濡れるの
                 110916




○○地方は120ミリ
新たな水害も予想されますから
雨の降り方にはご注意ください
天気図の指し示す先には
2つの台風が同心円を ....
前がグリーンからどくまで

アイアン一本たまに素振りなどしながら

青空の宇宙のところ眺めていた


(昨日まで)

気に食わない奴らがのほほんと

幸せなふりしているのが気に食わなかった

(昨日か ....
subaru★さんのおすすめリスト(5159)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
彼岸花- salco自由詩7*11-9-20
たまゆら- 千波 一 ...自由詩4*11-9-20
中島みゆきが思い出せない- blue自由詩6*11-9-19
サツマイモ- 乱太郎携帯写真+ ...13*11-9-19
自虐のひと- 恋月 ぴ ...自由詩32*11-9-19
地下鉄に乗って- たもつ自由詩311-9-19
星の砂が零れるみたいに- 乱太郎自由詩16*11-9-19
星空- 洞野いち ...自由詩911-9-19
意味みたいなからだ- 吉岡ペペ ...自由詩111-9-18
あたらしい窓辺- 吉岡ペペ ...自由詩411-9-18
恋文- 千波 一 ...自由詩6*11-9-18
なつ、むらさき- 橘あまね自由詩14*11-9-18
うらはら- もっぷ俳句511-9-18
ベネディクトス黄金期- 高濱自由詩211-9-18
告白- はるな自由詩411-9-18
いってらっしゃい- 森の猫携帯写真+ ...6*11-9-18
機影- 三条麗菜自由詩5*11-9-17
夏格子- つむ自由詩3*11-9-17
躓きのブレス- シホ.N自由詩311-9-17
無題#- くろきた自由詩4*11-9-17
ある晴れた日に- salco自由詩6*11-9-17
怖くない- ペポパン ...自由詩5*11-9-17
つくせぬ手紙- 乾 加津 ...自由詩16*11-9-17
旅立ち- nonya自由詩18*11-9-17
絶対人物空想界- 高濱自由詩111-9-17
宇宙の一員- COCO自由詩1311-9-17
わたしはひかり- beebee自由詩29+*11-9-17
- 朧月自由詩3+11-9-16
呪文- あおば自由詩8*11-9-16
青空の宇宙のところ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...211-9-16

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172