テレビの音が
 ザー
です

うるさいです

私の体というモノはうすい胸です

なんてうるさい

雨の音が
 ザー
です


待ち合わせた場所ではじっと ....
英語を話すあのひとが気に入らない
白人美女とささやき合う
その言語


わからなさがもどかしくて
イライラしている自分に
歯がゆい語学力
一体なにをくっついてふたり微笑んでいるの

 ....
誰の目にも今日を呟きたいことがある
俺の首は重たくて太陽を見上げられないけれど
誰の心にもものはあふれてかたまったまま
思いは届かぬと信じている
春の日の
凡庸さを
外見のみ
取繕った
残酷さを
知らぬ お前に

夏の日の
愚劣さを
引裂いた
残骸達を
貪るしか
知らぬ お前に

秋の日の
 ....
やっぱり悪意は背中を刺す

午前中の授業をふいにした

予習も済ませておいたのに

戦いは終わってないらしい

悪意の本体が集合想念だとして

本体はどこに存在しているのだろう
 ....
吐き出した溜息が

泡のように昇っていけば

まだ心も晴れただろうに
山盛りのスパゲティに

ミートソースをかけ


ぐちゃぐちゃに混ぜて

ひたすら食べる


「人生みたいだ」

と思ったら
目に映る炎には
誰も自分では気づけないように
無意識の園に咲く薔薇の色を
想像することでしか描くことができなかった

もし誰かがその一本を取り
目の前に示してくれたのなら
私は人を愛する ....
  休みたいので
  コンビニの店員に
  すいません
  枕とベッド売ってませんか
  って聞いたら
  申し訳ありませんが品切れです
  だと



  ふんわりしたいので ....
「お花見がしたい」

君がそう言ったから、街へ出たんだ。

四月も半ばなのに風が冷たくて、
いつも薄着の君は、
淡い色のストールを身体に巻きつけて、
細い肩を何度か擦った。

かつか ....
正義面をして
弱い人を決めて、悪い奴を決めて
どちらにも心の底から軽蔑をする。

それでも子供はいつか
名前を持たない悲しみに
追い詰められて、
自分を守ろうとするのだから
もう追い詰 ....
スクリーンの少女が吐き続けている青いゼリーを唯一の光源とした地下室の底を 全身の血を逆流させるようなシンセサイザーの息づかいが 脈々と這い擦っている 水槽に閉じこめられたおまえは ガラスの壁を両手でひ .... 扉の手前で

踵と

爪先が

転ばぬ靴に

しっかりと

収まっていることを

確かめる。


右手で押した

扉が

ばたんと

閉じて、


今日 ....
底ふかい
ながれる霧の
亡失のよあけに
サインのかげりがうかびあがると
ゑづは
狂いはじめ
つよくあしでまといの舌苔
怪訝と
したたりで
烏合を吐きだすつぶてに
そまる


 ....
忙しいと言いながら
忙しそうにしている人がいた

忙しい毎日が嫌だとぼやきながら
忙しいのはなぜかしらと呟きながら

忙しさから解放されそうになると
忙しく何かを探しはじめる

忙し ....
無意味を求めて

僕は退廃を築いた

堆く積まれた黒い山を

そのまま心なんて

安直な考えは捨てたけど


喉を潤すほどの涙は流せないよ

渇きを生むほどの絶望は知らな ....
何故に詩という詩人にとって最も
その存在を証立てするものを
便利な道具として使うのだろうか。

「あなたが嫌いです」

何故メールなり私信なりで直に言わないのか。
それを言う度胸の無い小 ....
韻を踏み外したまま
蓄積する行末から
こぼれ落ちる
行間という溝に
言葉の葉脈を
透かし見る

空と触れ合う海
陸を撫でる風
揺れる草木

点滅する青
震える黒線
遮光される ....
明りの弾ける音が闇を貫けて沈黙へと沁み込む
焚火を囲み暖をとる
密猟者の秘め事 儀式の執行
祈りの呟きの後 狩りの前 
青い薫りの葉煙草を皆で回し吸う
苦い煙を吐いて 少しの吐気が残る
秋 ....
           - マルガレーテへ -



懐かしい旋律よ 黒髪が黒い鍵盤を浸す時
古い一族と共に お前は 滅びる
彼女が今 白い鍵盤を 血の赤で汚している

彼女の唇が  ....
眩暈 渦巻く 
撹拌される大気 跳ね返る陽射 大地の熱気
沸騰する 頭痛
体温の上昇 雲までは遠い 空を睨む

地図上の 南風 吐息 突き吹いて 
一項目 捲られる 
山脈を覆う オ ....
O の彼女に子供が生まれたよ


その頃 みんなは相変わらず


Y はバイパスの車間を260km/hで走り抜けていた

K は休憩中にメル友名義のやれる女を探していた

S  ....
合浦の浜に藤を見に行くのが好きだって
ばあちゃん 僕にお菓子を買ってくれて
二人してバスに揺られて 行ったよね

桜も沢山な公園だけれど
その頃は いつも人が ごったがえしで
僕は ....
合浦の浜さ 藤ば見さ行ぐの好ぎだって
ばっちゃ わーさおがしば買ってけで
二人すてバスさ揺られで 行ったっきゃね

さぐらもてっぺな公園だっばって
そったどぎだば いづも人っこ ごだごだ ....
わたしだけの世界

かすかに聞こえてくる
喧騒のひとかけらも
画面のむこう
ほほえむアナウンサーも
わたしを拒む世界
ため息が漏れたとしても
それはひとりぼっちの声

下らない ....
何処までも響いて鳴り止まない森の梢たち
降る雪が そうして白金の鈴を鳴らしている
耳の先の黒い兎が 雪原を駆ける

(優れた獣は所謂 「気配」を感じる 
 視聴覚と触覚、臭覚を統制する  ....
黒い水晶の森を 黒曜石の渓谷を
吹き抜けて 暗がりの新緑を 震わす風
やがて透明に 純化されてしまう 花粉を 
雪の結晶のように鋭利に 纏った有害な
棘ある風 絶えない夜


暖かくして ....
一昨日 蒼が過ぎる空の下で
随分と酷く滑稽な光景
轢かれた猫の死体 朝の冷たい路上
それを拾い上げ 持ち去る精神異常者
・・丁度きっと何かを祈りたい気分だったのだろう

昨日 大空の下で  ....
昔に書いた詩を読み返してみる

いつのまにか、すごい量を書いていた


わー・・・はずかしい

いつかこの詩も、こそばゆくなる時がくるのだろうか


あぁ、この頃はあの人のことが好 ....
ぼくが平凡に飽いて 随分と時が経つ

青空は決して 
何処までも 広がってはいない
何処にでも 広がってはいない
その空の下に 血が流れる戦地に於いて
青は益々 その純度を輝かせる
 ....
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