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何処までも高く投げたはずのボールが落下をはじめ
それを静止した瞳で追う
身を預けた椅子が軋む音
カフェインの色で染まる部屋
身を預けた骨の軋む音
カフェインの色で染まる声
脳が死ん ....
私がとても遠いのだと思っていた人は
すぐ目の前にありました
なぜならその人は海だったのです
必要とあれば向こうから
そうでなければひいていきます
私がどんなに駿足でも
どれだけ望みを握 ....
スパンコールひとつ
頬につけたきみが好きでした
スパンコールふたつ
スパンコールみっつ―――――
やがてきみは見えなくなって
スパンコールになりました
スパンコールひとつ
頬 ....
{引用=決して君には映らないのに
何故君は私に映るのだろう}
林檎の皮を剥こうとも君ほどの素顔はない
時の奥にみる廃虚のように
冬の底に横たわるマグマのように
不謹慎ながら、なんて君の炎 ....
人知れず錆びていく駅の鉄の柱達
開線当初の嬉々とした輝きは
今や夕暮れに溶け込んであまりにも静か
僕らを囲むすべてが知られることのない歴史を持ち寄って
今日を構築してる
遡ればほとんどの ....
サングリア
サングリア
サングリア
三対一の割合で男の空気は無いに等しい
隔てたテーブルがまるで川のようだ
反対岸の草陰から覗いているような
そんな気分になる
女達は曝け ....
{引用=しにがみ達は安堵の笑みをもって軽やかに表面を撫でてゆく
次第に露になってゆくその裸体がすべて明らかになった時
私達は知ることをやめるだろう}
無知に臆病なライオン達が双眼鏡をもって立 ....
コン コン と叩けば
コン コン と骨の音がする
君は何処? と問えば
私は此処 と返ってくる
部屋はまるで君の肺のように
さりげなく わざとらしく
君の空気に満ちている ....
{引用=疲弊を逃れるための読書の
薄くなったアイス珈琲の
ひと雫がおちる
または
五本目のホープの
味気ない六mgの
崩壊して灰が
おちる
または}
椅子の下へ目をや ....
{引用=まだ、私の夢に虚無は訪れていない}
スロウで駆けてくる
馬の筋肉の躍動が
私の夢を横切る
霧のように潤ったこの部屋で
枯れたダリアが
二、三枚の葉を落とす
紙風船のよ ....
atsuchan69さんの瑠王さんおすすめリスト
(10)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
14時
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瑠王
自由詩
7
10-12-6
潮と月と人間と
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瑠王
自由詩
14*
10-7-16
スパンコール
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瑠王
自由詩
2*
10-5-21
ゆらめき
-
瑠王
携帯写真+ ...
13*
10-1-8
骨達
-
瑠王
自由詩
8*
09-12-24
川で洗濯する女達
-
瑠王
自由詩
6*
09-12-18
理と迷信
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瑠王
自由詩
6*
09-12-11
可愛い秘密
-
瑠王
自由詩
9*
09-10-23
足下を照らす光の中で踊っている
-
瑠王
自由詩
6*
09-10-15
顔のない夢
-
瑠王
自由詩
5*
09-10-9
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