髪の一本一本を
       毛穴の一つ一つを
       しわのあいだを
       襞の縫い目を
       歯の表を裏を
       すべてを磨く ....
少女は ある年の四月からというもの バラードの中のヤマネだった
両親と同じ名ではなく ヤマネだった
冬眠のように まどろんで
春眠のような いつくしみで育てられ
ひかりが はねようが  ....
空は青くて
当たり前だし
雲は白くて
当たり前だし

夕日は赤くて
当たり前だけど
月が赤いと
なんか不気味で

理屈を知って
賢くなって
なんか僕らは
小さくなった

 ....
質素の中の曼陀羅 血液の中は赤だけに止まらない
溢れ出す 吐き出す息に 染め上げる曼陀羅地図

 辿れよ硬直に不動の直感

木漏れ日の隙間 紫外線の害を圏外に寄せ
高級の煌きの蓄積される  ....
WBC の裏で
密かに行われる
異空間野球世界一決定戦

果たして栄冠を手にするのは
どのベイスターズか

あのベイスターズの三連覇か
このベイスターズの雪辱か
それとも
他のベイ ....
もうありったけの陰を踏んでしまった
気がつけば空はゆるゆるになっていて
気が狂いそうにやさしい
どのまどろみも平等だった
角のはえた恋人がわたしを映して割れていく
心中みたいなラメが散らばり ....
あたくしは 残り物の 炒め物で
ごはん一杯 いただこうかしらん

茶碗に 一杯なのか
イッパイ!! なのか
それが 問題だ

キャベツと 豚肉が
アタシを 待ってる

フライパンの ....
もしもし
もしもし

住むところを
いくども変わったので
電話番号も
いくども変わった

電話番号をたずねられると
一瞬のとまどいがある
0でもなかったし9でもなかった
新しい番 ....
工場で 向上させたい 口上を


アゲアゲな 恒常は どうか
楽しい瞬間ならば 構わぬ と
DJは 語る

キュッキュコ キュッキュコ
小気味良さダケ 忘れた指が
トマトを つまむ
 ....
さかのぼる 水晶のような 水滴が
高速バスは雨の中を走ると フロントガラスの水滴が
同じスピードで のぼってゆく
静かな行列が たゆまなく のぼってゆく
そんな様子を何時間 見続けてい ....
火事になっている消防署がある 気持ちの整理が出来てない
と言ったのが
きもち、生理が来てない
に聞こえて
きもちって、どれくらいよ?
と内心やべえと思いつつ聞いたら
あなたとこういう関係になってから
ずっとよ!
っ ....


美しいものは汚されるためにあるのです。隠されたものは暴かれるためにあるのです。邂逅のように、再会のように、死別のように、僕はどのような重力とともにでもこの映像の糧の中を泳がなければならな ....
私は歓喜した。私は恋愛がわからぬ。私は非リアである。詩を書き、文学を読んで暮らしてきた。私は硬派である。コーヒーはブラックしか飲まない。そんな私が女子から一粒のチョコをもらった。オリゴ糖入りで頭がすっ .... 君は愛と真面目のぺっちゃんこみたいで
君はカツゼツの悪いlovesongみたい
君はカギカッコが大忙しな秘密みたいで
君は重たい無言に溺れる願いごとみたい
君は優しさと残酷を調和さ ....
背筋の皮いちまい、書き割り背負って
動くうで。

きびきびとした足音。
ひるがえる制服の裾。
ロボットの正確さ。
薬品のにおい、エメラルドの泡。

社会的な視線に規定される ....
虹がきれいに出たからって
ぼんやり眺めて
こころ奪われたりしません
わたし詩人ですから

ただ その七色はもらっておく

雲が猫やクジラに見えたからって
気にならないし
一切興味あり ....
太陽の光が海面に反射して
キラキラと波と一緒に揺れている

海に面したこの街は
絶えず潮を香りが散歩していて
リゾートの景色を維持している

見慣れた景色だけど
飽きさせない何かが ....
首のない雛人形を飾っている 三人官女五人囃子は四組のカップル ぎらぎらともえているか

たいようはきょうものぼるだろう

だくてんをのぞいた

ほしたちをあっとうして

きらきらとぎらぎら

きょりがもんだいとなるのは

おまえさんのここ ....
  ――なんの欠如を
    怖れているのか


 踊りたいから踊るのだ
 何が悪いか阿呆ども
 元来人は踊るもの
 踊って歌って
 笑って泣いて
 怒れるものが人なのだ

 鳴 ....
それは
誰もが一目で好きになる
うさぎの耳のように長い
ハートの形の花びらをもつ
白いレースのような花

どんな花にも素直に寄り添い
本人さえまだ気づかない
相手の愛らしさを引き出し
 ....
あんなにも森田童子を大声で楽しく唄う奴は負けない         



        まるで山間をながれゆく
        せせらぎのような人でした
        からだは一滴の雨粒で成っており
        どこまでも沁み入 ....
僕及びheのHELLO!という挨拶




#     おはようございます。昨晩はよく眠れましたか?

  朝六時に起きて顔を洗う為に一階に下りたら、
  昨日までぴんぴんしていた金魚 ....
新型車両には
もっと サクラが 多そうな シーズン

愛でたい 花火 其れよりも
目出度い 花びら 集めたい

真冬の 向日葵は 
きっと 映えるのね

真冬に ヒマワリは
きっと ....
ギュギュギュイーンギュギュギュン休みたい 二月生まれの四人の合同誕生会をした

九歳と三十二歳と三十六と九十七歳

九歳は私の娘
九十七歳は私がアメリカに来た当初とてもお世話になった人
三十二歳は九十七歳を通じて知り合った子
三 ....
お詫びして訂正します妻と子は妄想でした実は独身
こひもともひこさんのおすすめリスト(3429)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
磨く- 石田とわ自由詩11*13-3-6
幻影のバラード- るるりら自由詩16*13-3-6
感度- カルメン ...自由詩1013-3-6
無玄色_色は色- 朝焼彩茜 ...自由詩813-3-6
ワールド・ベイスターズ・クラシック- 花形新次自由詩113-3-6
硝子篇- 平井容子自由詩813-3-6
ここから10分- 藤鈴呼自由詩2*13-3-6
でんわばんごう- yo-yo自由詩713-3-6
ならば_今は_パーペキなんですか?- 藤鈴呼自由詩4*13-3-5
塩を_少々- るるりら自由詩29*13-3-5
火事になっている消防署がある- 北大路京 ...自由詩2+13-3-5
気持ちの整理- 花形新次自由詩113-3-5
ふたつの終焉- 葉leaf自由詩413-3-5
走れ私- コーリャ自由詩1313-3-5
夢と魔法の君- よしたか自由詩7*13-3-5
記銘、居続けるために。- 凍湖自由詩413-3-5
砕け散る郊外- 左屋百色自由詩8*13-3-4
海岸沿い- 夏川ゆう自由詩213-3-4
雛人形- 北大路京 ...俳句613-3-3
三人官女五人囃子は四組のカップル- 北大路京 ...自由詩413-3-3
ギラギラ- ドクダミ ...自由詩4*13-3-3
自由舞踏派宣言- ただのみ ...自由詩23*13-3-2
オルレイヤ- Lucy自由詩9*13-3-2
- 北大路京 ...短歌213-3-2
せせらぎと雨音と春の嵐- 石田とわ自由詩8+*13-3-2
僕及びheのHELLO!という挨拶- 赤青黄自由詩4*13-3-1
春の_陽炎- 藤鈴呼自由詩3*13-3-1
ギュギュギュイーンギュギュギュン休みたい- 北大路京 ...自由詩413-3-1
シャッターチャンス- 夏美かを ...自由詩29*13-3-1
- 北大路京 ...短歌513-2-27

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