体毛が濃そうだなって
顔を見ると
何となく
分かるじゃない
髭の剃り跡が
青々としていたり
眉毛がフッサフサだったり
モミアゲがエルビスだったり

あたしもさ
よく見てもらえれば
 ....
ウツウツしつつ
鬱憤はらし
クヨクヨしながら
苦を昇華する


ビクビクしては
吃驚ぎょうてん
クルクルまわる
狂った脳天


タンタンとして
耽溺する水
モヤモヤして ....
口に含んだルビーを
少し、見せて
彼女は深い眠りへと向かった。
天蓋から垂れたベールの外に立ち尽くし、
私は窓から夜を見る。

月はあった。

もはや天体の月までもが、
彼女の言うま ....
band-aid is food

カタツムリを捕まえて、それを頭の中で飼った。
すごく天国に行きたかったので、夜通し起きていた。
そうして視力を鍛えた。
カタツムリを飼ったのは、彼らが強い ....
あたし
自分で見たこと
なかったから
あんたに言われて
初めて知ったから

恥ずかしそうな
素振り見せたけど
嬉しかったの
本当に嬉しかった

こんな
薄汚れた
あたしでも
 ....
ノオトに書きつのった 想いは
黒板のみどりに にじんで

金木犀の風に 
セイラァ服のすそが揺れる頃

放課後の職員室で
私、わたし、ワタシ、、、
うつむいて

「それは はし ....
偽善かな、って 迷う瞬間って 言うのは
何処かしら 自分自身に 
後ろめたさが 有るのでしょうね。

常に 色んな可能性を 考えて 動くコトは
大切だと 思いますが、

出来れば、
相 ....
ダムのサイレンが鳴った――
遠来の旅人はまさに無頼の男で、
己が生をあなたの扁桃体へ刻んでいった
――それは一つの警告だったのだろう。

思い出に鬱ぐあなたを召し迎えよう、
と、腕を廻し込 ....
小さなあまりにも小さな


小さなあまりにも小さな
ことにかまけて
昆虫針でとめられた一羽の蝶のように
僕は身動きひとつできない
僕のまわりを
すべては無声映画のように流れてゆく

 ....
いちおう様々な料理らしきものは食べてはいるが
いつも冷蔵庫の残り物から逆算してメニューが決まるような気がする

この前は大根一本が処理しきれずおでん風の鍋
その前は残った豚コマですきやきみたい ....
寝てる間にあなたの眉を剃りまして走らせましょう銀河鉄道 癒してくれる。
助けてくれる。
理解してくれる。
会ってくれる。

世の中を光り輝くものに
してくれる。
勇気をくれる。
生きる希望を与えてくれる。

自分に自信を与え
その気に ....
私は油性ペンが好きな時もある
泣きながら書いた手紙
泣きながら書いた詩
涙がこぼれ落ちても
にじまないから

私は油性ペンが嫌いな時もある
「これは私のものです」という印に
布に名前を ....
虹を浴びていると存在がくるくるまわる。自傷。叡智。笑い。堪えきれなくなる。きみどりいろの空。大きな大きな卵に温められた空色のことり。
コップ一杯の涙を電気会社に支払う。何度も何度も、√の形に区切られ ....
さみしいヒト。
かなしいヒト。

全部食べたら、幸せになれる?


いいよ。
泣きたいなら私を貸してあげる。
好きに使えばいいよ。

さみしい、かなしい。

食べてあげる。
 ....
私の声は
とってもいい声だから
アエギ声なら
100万人の男だって
同時にいかせることが出来る

だけど
飛びきり上等のアエギ声を
出させてくれるような
素敵な男が一人もいないから
 ....
思想がない
煙草を吸うことも

通りを歩くと
そこが表の道だったか
裏通りだったか
もうまっくらで
風の音ももちろん
タイヤを削る
だけで

空中を
あるいていたら
仏様にあ ....
路肩に吹きだまる枯葉
新銅の輝きに縁取られた灰色の雲
ベランダに放置された色褪せたサンダル
つぎはぎだらけのアスファルト
遠くでたなびく商店の幟(のぼり)




 ....
茎干からび転げる掘り起したままの花園に名もしれず


向日葵が花咲く中潜る蜂羨ましく思う夏過ぎ


自転車の百千並びに差す秋陽その長し影から出れずに寒し


歩き方忘れたように並木道 ....
あたし
知ってる

フォアグラを食べて
脂肪肝になったら

ミイラ取りが
ミイラになったって

あなた嗤うのでしょう?

いいの
それでも
あたし
泣きながら
フォアグラ ....
愛していると言うことと
愛していると思うことは
まったくちがうわね

窓際に立ち
君はうたう

愛していると囁かれることと
愛されていると感じることは

日没、空あかく
 ....
「わたしはこの地をあなたに与えて、これを継がせようと、あなたをカルデヤのウルから
 導き出した主です」(創世記15:7)
「わたしはこの地をあなたの子孫に与える。エジプトの川から、かの大川ユフラテ ....
雨がやんだ
塹壕に 糞尿のにおいが」もどってきた
雨のほうがましだ



        ・



複葉機が雨雲のしたを飛んでいきやがる
俺たちのことを 見棄てるのか 

 ....
骨太なベースラインや冬の虫 頼まれた宝くじ買いすぎていた さよならと言ってみる。

何のことはない、ただの言葉だから。
それでも、さっきまでなんともなかった心が、
まるで鉄砲水のような
洪水のような
押し寄せる感情がとめどなく押し寄せてくる。
 ....

タトン
タタ
雨が大気にあふれ出す
地は吸い込んで
水流が闇にあふれ出す
ヒトはみな小動物
家のなか
葉陰の小鳥たちの夜を案じ
明朝の我が身を気に病む
石くれになる傘の中

 ....
ゼンマイ仕掛けの時間は
古い鳩時計みたいに装飾されてさ

彼女だって珍しくつけまつげをしてる
僕はピンクのカーテンの裏側は何色か考えてる

演奏者の孤独と陶酔
空から蜘蛛が降りてくるなん ....
どうしようもない 気味の悪さを 感じながら
別のモノだと 勘違いしようと している

この 悪寒を
オカンのセイだと 変換してみたり
気味の 悪さは
君の割るさだと
右からの横顔にしよう ....
僕の思慕の根柢には
無表情な錯誤が無限に痛罵とともに在り
/それは泡沫のように浮かんでは消える幻想としてのみ
なにか極限の調和を保っているように思え

存在全体を震撼させ
存 ....
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