辺つ風をめくり
のり干す母さんの
かっぽうぎも
沖つ春風を吹き
波を枕にする
父さんも
舟をこいだ
たちらねの意を
この地の栄え
ふたたびと
その恩恵に
静かに頭を
....
マイナス16℃のニューヨークで
外では行列が出来ている
超有名人のやって来る
そんなゴージャスな店の中で
お前は、すでに死んでいた
だらしなく延びきって、
下品な臭いのするスープの中で ....
にくしみますか
しにしみますか
にくにしみます
にくしみつれて
にくみにいって
やかれてきます
あついてっぱん
おかれてないた
はれてむらさき
あしのおやゆび
かいがんせんの
あ ....
やわらカイ貝殻カラかなもじの
ぬるっとした意味うまれる
りょうせいるいかしら
もしかしてしかしら
しらしからぬしかしら
おかしらつきのおかしなしかしら
ナンタイドウブツカシラ
....
もがり笛もすぎる頃
手塩にかけました
刈りとりも
人心地がつく時
ほの香る土に
なにかたのしく
火入れの祭りが
はじまりました
母の好きでした
垂れ桜が満ちる時
十三浜ワカ ....
しみる みてみる してみる 夜
よくなる みえる しめる のる
しなる なくなる ゆるめる 夜
みるみる みえなくなった よる
思えば思うほど、私たちのつながりは
うすいような 強いような ふわふわとした ものだった
何でも言える というのは とても良い関係で
一年ぶりでも いつでもあって話しの続きを始められるということ ....
*…黒木アン
春花は
いっぺあっけんじょな
おらの居る
会津山あいでは
やっぱカタッパだべ
カタクリのごどな
長い冬おわり
陽の雑木林のどごに
雪融け顔だし ....
其処にいるなら
一張羅を着て
蹄が巻き上げる
粉塵の中で
荒武者駿馬の
躍り上げるさまに
食い入る横顔
相馬野馬追にと
不動の山から響く
幼少のたいくつが
太鼓の拍子
心 ....
一面のガラス張りの外では
人々が雪のように紅葉のように
はらはらと歩き去っていく
老いも若きも男も女も
それぞれの足取りとそれぞれの心持で
ただ美しい自然の移ろいのように
はら ....
ヒールの高さは女性の幸せの高さだ とは
どの情報番組で聞いたんだったか
久々に女の子らしい靴を買ったから
嬉しくなって履いてみたけれど
私はこれで一日上手に歩けるんだろうかと不安になった
私の幸せ ....
鉄棒に向かう少女は
自分の重さを知らないので
どんな形ででも
ぶら下がっていられる
一行 一行 紡ぎながら
なんとか こうして 続けている
という大袈裟( という予防線 )
一作 一作 繋ぎながら
なんとか こうして 放っている
という誇大表現( と ....
胃が痛い
腸が痛い
ビクンビクンと脈打つ内臓
痛いから生きている
痛いなら生きている
消えたい今日を乗り越えろ内臓
日々溜まり続ける鬱屈な感情
トイレで流せりゃ良いのにな
溜め ....
空気の亀裂に、カーペットの隙間に、サウンドの途切れたところに、うずくまり、拗ねた目で、こちらを見ている言葉たちの、首根っこつまみ上げて、ワードの空白にぶちまける、彼らの悲鳴が、ほら、自 ....
見たことないからって
宇宙人をバカにすんじゃないよ
いくらなんでも
あんな酷い奴と一緒にされたら
優しいETだって
攻撃してくんぞ
友達が財産なんて言いながら着信履歴母しかいない
ほめてもらうって
うれしいね
ほめられ慣れない私だから
顔のつくりに困るけど
足が三センチ浮いてます
私も見つけようかな
あなたのいいところ
困った顔と
浮いたからだで
その歌を
わたしも好きで
あなたも好きで
彼も好きで
彼女も好きで
その歌で
泣いたり
笑ったり
踊ったり。
国も越え
性も越え
時も越え
おとなも ....
【 ちきゅー 】
いま
きみの くちびるが
ちきゅー って 言ったよね
そのとき
うちゅう の どこかで
だれかが
地球にむけて かぷかぷ しゃべっていたよ ....
恋愛は儚いものだけど
人間の感情を
いとも簡単に動かしてしまう
恐ろしい恐ろしい怪物である
私は幸せな失恋をした
自分のための失恋だ
加糖でも微糖でもなく佐藤氏はBLACK派なの武藤氏もそう
数えきれない夢の中から
数えきれるほどの目標を定めて走る
人波から離れて努力に耽ることも
努力から逃げたくて人波にまぎれることも
しかしながら、どこにいてもちらつく努力
近道 ....
庭の片隅にある金柑の木
棘の生えた枝の先に
その日もイモムシがいる
太い緑色の胴に
胸には眼の黒丸
突っつくとオレンジの角が
にゅーっと
その日もイモムシがいる
イモムシはじっ ....
〜ふるさと〜
春の野に
陽はうらうらと
ささやかながら
何もかもが美しく
牛の声に
目覚めた少年が
松林に抱かれながら
走りました
小さな車両は
都会への夢をのせ
の ....
大昔からそうだったように
この先もずっとこうなんだろうと思う
物語にはただアダムとイブと蛇と林檎が出てくればよい
要素はそれで全部足り ....
妻からは
しばしば
無責任!となじられるので
とんでもない事件を起こしても
責任能力の有無が
焦点になるのではないかと
期待してはいるんですが
そう言うことではない?
違いますか? ....
刺身を盛り付けると
「うまそうだな。」という声が聞こえそうで
安曇野のわさびをすりおろす。
刺身を盛り付けると
ほくほく顔のお父さんが横に居るようで
馬刺しも別皿に用意する。
「ま ....
絵本をかくひとの
胸のなかで
小さな女の子と男の子が
住んでいるとおもう
絵本をよんだひとの胸のなかでも
小さな女の子と男の子がうまれてゆくんだとおもう
そして
そのひとがしんで ....
夏でも冬でも昼飯はこれが良い
薬味ネギに
わさびを効かせた付け汁で泳がせ
一気にすすり込む
が
長く伸びたまま食道を抜けることなど
所詮無理な話 かたまって
食道の途中で速度を緩めた
....
こひもともひこさんのおすすめリスト
(3429)
タイトル
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カテゴリ
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日付
石巻漁港〜その瞳をみていたら〜より
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黒木アン
自由詩
5*
15-3-19
ラーメンと日本人_★
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atsuchan69
自由詩
8*
15-3-18
にくしみ(要冷蔵)/即興ゴルコンダ(仮)投稿.21
-
こうだた ...
自由詩
4*
15-3-18
シスター・シエスタ
-
ただのみ ...
自由詩
18*
15-3-18
ヨシ原(石巻市)〜その瞳をみていたら〜より
-
黒木アン
自由詩
6*
15-3-18
しみる
-
はるな
自由詩
3
15-3-17
「連絡をください」
-
服部聖一
自由詩
3
15-3-17
平和連詩〜黒木アン*とよよん*天野行雄
-
黒木アン
自由詩
2*
15-3-16
相馬野馬追〜その瞳をみていたら〜より
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黒木アン
自由詩
3
15-3-16
駅前の喫茶店
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葉leaf
自由詩
1
15-3-15
ハイヒール_ホリディ
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瑠音
携帯写真+ ...
1
15-3-15
鉄棒
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菊池 一 ...
自由詩
2
15-3-15
自主規制グラデーション自己保身
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komasen333
自由詩
3*
15-3-14
おなかいたい
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たいら
自由詩
1
15-3-14
まっさらな本当の生まれるところ
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ホロウ・ ...
自由詩
2*
15-3-13
火星人だって怒る
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花形新次
自由詩
1
15-3-13
友達が財産なんて言いながら着信履歴母しかいない
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北大路京 ...
短歌
3
15-3-13
三センチの希望
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朧月
自由詩
6
15-3-12
「ミ(ュージッ)ク」
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ともりん
自由詩
1
15-3-12
(*^o^)/\(^-^*)は、だあれ
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るるりら
携帯写真+ ...
6*
15-3-12
幸せな失恋
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無花果
自由詩
2
15-3-12
加糖でも微糖でもなく佐藤氏はBLACK派なの武藤氏もそう
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北大路京 ...
短歌
5
15-3-11
かかってこい、桜がすべて散ろうと。
-
komasen333
自由詩
4*
15-3-11
幼虫
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……とあ ...
自由詩
9*
15-3-11
ふるさと〜その瞳をみていたら〜より
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黒木アン
自由詩
2
15-3-11
砂漠が美しいのは、どこかに井戸をかくしているから
-
TAT
自由詩
4
15-3-11
責任能力
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花形新次
自由詩
3
15-3-10
食卓。
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梓ゆい
自由詩
4
15-3-10
子宝
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朧月
自由詩
8
15-3-10
年を取るとはこういうことかーざるそばー
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イナエ
自由詩
15*
15-3-10
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