あのさ
 ワタシ的にはどうでもいいっちゃいいことなんだけどさ
 今の状況アンタたちどう思ってるのかって
 正直なところ訊いてみたくってさ

 うぅん うぅん
 ワタシ的には全然かまわない ....
 「お出かけですか?」

 なぜわたしは
 立ち止まってしまったのでしょう
 ご自宅前を掃除しながら
 道行く人だれもへの
 いつもと同じ問いかけに

 下の坊やを実家にあずけ ....
つまりそういうことにしておこうかな)あっちこっちで閉じ忘れた括弧をあつめて閉じて廻ってみたりして)立派なカメラを持ってるくせに何もしないから)こちらからタイミングよく飛び込んでいかなくちゃならない)背 ....   雨が降り木々の葉は濡れた
  川沿いに張られたガードレールの錆び
  秘密を抱えるように口を噤む家並み
  けれども日記帳にしみこんだ太陽の匂いを
  夜がきてもこの胸に憶えている ....
人生に迷った時おいで いっしょに迷ってやる  片目をつむると殻が置いてあったので
 ひょいと拾い上げてみると
 それはカタツムリの抜け殻で
 蝉や貝の抜け殻ではなかった

 延々と続く空洞の底は見えない
 殻を持ち上げても
  ....
爽やかをどう表現しよう 漢字の中に幾何学を見る淡白
この候を満たす 華麗な空の下 色などつけなくとも いと美しい

彼女の耳に音階の異なる民謡が流れる もう初夏に目覚めている南風の栄え
イソヒ ....
飛ばされたまつげを探していたら
足元に春が落ちていた


あぜ道にはなずな
不規則に並び、ゆれる
隙間を縫うように細く流れる水、
昨日降った雨の名残だ


まだ小さな双葉にしずく、 ....
近くなり遠ざかる海のかさなり
乳白色の巻貝の奥に
うずくまる内蔵
砂となった記憶の粒を探して
耳の感覚だけになる

ふくらみ、しぼむ浅い眠り
とうに輪郭をなくした風の面影に
なつかしい ....
【カタツムリの抜け殻】


実家には もう人の気配は無い
生気のない 家に行くには 迂回路しかなく
すぐそこに家はあるのに ふるい路は
家を まの当たりにしていながら ゆるやかに曲がり ....
真っ赤な闇に2分間切り裂く風が吹けば
愛しさは多重構造の鬱屈を砕き
白銀の刃よろしくブリリアントな願望で穿っていく
苦しみを包んで生き延びた花束があった

小さな街の小さな出来事 ....
駅のホーム
立ち食いそば屋で
かき揚げそばをすすりながら
おにぎりをほおばる

小学生の高学年
夏休みなどに入ると
私はひとりで新幹線に四時間ほど乗り
田舎に帰省していた
とても酔う ....
一方通行の恋 逆走している 雪を割るつかなくていい嘘をつく  うわぁ コーヒー流れてってるよ
 おぉ 心臓ってあんなにドクドク動くんだ
 あれが肺で あれが胃か 肋骨って頑丈そうだな
 理科室の人体模型のとおりになってるよ

 ちぇ 油断して ....
お母ちゃんの指になったと母は言ひ

母だけが味方の人生峠道

ひ孫から祖母まで包む紙おむつ

縁とは不思議なものよ妻の尻

何とまあ年々父は欠けてゆく

母と二人墓で打ち明けられた ....
ソフィア市の輪郭を宇宙に見立て
誰かを愛することで華やいだ心と
誰かに愛されることで弾む身体を
楕円の惑星にみたいに包んでみて
それをソフィア市と呼んでみると
ソフィア市は不条理さには沈黙し ....
 さあ こいさん着きましたで
 わてら思い出の法善寺
 水掛け不動さんへ

 覚えたはりまっかこいさん
 わてが初めて〈元祖メカ割烹・Fuji=Yoshi〉に
 奉公に上がった晩
  ....
梁のきしみ
  建具のゆがみ
    樋のあかさび
      側壁のひびわれ
        鬼瓦のかたむき
       築半世紀もの木造家屋
 
それでも かろうじて
      ....
「宇宙人を噛んだら歯がぬけたの」

あなたがこんなはなしについて、ひゃくまんかい租借したあと
つまんない意味をやさしく添えてくれたけれど、おっきなお世話だった。
だっただったと駆けていったから ....
風の変り身に
逆立つ産毛はあるが
人の変り身を
捉える触角はない

好奇心の玩具は
すぐに揮発させてしまうくせに
邪推の深海魚は
いつまでも対流させている

賞賛の燃料があれば ....
おまえらがつねに嫌いです
ネイル先で彼氏の蓋をはじきとばしたり、
車両の揺れに合わせ欲情を波打たせる性癖などを飾られても、なんの興味も沸かない
(そうやっていつも、わざわざ口にする
(ヒトは青 ....
子どもたちの語彙が拙いから。

とんぼ
だけど

高いビル
飛行機
ねこ
ぬれてる
もうツバキが、
だって
ともだち
晴れ
寒い
/ぼくらの/聞こえないうた/呼ばないで
 ....
涙だけをためた洗濯機に
渇ききってしなびれた心をつけ込んで何回もまわした
でも脱水するとまた、しわしわになり・・・
風にさらせば、パリッパリにまた乾く




じゃ口 ....
生放送に空気読めない素人がいる ? ? ?


孤独、生の騒ぎと死の無言に君は何を聞きだした?

孤独、握り拳の財宝と結んだ小指の煌めきに、君は何を見た?

孤独、小さな硝子に傾げたポトスと黄ばんだ森の癇癪の中で君 ....
明日のぶんもとドーナツ買って今夜のうちに食べ尽くす 人の心の中がわからないから
自分の心をのぞいてみた
おそるおそる
深い泉をのぞいてみた

みえないから
ほっとして
みえないから
さみしくて

だからみんな泣くのかな
だからみん ....
 ○○○○
 ○○○○//

 おい
 なんや
 鉄板熱かったな
 たいがいやったで
 最初は温うて気持ちよかってんけどな
 後からたまらんかったな
 けど我慢できへ ....
助手席専門家 御嬢様ではない

サイドミラーはテクマクマヤコン
 太陽の光が一番美しく顔を映す

助手席専門家 顔写真つきの身分証明書がない

飲み物をたまにこぼす 運転者に文句は言わな ....
こひもともひこさんのおすすめリスト(3437)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
憤激メロンちゃん- 平瀬たか ...自由詩4*13-3-20
告白貞淑妻昼下がりのわななき- 平瀬たか ...自由詩10*13-3-20
シャッター- 片野晃司自由詩1313-3-20
- 草野春心自由詩9*13-3-19
人生に迷った時おいで_いっしょに迷ってやる- 北大路京 ...自由詩1913-3-19
カタツムリの抜け殻- 赤青黄自由詩2*13-3-19
この候を満たす風- 朝焼彩茜 ...自由詩9*13-3-19
三月某日、雨の翌朝- あ。自由詩6*13-3-19
春の巻貝- 佐野権太自由詩8*13-3-19
カタツムリの抜け殻- るるりら自由詩28+*13-3-19
生き延びた花束- よしたか自由詩2*13-3-19
駅のホームと立ち食いそば屋- 灰泥軽茶自由詩18*13-3-19
一方通行の恋_逆走している- 北大路京 ...自由詩613-3-18
雪を割る- 北大路京 ...俳句313-3-18
スケルトンお父さん- 平瀬たか ...自由詩113-3-18
川柳十句- 三州生桑川柳213-3-17
ソフィア市の輪郭- ブルース ...自由詩4*13-3-17
メカこいさん- 平瀬たか ...自由詩4*13-3-16
廃屋のかげ- 信天翁自由詩213-3-16
地球外せかい- 未満ちゃ ...自由詩6*13-3-16
スネオ- nonya自由詩23+*13-3-16
どうしてもそれをみずの色だなんて言いたくない- ゼンメツ自由詩1413-3-16
聞こえないうた- 破片(は ...自由詩2413-3-16
回転日常- 唐草フウ自由詩10*13-3-15
生放送に空気読めない素人がいる- 北大路京 ...自由詩413-3-14
転がる花- よしたか自由詩1*13-3-13
ドーナツ【都々逸】- 北大路京 ...伝統定型各 ...313-3-13
はんぶん- 朧月自由詩213-3-12
大阪ラプソディー- 平瀬たか ...自由詩4*13-3-12
助手席専門家- 朝焼彩茜 ...自由詩713-3-12

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