ごちゃごちゃ言う奴らに告ぐ
直接会って話してやるから
いつどこで会うのか連絡しろ

俺の携帯番号と
顔写真送ってやるからよ

双方が納得するまで
膝つき合わせて
或いはチョーパンぶち ....
孤立

死病

人は人と
繋がらなければ
生きていけない
のに

金を持って
いないと
キリストだけ
を信じて
いないと
健康で
いないと
胃ナイト 
クエネェシ ....
やがてぼくは
水や空気や雲になって
生まれ変わるだろう

なんにだってなれる
雷や雪や雨にだって
土や石や砂にもなれるだろう

ぼくは森羅万象のすべてが好きだから
何にだってなれるん ....
ドリームゲームをしているようだと思う
満たされるされないでぐるぐるとループする輪の中から抜け出せない。

仕事構成が出来ないという夢を見て、
成る程、私の深層心理は、こんなことを不安に思ってい ....
実家に帰ろう
犬に触りたい

温かい毛並みに顔をうずめて
額をくっつけて
体をくしゃくしゃにかき撫でて

私のために尻尾を振ってくれる無邪気な魂に

何度も「ただいま」って言おう ....
夕闇差し迫る瓜畑
果実は実り
豊かな土で収穫を待つ
後は口に運ぶだけ
一輪の花を摘み取るかのように
育てた瓜を優しくもぎ取る
甘く甘く赤く熟れていた
しわしわの年老いた手に水気と満足を残 ....
愛娘が毎朝八時に起こしに来る
歪み捩れた時空の層を超えるのは
なかなか大変だそうだ

[合鍵を作ってやろうか?ちゃんと電車に乗って来いよ]
おはようのキスをしながら僕は言う
[そんなことし ....
天花粉の丸い小箱にはいっていたのは
祖母や母が立ち切狭で廃品回収に出す前に
切り取った釦
鼈甲仕立ての高価なものもあれば
校章入りの錆びた金釦や
普段使いのプラスチック釦
そし ....
文字をしたためる時
思わずため息が出る
感嘆のため息
消衰のため息
息には変わりないけれども
色が違う息たち

私の口からこぼれる息は
一体 どんな色だろう
嫌いな色などないから
 ....
(みどり) は、男でも女でもなかった

それを(みどり) は、知っていたし、特に問題にもしなかった

(みどり) は、理由付けされ続ける存在だった

ある日、鏡を見た(みどり) は ....
あなたがわたしにひいた線は
しずかに沈んで いまはもう
ほとんど わたしになりました

種から花へ
あるいは花から種へ
その季節ごとにひいた線は
たがいに絡まりながらなお伸びてい ....
気配も無いままに
駆け抜けていく時

どれだけ走ろうとも
一生追い付けない空



   どこまで行くのでしょう

   誰の元へ向かうのですか

   わたし ....
好き?
嫌い?

一枚
二枚と
花びらを千切る

好き嫌い?
好き嫌い?
不安な心を原動力にした
行為が止まらない

千切って
風に拐わせ
無かった事にしたいのは
己の
 ....
今日も りゅうが 脱走した
「理由」なんて聞く奴がいるから 逃げだしてしまうのだ
話の尾ひれなんて無視して
ゆらぎは水の色

ゆがむからだのまるみに いかす光彩くねらせて
す ....
(-0)

一日 の終わりを 4つに 刻み
私が 無感覚の なかに 解きはなった夜
                  は
      ?  朝を迎えることはなく
     るの  そ
 ....
そんなクソみたいな言葉使いで
自称とはいえ
詩人だなんて
どの口が言いやがるんだ
イィィィッ!ってほっぺつねるか
ハゲ頭をペン!って叩きたくなるぜ

おまえだよ、おまえ!
後ろ探してん ....
ガリッと ゴキッと
ケタタマシイ音を鳴らす

人齧りで
ゴリラも ドキッと 引っ繰り返り

今来た道を 踵返して舞い戻りそうな 勢いで
あなたが 舞う

ちら・ほら・ちらら
世 ....
理由なら)やわらかにますはにかみにはにかみかえすしかできません

絡まれて絡まるコード差し込んで音楽がなりまた絡まれて

ねえ聞いて、お隣さんが言ってたの、柔らかく刺す春は過去だって

 ....
後悔はつきもの
航海にはつきもの



怖がっていても解決しない
航海しないことには  決して



恥ずかしがっていても変化しない
航海しないことには  決して



 ....
冷ややかで
静か
ただの一夜で
世界を無色にしてしまう

寄り添って
何も言わない
いつもそう
あなたはそこに居る

人生の半分以上の時を
あなたと過ごしてきた
なのに
熱病 ....
 
 物語はいつも唐突に始まる。
 ある日の僕は緑の森の中にいた。
 突然の驟雨をやり過ごし、気が付くと教会の前に立っていた。
 初めて自分のもの以外の神の声を聴いた。
 それはまるで音楽の ....
いくつもの美しいあかりが
真夜中の街路で飛び散る
若者たちは短い騒乱の中に飛び込んで
明日など要らないとうそぶいて見せる
ひび割れた舗装に隠された置手紙には
取るに足らない歌い手が書き殴った ....
          161103
そこに
あったはずのものが
見あたらない
そんなことが続いて
数十年
子どもから大人に
そして老境を迎え
あの世に戻るのだと
人はいう
横町を挟ん ....
ペリっと剥がして
セロテープ
いつだれが何の目的で
気づかれずにただそこに
一枚佇む
ぺりぺり剥がして
さようなら
思えばそこにあそこにも
よくよく見ればあっちこち
一枚一枚丁寧に
 ....
わたしの舌に、消えない火傷
あなたの魂を舐めたとき

廃屋のような体に、光る痛み


もし、あの青い林檎をもいだなら
神はわたしの性を奪い
燃えさかる海に放るだろう

わたしは赤く ....
羽音で目が覚めた
驚いて明かりをつける
汗だくで寝ていた
汗の匂いに寄って来たんだな
いったいどこから入ってきたんだ
窓は閉めていたのに
ベープマットをセットして寝る
でもまたも高い羽音 ....
室内にいても 外の寒気を 感じる季節 到来
歓喜乱舞ばかりとは 行かないようで

これで リフトにでも 乗っていたら 
また 気分は 違うのでしょうが

などと 毒づく暇も 与えられず ....
宇ノ喉 、歌う光矢 、コトバ木霊 、 界開く
 
[木漏れ陽は今日も濃い陰影を石畳に形造り]

宙ノ腹 、波打つ 、ウネリ流動 、 螺旋旋回

[竹林の緑は奥へ奥へと広がり垂直に暗まり]
 ....
わたしの中に 
ひとりの画家が住み着いて
わたしの心をアトリエにした
家賃も払わず居座ったその画家は
来る日も来る日もデッサンを重ねてばかり
わたしの胸中は
未完の作品であふれた
 
 ....
謀反をはたらいた廉で
切腹を命じられたことがある
と聞いたので
話の穂をついで
それはさぞかし痛かったでしょう
どんな様子でしたか
と訊ねると
氷のように冷たい刃が腸をかすめて
あまり ....
こひもともひこさんのおすすめリスト(3437)
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おまえらに告ぐ- 花形新次自由詩3+*16-12-25
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収穫- 秋也自由詩5*16-12-10
最近は- ひだかた ...自由詩14*16-12-9
- 為平 澪自由詩10*16-12-9
輪郭に関する考察- 小川麻由 ...自由詩2*16-12-7
みどり- 水菜自由詩5*16-12-7
せん- はるな自由詩1716-12-4
たずねびと- 葉月 祐自由詩6*16-12-4
花占いの乙女- まいこプ ...自由詩516-12-4
ゆくえしらず_- るるりら自由詩15*16-11-28
惑乱(-0)- 由比良 ...自由詩216-11-26
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後悔を迎えに航海- komasen333自由詩1*16-11-4
再会- Lucy自由詩9*16-11-4
森の教会にて- ヒヤシン ...自由詩6*16-11-4
ブローニングM1910- ホロウ・ ...自由詩4*16-11-3
みあたらない- あおば自由詩15*16-11-3
セロテープの跡- 灰泥軽茶自由詩616-11-3
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揺籃の響(改訂)- ひだかた ...自由詩216-9-3
印象派- やまうち ...自由詩316-9-3
因縁- 春日線香自由詩316-9-3

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