週末の仕事を終えて
駆けつけた、朗読会の夜。  

再会の朋と麦酒の入ったグラスを重ね
泡まじりの一口目に「ふうぅ…」と、一息。  

不惑の四〇歳とやらになって間もない朋は  
司会者 ....
電動歯ブラシ一本朝の洗面台
ぶるぶる
おやおや寒いのかな
白い粉
雪のように真っ白で
雪国の少女が掴んだ歯ブラシ
ぶるぶる
ぷるぷる
ぶるぶる
ぷるぷる
今震えているのは
 ....
凡に生き抜きたくはない 滑稽な道にはバナナの皮が咲き乱れる
シリアスな持ち主故 そんな気分には成れない 慣れる気質もない
半分ジョーダンの段差は知っている 

つまずくんだ 小癪なその段差に
 ....
自動筆記で遺書したためている つまらなさを嘆き
つまらなさに沈み
つまらなさを助長し
つくべき嘘をつかずに
つかなくてもいい嘘をつき
強がることに慣れ
つながることを恐れ
ついたて越しのよそよそしさ ....
意識を持ったまま宇宙に出る

好きな惑星がある 行きたい惑星がある
心に浮かんでくる生命体 歓迎してくれている

完全に愛溢れる惑星
母のお腹にいた頃を思い出す

透き通ったような建築 ....
小学5年の娘から
毎度毎度の
近況報告


あのね
ママが風邪ひいて寝込んでる
パパが心配するから
口止めされてたけど
メールは口じゃないから いいよね
だから
おみまいの メー ....
誰も知らない
本当の私は
私の中にしか
いなくて

そんな私を
私が愛してやれなくて
どう救うのだ

ひっぱり出して
向き合うことに
痛みを伴えども
よろしかったら めしあがってください

食堂で 派遣社員のおばちゃんが
らっきょうを振る舞ってくれた

とてもおいしい

そういえば
近頃
食べ物でおいしいと意識したことがなかったな ....
       生まれたね
       やさしい手で研がれ
       水をたっぷり
       ふっくらつやつやと
       今日は卵にしようか
       それとも納豆 ....
あともう少しと思うところで
火を止めるのよ
もう薪はくべなくていい
蓋をあけてはだめ
後は鍋ごとさめるのを
待つの
ゆっくりさめながら
ジャムはだんだんジャムになるから
リスの母さんは ....
叫ぶことには理由はつけられない、それが真理に近ければ近い分だけ構造は複雑化していく、考えちゃいけない、頭で何とかしようなんて思っちゃいけない、そんな思案をしている間に果てしない遠くまで離れ .... 山道は
うつらうつらと 川のように曲がりくねり
日差しが 折り紙の 折り目のよう
知識の折りたたまれた場所に
潤うしい硯の前に 座ろう



花は、テーブルにひとつあれば いい ....
誰もケガしなくて
よかったね

冗談じゃない!
愛車を路肩でこすったじゃないか


こんなにボーナス出て
よかったね

冗談じゃない!
あれだけがんばったのに これっぽっちか
 ....
 


にわか雨の気配に慌てて
息を切らして
額に汗を滲ませて

は、と息を吐くベランダで
からりと笑う太陽に
力が抜ける

平凡すぎる何かを守ること

小さな願いと
安堵 ....
 3 足のある眼鏡

わたしの仲間は誰でも言うのだが
決して信じてはいなかった
「眼鏡には足がある」など

だが 今朝 眼鏡が消えた
確かに洗面台の横に置いたのに
顔を洗っている間にど ....
誕生日いがいは
お祝いの日じゃない
なんでもない日が
ずっと
毎日続いているけど
グッと耐えて生きていく

    🌼

私は今
自分という人間を
ふるいにかけて ....
ぎりぎりの範囲でありがとうと言
う。
裏返え
って

 目
  で
   飛び退く
       から
驚いてい
るよ


けど
実は
一人だ
 同人誌と関わるようになって、もうずいぶんになります。最初は、ノートに手書きでした。味があるといえばありますが量産できないのが致命的です。その後、ガリ版や青コピーにも手を出しましたが、思うような本が作 .... 各国の女王様の足を舐め世界平和を維持してる犬 愛を込めて野菜を育てる
すくすく育ち嬉しさが込み上げる

育ててみたい野菜がいっぱいある

水をあげながら
話しかける
色んな言葉が帰ってくる

感謝しながら頂く よく噛んで味わう
 ....
わたしはあなたを咀嚼する
わたしのためのあなたのために

わたしはあなたを消化する
わたしのためのあなたのために

あなたの中身、知っているか
どろどろに溶けあったそれから
ひ ....
次に接近するのは60才後半かな?
その次は90才近く?



そんなんで大丈夫?
って、
年季が入っているから
大丈夫なの。



衝突して
どちらかが消滅するま ....
運命の赤い糸は1本だけだろうか?
僕はこう考える
小指からは透明な糸がたくさん出ている
世界中全ての人と繋がっているんだと・・・。

たくさんの人と出会い
糸の色が決まっていくのだ ....
   透明な空に
   透明な鳥が
   飛んでいる

   草を蹴って
   跳ねる子供が
   捕まえようと
   手を伸ばす

   晴れた空は入口
   空想の世界への入口 ....
 久しぶりだよね
 日曜日お父さんと二人でいるの
 何よその目
 なんか警戒してるっぽい
 あ、いっしょにお風呂入ろっか
 なぁんてうっそ冗談
 慌てちゃってかわいいんだから
 え、親を ....
「今」という車窓から 地球を覗き込むと、中心は相変わらず たぎっている
「まいど」という だれかの声は きっと 
腕時計型端末を耳に当てて 
 最新の黄昏方をしている 


黄砂も ....
優しい言葉を書き殴る
恨みの滲むペン先で
心を繕う紙切れで
爛れた肌は隠せない

冷たい文字を書き流す
泉に溜まった涙から
紙を流れる心の小河
運ぶ落ち葉に ....
しなしななのに なんという瑞々しさよ 冬のほうれん草 おひたしの濃緑よ 言い訳にならぬコトバに頷いてデコボコの月丸くしていく
こひもともひこさんのおすすめリスト(3437)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
麦酒の味__- 服部 剛自由詩713-12-1
午前六時に目覚まし鳴って- 乱太郎自由詩1413-12-1
小癪な段差- 朝焼彩茜 ...自由詩15*13-12-1
自動筆記で遺書したためている- 北大路京 ...自由詩813-12-1
つまり、月夜に追憶27- komasen333自由詩5*13-12-1
惑星- 夏川ゆう自由詩213-11-30
笑い泣き- ichirou自由詩9*13-11-30
決意- 森川美咲自由詩6*13-11-28
らっきょう- ichirou自由詩5*13-11-28
生まれたての朝- 石田とわ自由詩15*13-11-28
さめるまで- Lucy自由詩24*13-11-26
高速回転は余計なものを弾き飛ばしていく- ホロウ・ ...自由詩3*13-11-25
消えるには少し速い- るるりら自由詩20*13-11-24
幸せと不幸の境界値- ichirou自由詩5*13-11-24
いとなみ- 祥希いつ ...自由詩8*13-11-24
年を取るとはこういうことか2- イナエ自由詩17*13-11-24
【_なんでもない日_】- 泡沫恋歌自由詩18*13-11-24
- 佐藤伊織自由詩213-11-24
コピー本が作りたくなったら- 殿上 童おすすめリ ...8*13-11-24
各国の女王様の足を舐め世界平和を維持してる犬- 北大路京 ...短歌413-11-23
家庭菜園- 夏川ゆう自由詩413-11-23
うつくしいあなた- 青井とり自由詩3*13-11-23
彗星- 鵜飼千代 ...自由詩17*13-11-23
糸の色- 龍九音自由詩3*13-11-21
霊感の鳥- まーつん自由詩9*13-11-21
レインボーお父さん- 平瀬たか ...自由詩513-11-20
世界の半分に捧げる歌- るるりら自由詩19*13-11-20
鏡の前の詩人- まーつん自由詩6*13-11-20
しなしな(自由律)- そらの珊 ...短歌9*13-11-20
言い訳にならぬコトバに頷いてデコボコの月丸くしていく- 北大路京 ...短歌813-11-19

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